アメリカでは今週末公開のランナウェイズの伝記映画が心配。

ランナウェイズと言えば70年代に人気を得たガールズバンドの最高峰(ガールスクールの方が上とは認めない!)その後も後世のバンドにも影響を与えた、決してアブリル・ラヴィーンの様な可愛い子猫ちゃんではなく…ファッキン・アティチュードを持ったバンド!!

ボーカルのシェリは下着姿で苦悩の叫びを上げ、ギターのジョーン・ジェットはパンクの女神とも名高いパワー・コードが世界一似合うロックねーちゃん、そしてジョーンと双璧を成すジョーンがパンクならウチはハードロック!の80年代にソロでも活躍したリタ・フォード(ニッキー・シックスと付き合ってたけど何だかんだでWASPのブラッキーと結婚)

人気もさる事ながらボーカル・チェンジしても楽曲の質は高く日本でも大人気だったあのランナウェイズの映画。面白そうだけどキャストに心配。

主要キャストはアイ・アム・サムやボディーガードではピアノやスペイン語、水泳をマスターしかのデンゼル・ワシントンから「今まで仕事をした中で本当に優れていたのはジーン・ハックマンとダコタ・ファニングだけ」と言わしめたダコタ・ファニングと、腰抜けヴァンパイアムービー(昼間に学校行くヴァンパイアなんて認めねーぞ)でティーンに人気のクリステン・スチュアートがジョーンを演じる。他にもロブ・ゾンビ版ハロウィンでスクリームクイーンぶりを発揮した、スカウト・コンプトンなんかも…。

不安材料は主要の二人!つまりシェリとジョーン。ダコタ・ファニングは役に入り込むメソッドな演技が凄まじいけど、まだ顔が成長途中でシェリのあの何とも言えない妖艶な感じが背伸びした中学生みたいで何だか違和感。

そして問題はクリステン・スチュアート、ジョーンとそっくりだけど、トワイライトから流れてくるティーンが見てその流れでクソッタレ・ガールズバンド人気が変に再燃しないかが不安!ただでさえ最悪なMTV JAPAN(本家の方が幾分かマシ)が大変な事になりそう。ティーン・チョイスとか最悪な事になるだろう。

まぁでもクリステン・スチュアートが旬なだけあって未公開でDVDスルーにはならないだろうからそこは良し!!

従って今年前半は、バッド・ルーテナント、ハートロッカー、プレシャス、ブルーノ、ディストリクト9、ファン・ボーイズ、ランナウェイズは絶対見ておきたい。

去年はイングロリアスも戦場のワルツも見逃したし、レスラーは詰め甘い感じだったし。

後、駄作の予感だけどロバート・ロドリゲスのプレデターとマイケル・ベイのエルム街の悪夢も気になる木、何にも知らない木ですから。