あみだくじの結果、二回目にやるのはビラール!PSPの2やった時の私は二番目に好きな√と言ってましたが多分それは今も変わらないだろうなと思ったりしました。では、スタート↓

ビラール・アサド・イスナーン・ファランバルド(cv:高橋広樹)

感想

総じてみんなシリアスですが割と上位でシリアスですね、ビラールとラギのファンタジーコンビも。そしてアルバロ√のテーマが【願い】だとするならばビラール・ラギ√のテーマは【選択】だなと感じました。

そんなビラール・ラギ√。ビラールは過去に来てから魔法が使えなくなっていて、それを隠すためと何か対抗策として剣を帯刀していた。そしてビラール、ラギ、ルルはラティウムの地に密かに住まう水竜、水のドラゴン、ゼスと出会う。ビラールはファランバルドの血を流す自身のことを【呪われた血】といい、ファランバルドの水不足についてなにか知っている様子のゼスにチャンスを乞う。そして水の精霊、クレーネの信頼を得ることができたらファランバルドについて教えてもらうと約束を交わしクレーネと仮契約を交わし魔法を使えるようになる。

ツンツンと懐かないクレーネに困りながらも、共に過ごし戦争が近づくある日【幻惑の沼】がクレーネの大切な地でありクレーネという上級精霊がいなくなったことでよそから来た魔物に好き勝手されていることを知るビラールとルル。そしてビラールはクレーネとの契約を解除する。自身の大切な地のことを誰よりも思ってくれるビラールとルルに心を溶かされたクレーネは、新たな【クレーネ】という名を与えた上級精霊、妹を生み出し再度ビラールと契約し【リアン】という新たな名を貰うクレーネ改めリアン。ビラールは無事リアンの信頼を得ることが出来たのだった。

そしてゼスから真実を聞かされるビラール。過去のファランバルドの王がファランバルドの戦を収めるためにゼスの竜の鱗を奪い、そばにいた魔術師の命を犠牲にしてまで成しそれがゼスの怒りを買いゼスはファランバルドの王族に呪いをほどこした。彼らがいるだけで水から嫌われてしまうという呪い。そしてその呪いを特にはゼスの鱗を返還することと、ビラールの【一番大切なもの】を捧げること。それが解除法となり、大切なものについて強くビラールは悩むこととなる。即ち、【誇り】をとるか【愛】をとるかということ。ファランバルドかルル、その選択をビラールは迫られることに。

そんな中、戦争が迫りゼスの住処にも敵国の兵が近づきルルは応戦する。しかし、魔法の使い過ぎで倒れそうになり襲われそうになったところをビラール、そしてラギに助けられるルル。しかし、気絶してしまい目が覚めればビラールの腕の中にいた。

「…何故おまえは自ら危険の中に飛び込んでしまうのだ。」

「おまえらしいと言えばおまえらしいが、どうしていつも私の忠告通り、おとなしくしていてくれない?今回も私があと1分、いやあと10秒でも遅れていたら――」

「…私は怖かった。白刃の前に身を晒すおまえを見て、かつてないほどの恐怖を感じた。」

「己が刃の前に立つのならば恐怖はない。立ち向かいもしよう」

「だがもしもおまえが傷ついたら。その命が失われたら。2度と笑いかけてくれなくなったら。」

「そう考えると、恐ろしかった。気が狂いそうになった。…こんな弱い気持ちが自分の中にあったことを、初めて知った」

「…私はおまえという存在を得て、果たして強くなったのか?弱くなったのか…?」

「…何故、おとなしく守られていてくれなかったのだ。気づかなければ、こんな風に思い知ることがなければ、別の未来を選べたかもしれないのに」

ここ、スチルもビラールの独白も最高なんだよな~~この辺りからビラールとルルが言いたいのに言うことができないやきもきしたものをずっと続けるのも苦しさが増す……

そして戦争も終わり、ルルはビラールと話をする。とはいえ一番言いたいことを言わせてもらえないままで。

「……。ビラールは、一人で全部決めてしまうの?私の言葉は…必要としていないの…?」

「…これは私が選ぶべきこと。他の誰にも荷を追わせるつもりはない。いつか後悔する日が来たとしても、誰かを責めることのないように」

「……」

「ずっと前、初めて会った時からビラールはそうだったよね。自分の言動に責任を持つ人。決して人のせにしない。強くて…とてもやさしい人」

「でも…」

そんなやさしさならいらなかった。

「私……は……」

「ルル。それ以上言わなくていい」

「……私は、どうしたらいいの?ビラールに何をしてあげられるの?」

「ならば…その言葉に甘えたい。一つだけ頼みを聞いてくれないか」

「なに…?」

「私が何を選び、何を捨ててもおまえだけはどうかそのままでいてほしい。それが――今の私が言える、たったひとつの願いだ」

「……ビラールが変わっても…?」

「ああ」

「私は変わらないままでいなければならないの…?」

「…すまない」

つれえ、つれえ…やっぱつれえわ。

ほんと苦しすぎる。そしてビラール√のミソがアルバロ√の未来に帰るのは割とハッピーな感じやったけどビラールは未来で呪いを解き、選択する必要があるからこそ苦しいまま戻るのが最高につらい………泣くうさぎ

