「あたらしい自分を生きるために」

引き続き、アサーティブ（自己表現）の本を読んでいます。

今日ご紹介する本「あたらしい自分を生きるために」

こちらも、森田汐生さんが書かれた本です。

今現在、自分の職場で直面していることがアサーティブの本にはそのまま載っていて、「おおっ！そう言えばよかったのか！」ということが目白押しです。

上司とのコミュニケーションで共感されることがほとんどなく、批判されていると思うことが多く、自分の内面を見つめて、キネシやいろんなヒーリングを使っていましたが、徐々に怒りが積み重なっていたので、どうもおかしいと思っていたんですね。

原因は前回のブログに書いたように、言いたいことを我慢していたことですが、それとは別に、批判にはいろんな種類があることがわかりました。そして、きっぱりと否定せねばならないのに、私はそれをしていませんでした。

以下に記載しますね。

P72　批判にも種類があることについて

①正当な批判・・・あたっている批判のこと。「部屋が散らかっているね」と言われた時、自分でも散らかっていると思えばそれは「あたっている批判」。正当な批判に対しては「確かにそのとおりね」と素直に認めることが肝心。

②不当な批判・・・あたっていない批判のこと。代表的なものに「レッテル貼り」があります。「あなたってだらしがないね」「あなたは冷たい人間だ」など、、人格にレッテルを貼るかのように、「あなたはいつも～だね」という言い方の批判です。私たちは不当な批判を受けると傷つきます。ときに、「もしかすると、自分はそうなのだろうか？」とその批判に自分が取り込まれてしまいそうになることさえあります。

ですので、不当な批判だと思ったら、きっぱりと否定しましょう。自分の尊厳を保つために。

「いいえ、私はだらしがない人間ではありません」「いいえ、私は冷たい人間ではありません」

その場合、攻撃的に言い返すことにならないよう、注意してください。

③心の急所・・・人には誰しも、過去に傷ついた体験があったり、他の人には踏み込んでほしくない領域があります。

自分の中の、そんなデリケートな部分は、他の人にとっては何でもなくても、ちょっとでも批判されようものあら、ひどく傷ついてしまう心の急所のようなものです。出生や容姿などは、一般には自分では変えることがｄきないものです。そのことを他人から指摘されて、自分でもびっくりするくらいに傷ついてしまうなら、そこは、あなたの心の急所だと思ってよいでしょう。

心の急所だと思ったら「ごめんね。その言葉には傷つくから言われたくないの」と、相手に伝えるようにしましょう。

【批判されるいわれのない領域】
・出生（貧富、性別、出身地、親の職業など）

・人格（気質や性格など）

・容姿（背が高い低い、身体に障害をもっている、容貌など）

・思想信条（信仰の有無や文化などを含めて）

以上、本からの抜粋でしたが、批判されるいわれのない領域に背が高い低いなどの容姿、というのが入っています。

前にブログで、私と同じ背の高さの女子に、背の低い男性上司が「背が高いなー」と言ったところ、その女子が「傷つくじゃないですか」と言い返していた話しを載せましたが、この本によると正解なんですね。

批判されるいわれのない領域に踏み込まれたと彼女は感じ、傷ついたから、「傷つくじゃないですか」と言い返したということなんですね。

同じ背の高さでも、私は背の高さに関して、コンプレックスやなんの思い込みもないから傷つかないのですが、例えば何かミスしたりした時に、「これだから女は使えない」というようなことを口の悪い男性上司から遠回しに言われたことがあるのですが、自分の存在を否定された感じや、消えていなくなってしまいたい感じを受けたことがあります。

この本を読むまでは、そのような一言を言われたとしても、相手に言い返すのではなく、ミスしたのは自分だし、仕方ないと後でキネシやヒーリングで調整をしてやりすごしていたと思いますが、そうではなくて批判されるいわれのない領域（性別）にまで踏み込まれているので、「ミスをしたことは認めますが、女だからという言い方は傷つくのでやめてもらえませんか？」と私は主張すべきだったと思いました。

人に我慢しないで伝えることを今までやってこなかった私にとって、今とてもしんどい時期となっています(;^ω^)

でも、人に我慢しないで伝えることができたなら、本当に人生が変わると思えます。この本の題名どおり「あたらしい自分を生きる」ことになるだろうと感じています。

ああ。もっと早くに出会いたかった。この本に（笑）

でも、きっと今がベストなタイミングなんでしょうね。

そして、この記事を読んで、私はできている！という人もいれば、私はできていない。という人もいることと思います。

できていない方、アサーティブの本、おすすめです