ソロ√はね…終盤にすごく好きな展開があって大好きなんですよね…………

あみだくじやけど最後にしたほうがいいソロ最後らへんになったのはいい気がしますね…

では、スタート↓

ソロ・モーン(cv:立花慎之介)

年齢不詳・全属性
過去の世界で出会う古代種の青年。
人当たりが良く、柔らかい物腰だが、時折ひどく無気力な言動をする。

感想

ソロ・モーンこと、ソロ。彼のペアはエストです。

各ペアのテーマをずっと言ってきましたがソロ・エストペアに対してはマジでわからん…

ペアといいつつエストもソロも個別の色がしっかり出てるのでね…個性が強いんだここ二人は

そんなソロ・エストの共通。そしてソロ√。

出会いそしてペアを組んで早々、ソロはエストの本質を見抜き、エストが暴かれたくないこと、エストの【全属性】の魔力を解放してしまう。

そのせいだったり、ソロの意味がわからない言動の数々にエストはソロを敵視するようになりここのペアはルルが仲裁役をすることが多くて「ルル、頑張れ!」とめちゃくちゃなりますね。

ソロはやるとわかるけどある意味無気力キャラって感じなんですけどその本質は【頑張ることに疲れてしまった】にあるんですよね。

ソロ・エスト√ではエドガーによくにたラットと、アミィによく似たミラが深く関わってくることになりソロ√ではミラと仲良くなることがハッピーエンドを迎えるために必要不可欠となります。

ミラと絆を築き上げたルルに心底驚くソロ。ルルがもたらす変化はソロの中にも変化を生んでいった。

そして戦争が近づくある日、ルルは無意識に考えないようにしていたこと。ソロとの別れに気づかされ淡々とそのことを語ったソロの背中を追う。

「――ソロは、私たちと…私と、会えなくなることを少しも寂しいとは思ってくれないの?」

「……」

「答えて…お願いだから…ちゃんと、答えて」

「…そうだね、きっと寂しくなる。君と話すのは楽しかったから」

「だけど、それは仕方のないことだと知っているから。…悲しいとは思わないよ」

「…ルル。僕は君よりもずっとずっと長く生きている。その分、たくさんの出会いと別れを繰り返してきたんだ」

「そして…たくさんの終わりを見送ってきた。何度も、……何度も」

「もしかしたら、ずっと昔には…僕もひとつひとつの別れを悲しんでいたのかもしれない」

「だけど、今はもう。そう思えない。分からないんだ。きっとそういうものなんだって知ってしまったせいだと思うんだけど」

「僕は君のように、思いが溢れることはない。…涙を流すことも、ないんだよ」

頑張れない、何もかも全てを諦めている、運命に身を委ね考えることを放棄している。そんなソロ。ルルはソロに頑張ってほしくて、何もかも諦めないでほしくて気持ちを伝えようとする。

そして、他√と同様に魔法を奪おうと考えるソロ。それは、モルガナたち古代種との過去に交わした誓約の元、行われているものだった。

モルガナはコルネウスとの出会いによって、人間に魔法を分け与えようと考えていた。しかし大きすぎる問題のため、古代種たちの間でも意見が割れ、まずは魔法を分け与え将来的に奪うべきだと考える時はモルガナと同等の力を与えられたソロが見届け人として魔法を奪う――そういう誓約だった。

そういった責務があり、多くの出会いと別れを経験していたソロ。そしてそれは自身の幸せよりもこの誓約を優先していたことに他ならなかった。

しかし、ルルはソロに諦めてほしくはなく話をするためにソロを探す。そしてペルーもまたそんなルルの様子にあることを決意する。

ルルはソロを追いかけ、ソロの友達だという大樹との別れを経験し見送る。

そしてルルがミラの心を解いたことやミラの成長、様々なことが起因しソロは魔法を奪うことをやめ、そしてルルたちを還すために時間魔法を使うことを決意する。しかしそれはソロ自身の命の時間を削る行為だった。それを知ったルルは驚き、ソロに詰め寄る。とはいえ、時間魔法を使わないわけにもいかず、けれどソロが死ぬのは嫌だと相反した気持ち、ソロへの真っすぐとした気持ち。そしてソロもまたルルに対する気持ちが結晶、【ミルトニアの結晶】と呼ばれる強い想いから生まれるものを生み出した。

