数年ぶりに行くマウイ。
早朝便だったので、家を出た時には満月のMorning Moonがパイナップル畑の空にいた。
ほんとにきれいな月で空港に着く迄、ずーっと見ながら行った。
天気も良く、機内からはポックリあいてるダイアモンドヘッドが見えた。
ほんの数十分のフライトでマウイに到着。
マウイに来たのはお葬式に参列する為。
主人のサーフチームの男の子のお母さんが41歳で亡くなった。男の子は11歳。
カリフォルニアでのコンテスト中に亡くなったのだが、彼は勝ち進んでいたのでお父さんの意向もあり、ファイナルが終わる迄亡くなったのは告げなかった。
彼は優勝した。
きっとお母さんが彼にパワーを送ったんだろう。
表彰式の後にお母さんが亡くなったことを告げたのだが、マウイには帰らずこの後にあるもうひとつのコンテストに出たいと言う。11歳にしてプロ根性あり!!
母親の葬儀は7月3日に決り、彼は前日の2日にマウイに戻った。
ハワイのお葬式は明るくていい。もちろん明るいだけでなくて涙も出るけど、日本のように笑ってたら睨まれる事もないし、悲しい顔をしなくてもいいのが救われる。
なんたって私の隣の人なんてビーサンで来てる。
うっ、これはうちのおっさんではないか!!(笑)
(がんばって長パンは履きました)
葬儀中は泣いていた彼も、終わってランチ時になると笑顔になり、みんなにハグをしてもらっていた。そんな姿を見てるとけなげでこっちが泣いてしまう。本当に良い子で家にもよく泊まりに来る彼。ハワイのよいところは、大人も子供も心から本気でサポートしてくれる事。アンクルやアンティがたくさんいて子供達もそんな彼への接し方も知ってるのだ。もちろんアンティ・pahoeも思いっきり彼をサポートしたいと思ってる。
ランチの後に、私達を「グリグリアイス」食べに連れていきたいという彼。なんかマウイの有名なアイスクリーム屋らしい。ランチでデザートもたんまり食べてしまった私達だったので、次回に連れていってもらう約束をした。彼のお父さんが曰く「彼はあなた達を帰したくないんですよ」って。
私達がチャーチを出た時、ゲートのところで思いっきり手を振る彼がいた。そんな姿を見てまた涙が出てしまったアンティ・pahoeだった。
帰りのフライトまで時間があったので、クラの町まで行ってみた。ラベンダー畑やストロベリーが有名なクラの町。
ここからの眺めが最高だった。
広ーーーーい畑に山羊達。
なんか久しぶりに嗅ぐ山羊の匂い。
ゴートチーズの匂いだな(当たり前か)。
主人としばらくボーーーーーっとこの景色を見てた。
クラで買ってきたtuberose。
メインランドには持って行けないけど、ハワイ州内ならお持ち帰りOK。大好きな香りが家中に広がってる~~~。
11歳の彼は葬儀の次の日に日本へ出発。
日本でのコンテスト参加などで3週間滞在予定。
葬儀のランチ時に、私がする日本の食べ物の話しやスーパーに並んでるお弁当の写真を見て大興奮!もうなにが楽しみって日本の食べ物が楽しみでしかたがないのだ。ハワイの人って日本が大好き☆セブンイレブンのお弁当の話しだけで数十分は盛り上がれる人達なのだ。
彼には初めての日本を思いっきり楽しんできて欲しい。
彼が出発した日はアメリカの独立記念日。
なんか、11歳の彼が一人の人間として男として独立した日のような気がした。
彼が笑顔で日本行きの飛行機に座ってる写真を見た時にそう思ったアンティなのでした。
が、まだまだ11歳。
子供なんだよねー。
お母さんから貰った素晴らしい『サーフィンの才能』というギフトを大事にがんばって欲しい。
がんばれジャクソン!