一話↓
http://ameblo.jp/paimyan/entry-10729087304.html
二話
あの頃は、
毎日がスリルとトラブルでいっぱいだった。
最高のパーティーのステージで、
色つきティッシュペーパーのピンクのドレスを着た
あの日を思い出そう・・・・。
・・・・
・・・・
話を少し戻そうか。
一言ことわっておくけれど、これからの話を別に鼻にかけるつもりはない。
別におれにはあまり嬉しくない話だからだ。
”チンのすけ”、”チンくん”たるおれはかなりモテた。
背がでかくて、相撲では新聞や雑誌に時々載るおれはモテた。
少年相撲で好成績ではあっても、タイトルは何も取っていない。
何故、注目されたか?
・・・・顔が良いからだ。
簡単な話だ。
おれは小さい頃からファッションモデルをやっている。
某デパートでスカウトされたのだ。
それ以前にも近所では随分と、おばさんたちにちやほやされたものだ。
おれはデパートの広告なんかにも載っている。
凄く嫌々やってるんだけれど、毎月一万円貰えるからやってる。
毎月、新品のファミコンのソフトを買って釣りがくるからやってる。
そんだけだ。
おれはスタイリストに着飾れるよりも、服は自分で選びたい方だ。
ジーンズに細いTシャツか、柄物の派手なシャツとか。
間違ってもお子様半ズボンだけはイヤだ!
靴はデッキシューズに限る。
いつか革パンと革ジャンが欲しいな。
モテるわ、相撲は強い、最強じゃないか。
男の子として。
でもおれはタレントだけにはなりたくなかった。
一度、テレビの撮影で子役の”橘一騎”とかいう明らかに芸名な、
オールバックのすかしたクソ野郎と殴り合いの大喧嘩をした事がある。
向こうがおれの顔に唾を吐いてきて、
おれはキレて思い切り横っ面に張り手を打ち込んだら、鼻血を吹かして、
どうやら鼓膜を破ってしまったらしい。
そして、滅茶苦茶に殴り合ったが、重症を負わせたおれが結果、悪者にされた。
それ以来テレビの仕事は無い。
おれは女の子を一度だけ好きになった事がある。
漢字は分からないけれど、”いいだりえ”ちゃんという同い年の子だ。
小学校の入学式にセーラー服を着てきた子。
ちょっと浅黒くて、目がぱっちりしていて、何だかゾクッとくる可愛さだった。
何回か遊んだ事があるけれど、分からない内にどっか引っ越しちゃった。
それ以来、女子には何の興味も無い。
伯父さんが読んでる少年サンデーにたまに出てくる絵のオッパイも、
雑木林に捨ててあるエロ本も、
友達に合わせて見入るフリをしてるけど、実は興味が無いんだ。
クラスに立派なオッパイをしてるのに、
ブラをしてない子がいて、
学年中の男子の注目の的なんだけれど、
おれには、お母さんみたいで、ただ気持ち悪い。
ただのデブにしかどうしても見えない。
何であんなのが良いんだろう?
じっとり、べちょっとした気持ち悪さが、
堪らなくイヤだ。
おれは精通もしているし、もう自分でも出せる。
でも、頭の中は女の裸じゃないって事だ。
映像には殆ど興奮しない。
リバーフェニックスと六年二組の西本くんだ。
おれはホモなのかもしれない。
・・・・
でも、ちょっと違うみたいなんだ。
彼らのちんぽこにはまったく興味は無いから。
自分のとか、水泳の授業とか、林間学校の風呂とかで見た、
色んなちんぽこ何かには興味は無い。
西本くんのちんぽこを水泳の授業の着替えで見たけれど別に興奮はしない。
アレなんだ。
何というか、美しい彼らの周りに流れてる
”そよぐ風”というか、
卸したてのポロシャツみたいな、いい匂いというか、
おれには無いカッコよさっていうのか、
もう、純粋な魅力を感じると、
マラソン大会のスタート前みたいに押し潰されそうになる。
男子はエロ本。女子はファッション誌かエロ漫画。
そんなもんに興味津々だ。
おれにはもう、相撲が無くなった。
擬似的な繁殖行為にも別段興味は無い。
だから、どいつもこいつも、どうでもいい。
最近はゲームと好きな服に夢中だ。
撮影で着たり、ファッション雑誌に載ってる服はあんまり興味が無い。
古い映画の服が好きだ。
あの、
ジェームスディーンの服のカッコよさはなんだろう。
反則だ。
おれもあんな風に自分に最高に似合う服をたくさん見つけたい!
80年代の服は嫌いだけれど、”スタンドバイミー”の服はかっこいいと思う。
ファイナルファンタジーの絵の服は何てかっこいいんだろう!
おれはリサイクルショップを巡りに巡り、色んな画集や写真集、中古CDを買い漁った。
部屋に帰ってからそれらを広げて、いろいろ空想する事は最高に楽しかった。