日蓮宗三島青年会「青少年修養道場」! | 「仏道は遙かなり(>_<)」~在家子育て尼僧の徒然☆

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こんなヤツでも仏の道を志して良いんです。
ま、自分なりに真っ直ぐに行きましょう。ちなみに日蓮宗です☆

7月21日~22日、日蓮宗大阪三島青年会による青少年修養道場があり、お手伝いに上がらせて頂きました。キラキラ

一泊二日でご修行&遊びがふんだんに取り入れられた夏休みの子ども道場です。ニコニコ

 

今回で開催36回を数える、歴史ある修養道場。高槻市一乗寺さまにて早速の修行開始。

たくさんの子どもたちで本堂は大賑わい。アップ

 

▲青年会教師による所作・読経のご指導。最初はちょっとグニャグニャしてる子も。

 

▲太鼓の練習。一緒にお題目を唱えながら、皆真剣。法具を勝手に触って怒られたりもしつつ(笑)

 

▲昼食のお弁当。ちょっとリラックスできるかな?と思いきや・・

 

3時間ほどもみっちり仏道所作練習があり、やっとご飯だー!と思ったと思いますが、食事も立派なご修行です。キラキラ

配膳の並べ方、お箸の正しい使い方を学び、食法(じきほう)を唱え、正座に私語厳禁で最後まで頂きました。

 

先生の食育の教えの中に「食べるものの恵みに感謝」がありました。

小さな子もいて、どうしても一人前食べきれませんが、子どもたちも食べ物への感謝を意識出来たのか、ほかの子に食べてもらえるものは食べてもらったりしながら、ほとんど残飯は出ませんでした。

お残しも命の恵み、次の栄養として土に返そう!ということで、ちゃんと別に分けてキレイに片付けできました。星

 

食法(じきほう)とは、食べるものは天と地の恩恵であり、それによって自身が健康であり、こうして自身の働きを保つことができることを忘れずに感謝するためのお祈りです。

 

「天の三光に身を温め、地の五穀に精神(たましい)を養う。

皆これ本仏の慈悲なり。

たとえ一滴の水、一粒(いちりゅう)の米も功徳(くどく)と辛苦(しんく)によらざることなし。

我等これによって心身の健康をまっとうし、

仏祖の教えを守って四恩(しおん)に報謝(ほうしゃ)し、

奉仕の浄行(じょうぎょう)を達せしめたまえ。

南無妙法蓮華経」

 

食べ物を作る人、それをお店に運ぶ人、調理する人。

調味料ひとつだって、ガスの火だって、電気だってお皿だって箸だって、誰かが作ったり整備してくれていること。

一粒のお米でさえ、見えないたくさんの人の努力の結晶であります。働いてそれらを買えるということまでもね。

そして天地の恵みによってこそ、それらは完成するのです。

考えたことがありますか? 私たちの生活は、一人の力では決して成り立たないのです。

その恩返しを、私たちも、私たちのできることをしながら返していっているのです。輪のように、知らないところで。アップ

 

そう思ったら、お米一粒も水の一滴もとても愛しく、感謝したくなりますよね。ニコニコ

 

▲その後、レクリエーションのクイズタイム! 今日教わった仏さまにまつわるクイズで大盛り上がり。

 

それにしても、子どもたちの元気パワーはスゴイ!

全然知らない子同士でも、いつの間にか何となく皆仲良くなって、助け合ってたりします。

素直な子どもたち。怒られたりもしつつ。(笑)

 

一日のご修行を終え、いよいよ宿泊場所の「アクトパル宇治」さんへ。アップ

 

▲施設で荷ほどき後、夕食を作りにキャンプ場へ。

 

▲今晩のメニューはカレーです。野菜を洗う、皮をむく、切る、お米を研ぐ。全部子どもたち。

 

子どもたちの自主性にある程度任せて、大人は殆ど見守り役。

いびつな形も、頑張った証。

何でも最初から上手にできる子なんていない、一つ一つ経験から学んでいくんだね。

 

▲火のそばは男の子に大人気。危ないけど、楽しいんだよなーコレが。(笑)

 

▲ご飯もカレーも美味しく完成! 皆で作ったんだもの、美味しくないわけがないよね。頂きます!

 

カレーはお代わりするほど美味しかったです。

火加減が心配だったけど、ご飯が焦げたり逆に「めっこ飯」になったりするとヒサンだからね。。

やり直しのきかない、ある意味結構大きなチャレンジだと思います。(笑)

 

夕飯は修行としてではなく、楽しくおしゃべりもしながらワイワイ頂きました。

 

私個人の感想ですが、黙って食べるって本当に苦痛なんですよね・・あせる

小さい頃、父に躾けられた、正座、黙って、残さず。それが普通だったけど、今にして思えば辛かったな。

年がいって友達とご飯を食べたり、「これ美味しいね!」とか他愛もないことを話しながら頂く食事は食材までも美味しくなるように思う。

何を食べるか、だれと食べるか・・そしてその間のコミュニケーション。とても大事なことだと思っております。

一人なら、お腹を満たすだけの食事なら、多分毎日卵かけご飯とかで良いもんなあ・・なんて思ってしまう。

味気ないじゃん。つまんないじゃん。(笑)

まあ、これは修行なのでこういうものですが。度牒のときも、僧道林も信行道場も同じことを思いながら食べてたっけ。

信行道場に限っては、そんなことを思う余裕はほとんど無かったけどね。

黙って目の前の食事を頂くからこそ、いろんなことに思いを致せる、そういう時間なのであります。

 

カレー、本当に美味しかったです。ご馳走様でした!ラブラブ!キラキラ

 

夜はお風呂&歯磨きをして和室で怪談、レクなどお喋りタイムで一日の終了。

皆疲れたのか、イイ子に眠ってくれました。っていうか私が一番気持ち良く寝てたような気も・・星あせる

 

▲翌朝の朝勤。昨日教わった通りにビシッと整った姿勢で堂々とお経を読み上げます。

 

▲朝の食事もご修行です。配膳や、お茶を注ぎあったりと、思いやりの心も生まれていたね。

 

▲修行はおしまいです! 図工室で木工細工。室長さんのご指導のもと、木の実を使った写真立てと竹とんぼを製作。

 

▲最後は体育館で卓球、ドッジボール、バドミントンなどでたっぷり遊び、バスに乗って帰路に。

 

アクトパル宇治さん、イイですね。いろんな体験学習が出来ました。ラブラブ

子どもも大人もしっかり学び、遊んだよ。

子どもたちとの間に、私もたくさん教えて頂きました。

 

貴重な機会を賜りました三島宗務所、三島青年会の皆々様、並びにご一緒してくださった寺庭婦人・スタッフ様、そして子どもたちと保護者さまに、心より感謝申し上げます。

 

日蓮宗では、全国各地で様々なカリキュラムを組み込んだ青少年のための寺子屋修養道場を開催しております。

お泊りのものもあれば、日帰りで出来る道場もございますので、ぜひ日蓮宗のポータルサイトでチェックしてみてくださいね。

詳しくは下記をチェック!↓

 

日蓮宗ポータルサイト:夏休み 子ども修養道場 お寺で自分みがき!修行体験 今年の夏はお寺で一味違う体験を!

 

次は私の「寺子屋道場」が開催の予定です。

今からワクワクしております! またご報告させていただきますね^^キラキラ