そして未来に戻り、ビラールと話をしたいが避けられてしまい悩むルル。そしてルルにある助言を残すエスト。いつもの元気を取り戻したルルはビラールを探し始めるとラギからファランバルドに戻ることを教えてもらいラギに連れられビラールの元へ。そして二人きりでルルはビラールと話をする。エストの助言を胸に。

「…おまえ、は……。おまえは、自分が何を言っているのかわかっているのか…?」

「わが名は【ビラール・アサド・イスナーン・ファランバルド】――ファランバルド第二王子…その私に、祖国を捨てよというのか‼」

「…………そうよ」

「そんな長い名前、私は持ってない。義務も責任も誇りも、私にはなにもないわ」

「だけど――【そんなものなくたって死なない】」

「ビラールだって同じよ。【そんなもの捨てたって死なない】‼‼」

「ルル‼」

「そして…ファランバルドの人たちも同じ。ビラールがいなくたって…ファランバルドは、死なないわ」

「……っ⁉」

「ファランバルドは呪いから解放される。だって、それを解く術があるんだもの。枯れた地でも力強く生きてきた人々は再び水の恵みを得ることで、っきっともっと強くなれるはずよ」

「そして…それを導くのは、ビラールだけじゃない。お兄さんだって、お父さんだっている」

「私の力は…不要だというのか」

「…ううん。ビラールがいれば助かる人たちはきっといる」

「でも…私は、ラギは、ビラールのことを大切に思う人たちはきっとみんな――何より、ビラールの幸せを、願ってる。そう思うの…」

「…祖国の復興に携わること、民の笑顔を見ることも私の幸福だ」

「なら、どうしてそんな苦しそうな顔をするの?…どうして、私を見ないの?」

「……」

「それはビラールが知っているからだわ。もう一つの幸せが、何かを」

「うぬぼれなんかじゃない。私たちが重ねてきた心は、想いは、別のものを確かに望んでいたもの!」

「だから…私は、望むの。私より大人のビラールが望めないことを」

「やめろ…それ以上は、言うな」

「ファランバルドの王子じゃなく、ただのビラールとして――私を、選んで」

「ルル…!」

「故郷を、捨てて」

「言うな、ルル‼」

「私と二人で創る未来を共に歩むと言って――‼」

その言葉に呼応するようにルルにキスするビラール。

「…私には、今のお前がまるで悪魔のように見える。」

「私が私であるため…これまで培ってきたすべてを無に帰し、破壊し尽くす、悪魔に」

「…すべてが壊れたりなんか、しない。ビラールは…私の大好きなビラールのままだわ」

「背負ってきた重いものの代わりに、新しい幸せを積み重ねていくだけ」

「…おまえと、共に?」

「…うん。きっと――」

さ、最高~~~~~~~~!!!!!!!!!!!!!!!ドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキ

そしてリアンが解放され姿を現しビラールとルルを祝福する。ビラールとルルはドラゴンになったラギの背に乗って過去でゼスがいた場所へと向かう。

そしてファランバルドの王、ビラールの父から送られてきた鱗を返還し、リアンに【誇り】を捨て2度とファランバルドの地を歩まないことを決断し誓う。そして呪いが解除され、ファランバルドの地はみるみるうちに水で満たされていきその光景を涙を流しながら見つめるビラールとルル。そして呪いが解除された効果を感じたビラールはルルに支えられながらまたラギの背に乗りラティウムへ。ラギは【孤高】ドラゴンとして生きることを選び2度と人と会わないことを人知れず決断し、ビラールとラギの親友二人は別れを経験するのだった。

そしてED、2年後のエピローグ。ラティウムにビラールの兄が訪問。ファランバルドに魔法学校を設立することを考えその協力を頼むためにラティウムにやってきていて、このエピローグでビラールが無印と違い、ルルは【運命】ではなく【必然】だって言うのが最高すぎてやばかったですね。

やっぱビラール√の真骨頂は未来に帰ってからだな~って思いました。ビラール√のルルは聡明でやっぱ好きだな……

アンシャンテの凜堂√が凜堂が好きな理由が明かされた感じがしました。

それでは今回はこのあたりで~~ホナ サイナラ(*´ ˘ `*)ノ