「ミルトニアの結晶が、僕たちの間から、生まれた…?…無の状態からは何も生まれることはない……」

「だとしたら、僕の中には【何か】があるのかな…?」

「ソロはやっぱり空っぽなんかじゃない!ちゃんと心があって、私の想いに応えたいって想ってくれてる!」

「…そうでしょう、ソロ?応えられる可能性があるからこの結晶が生まれたんでしょう…⁉」

「…そう、かもしれないね」

「僕の中では確かに…変化が起き始めているのかもしれない」

「ソロ…!」

「…ルル。君と一緒にいたら、これから先も僕には変化が訪れるのかもしれない」

「その結晶が生まれてくるように、空っぽの僕が少しずつ満たされていくのかもしれない。だけど…」

「だけど、もし君に想いが返せるとしても、…僕たちはもう、会えないよ」

「……っ!」

「だとするなら、このまま何も言わずに別れたほうがいい。…ごめんね、君の悲しむ顔は見たくないけど」

「できることなら、君に満たされてみたかったけど――…君を望む世界に還してあげたいから」

そして、時間魔法の時。ルルはそれでも諦めずその場にはソロ、モルガナだけでなくミラも同席していた。

「だけど、だからって今がソロとのお別れの時だとは思わない」

「え…」

「私は諦めない。未来に還っても、ずっとソロを待ってる。ソロにまた会えるって信じてる」

***

「そんなこと、させない…!【さよなら】なんて絶対に言わない!ソロが信じないなら、私が信じる!きっと、また会えるって!」

「この先の未来でも――ソロに遭って、二人で生きていけるって!」

「それは…できないよ」

「できるわ!絶対!」

「ソロ!」

時間魔法の際、手を延ばすルル。諦めているのか、伸ばそうとしないソロ。

「お願い、ソロ。怖がらないで。誰かと向き合うことを、求めることを恐れないで!」

「…無理だよ、僕にはできない」

「無理じゃない!ソロには私の想いを受け止める腕がある。私にはソロの想いを掴む腕がある!」

「二人で伸ばせば、その手は届くの!想いがひとつになるの!怖がる必要なんて、本当はどこにもないの…!」

「…でも、でも僕は願っても叶わないことがあることを知ってる。どんなに恋しがってもいつかいなくなる怖さを知ってる」

「あの孤独な樹だって、ペルーだってそうだ。どんなに願っても最後には誰もいなくなる」

「いつかは僕も、彼らのように独りぼっちで――」

「一緒にしないでほしい、と思わなくもない。」

「!ペルー…?」

現れるペルー。

「ドワーフは滅んだ。ペルーはたった一人生き残った。だが、独りぼっちではなかった」

「……!」

「ペルーのそばにはいつだって、ソロ・モーーンがいた。忘れていたとは言わせない」

「…だけ、ど…だけど、僕は…、僕には……」

「大丈夫。…大丈夫だから。私を信じて、ソロ」

「私と一緒に生きていけるって。そう、信じて――」

「ルル…。……っ」

「…やっぱり、僕には…っ」

「独りぼっちになるかどうかは運命が決めることではない」

「!」

「何もしなければ、何も変わらない。どれだけ欲しいと願っても手を伸ばさなければ手に入らない!」

「だけど…だけど、僕は…!」

「独りが怖いのなら手を伸ばせ!寂しいのなら自分で掴め!ソロ・モーン!」

「―――っ」

「ルル…!」

「ソロ…!」

「頑張って、ソロ。未来で待ってるから。絶対絶対、待ってるから」

「…待って、ルル。僕は…っ」

「約束よ、ソロ。どうか、【頑張って】――」

「……っ、ルル‼」

***

このシーンまじでペルーが良すぎて、良すぎて、最高で……

諦めかけていたソロがルル、そしてペルーの言葉でようやく自分の意思で手を伸ばせるようになる。そして【未来で待ってる】

もうね、好きでしかないですね!!!!!!!!!!!!!!!

そして未来へと戻り、ソロを探すルル。そしてルルは【ソロ・モーンの魔法具店】にて仮面に魂を移し替えたペルーと再会。

そして、ソロとソロにとっては何百、何千年ぶりの再会を果たし抱きしめ合う。

「…やっと、会えた…」

「え…?」

「ルル…」

「……ソ、ロ……」

「ソロ‼」

「…ルル‼」

「会いたかった…会いたかった、ルル…」

「会えなかった間、ずっと君のことを考えてた。もし、会えなかったらと思うと怖くてたまらなかった」

「だけど…信じて、【頑張って】生きてきてよかった。君に会えて、本当によかった…」

「ソロ…」

「ルル。僕は君のことが好きだよ。君と一緒に幸せになりたい。君とずっと一緒にいたい――」

「ソロ……っ!」

「…君は?君の気持ちは、変わってしまった?」

「そんなわけない!…ソロと一緒に、生きていきたい。ソロのことが――好き」

「ルル…」

***

「…君がそうしたいなら。僕はもう、君がいっしょにいてくれるなら、なんだってできる気がする」

「ソロ…」

「…【頑張る】って素敵なことだったんだね、ルル。すごく長い時間をかけたけど…僕はそれが知れて、本当に良かったと思う」

 

そしてED、三年後のエピローグで終わりっていうやつですがやっぱりソロ√は終盤のこの展開がよすぎるわ~~~~~~~~~~~

無印からあるソロ・モーンの店の伏線回収も綺麗で大好きですね……色褪せない、名√だなあ。ソロ√は。

それでは今回はこのあたりで!次回でワンドR2ブログは終わりです!ホナ サイナラ(*´ ˘ `*)ノ