ブログネタ:サンタの正体に気付いた時の気持ち
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「サンタはおかんだったのか!・・・来年から、もうお金使わなくてイイよ。」
娘がまだ小学2年のXmasでした。
あの頃の私達は母子二人の生活に余裕もなく、朝から夜遅くまで仕事で一緒に過ごせる団らんは少なかった。
随分我慢ばかりさせてしまったものです。
仕事場にバスに乗り私に会いにやってきた娘と仕事後、家に戻る途中…
車のトランクからおしゃべりの声。
娘はなんだなんだと不思議そうにのぞく。
私はごまかそうと必死。
実は、おしゃべりする大きなクマのぬいぐるみをプレゼントに買って車のトランクに入れといたんです。
ところがね、そのクマさんの中に、電池を入れておいたのが失敗の元なのでした。
車の振動で、クマが勝手におしゃべりしだしたんです。
まさかまさか、車の振動でしゃべりだすとは思ってもいなかった私はそりゃー慌てました。
これぞホントの「あわてん坊のサンタクロース」です。
娘が寝た後、車に戻りおしゃべりクマさんを迎えに行き、枕元に置きました。
朝、目が覚めた娘は、サンタの正体を見破りました。
「もう来年からクリスマスプレゼントは要らない」
と言われた私は、忘れられない日となりました。
娘には、心からゴメンねとアリガトウを言いたい私です。
そんな娘ももう24歳です。
今日、昼間に娘から電話がありました。
「Xmas用に、水抜きヨーグルトでクラッカートッピング作りたいんだけどどのヨーグルトがいい?」
私は娘の声を聴きながら、ふと昔のXmasを思い出しました。
サンタさん、もしも私にプレゼントを用意してもらえるなら、一つお願いがあります。
青森に住む娘に、黒パグこはると一緒に新幹線に乗って会いに行きたいデス。
そうそう・・・
あの頃、娘は同級生達に、「サンタは親なんだよ」と、まるでちびまる子ちゃんに出てくる野口さんのようにイヒイヒ笑いながらバラしていたそうです。
バラされた子供たちの親に「ちょっと~、ウチの子に泣かれたわよ~」と苦笑されました。
愛娘は、たくましい女です。