誰が僕を、私を、あの人を
護ってくれるのだろうか
世界の片隅で大切な人を失い、大切なものを失い、たった一人で生きていた
彼らが共鳴したのは必然だったのかもしれない
舞台は東北
2011年、東日本大震災で多くを失った人々がいた
この話はフィクションかもしれない
でも、この話が真実ではないと言い切れるのだろうか
こんなに目を背けたくなるような、人の中に闇を育てる栄養となってしまうようなことが
世の中にはある
みんな必死で、みんな苦しくて、みんなもがいてる
助けたいけど助けられない
助けてほしいけど助けてもらえない
わかっているけど割り切れない
これは真実かもしれない物語

