めちゃくちゃ、正直攻略対象の見た目で言えば一番好きなのはこの誉那です。プレイ前はずっと【ほまな】って呼んでいたことをここで懺悔します…

共通時点ではガキ大将感がありましたが彼の、誉那の本質とは――。

では、スタート↓

村上誉那(cv:鈴木崚汰)

享年23歳。
生前は村上水軍で活躍していた武人。
異国の血が混じる為、赤毛、碧眼の日本人離れした顔つき。

感想

菊之助√では、薊。そして誉那√では朝衛門――ではなく、山三郎阿国です。

山三郎は誉那と同じく武士で同じ時代を生きていた男。

阿国は地獄の女たちのあこがれの的、【出雲阿国】。

二人は誉那に勝負をもちかけるが誉那は信用することが出来ないとして勝負を反故にされてしまう。

どうにか二人にまた決闘してもらいたい凛たちはなんとか誉那を説得し二人に詫びを入れさせることに成功する。

そして山三郎の提案で行われた相手の命を奪わないというルールの下で行われた試合で誉那はルールを破り煩悩を使い、そしてまた阿国も煩悩を突き攻撃を跳ね返しまた煩悩の悪循環によりその傷を凛が一心で受けてしまう。

温泉のおかげで命に別状はなかったものの、誉那は責任を感じそして抜けるようなことを言い出し帰らなくなる。凛は彼を説得することを決め、五右衛門たちもまたしぶしぶ(素直じゃない)誉那を捜索し、説得することに。

ここの五右衛門が本当に良くって!凜を守れず、傷つけた誉那に対しダチで怒ってるの最高~~~~~~~~ってなった。

凛は誉那を見つけ、説得しそして凛の激励とも取れる言葉に気合を入れなおす誉那。

「……――主命、承りました」

「この村上誉那、以降は主殿の命令に忠義を持って従うことを誓います」

急に武士っぽい口調になってドキっとしたね…。

そして更に詫びをいれ、誉那は山三郎と再度戦うことを認められる。

再戦までの間、凛は誉那に惹かれていき大王に自分が誉那が好きであることを言い当てられてしまう。それをずっと誤魔化してきた凛だったり、思い出した生前の「お前は誰の女房にもなれない」という冷たい響きを乗せた男の言葉だったりが凛に足踏みさせていたが写楽に相談したことで、そしてタマにもサポートしてもらったりすることで自分の恋心を認められるようになる。

そして二度目の煩紋の糸をほどいた際、こんな風にいうつもりはなかったのに――と言って誉那は凛に告白する。

「俺は…、俺は、あんたのことが好きなんだから!」

***

「…凛。俺は…お前のことが好きだ」

「驚くよな、やっぱり」

「え、あ、あの…」

「あんたは獄卒だし、俺は罪人だし言っていいものか迷ったんだけど…このままじゃ俺が色々もたない」

「でも…――やっぱり好きだ」

「あんたは俺のこと…どう思ってる?」

そうして、誰もいない地獄やしきのプールにて二人は想いを通じ合わせる――。

そんなことがあった後の夜、山三郎が夜に人間の男を斬っている現場に出くわす。未だ武士としての誉れを主君からのお褒めの言葉を求め彷徨う姿はまさに落ち武者そのもので倒すことを決意する。そんな日の翌日、ブログ【アサクサトラッシュ】に山三郎を、脱獄者たちを悪くいうような形で書かれており憤る誉那。そんなことを話しながら寺へ向かっているとあのブログを書いた亜嵐は自分だと打ち明ける藤森。これが自分の正義で戦いかただという藤森についてくるように言い、誉那は山三郎と血戦を誰もいない地獄やしきで行う。

戦いの最中、言葉を紡ぐ誉那。自分の武士としての生涯、生まれ故郷でも異国の血が入ったこの見た目では仏に手を合わせることすら許されず蔑まれた見下され暴力を振るわれていた。親の顔もみたことがない。それでも村上水軍として活動し一人でも多くの者を殺せば認められると思った、褒めてもらえるとも。しかし、死後人間道のことを調べてみると自分の名前など何一つ残っておらず、自分が殺した相手も自分も【何者でもない存在だったのか】と絶望した。この現代では武士の誉れなどなんの意味もなさないのだと理解したことを誉那は語りそれを感じていたのは山三郎も同じことだった。

「…最近、俺を褒めてくれる物好きが見つかったんだ」

「彼女が俺を褒めてくれた」

「名もない俺を……――愛してくれた」

ここ、どれほど誉那が凛に救われていたかの証明である言葉で好きだな~~~ってなります。

そして、誉那にとっての凛のような相手が山三郎には阿国がいるだろう。と諭すが山三郎はもう、止まれない。

そして絲ノ比尼にもらった力といって人たち浴びせれば相手は呪い死ぬという技を振るう山三郎。

ハッピーでは、そんな太刀は誉那には届かず膝をつく山三郎。勝負はあり、凛と誉那もとりなすと言って罪を償ったあと獄卒学校に通ってみてはどうかと提案する。そして二人は頷き、凛たちと共に地獄へ戻っていく。

そして、直談判の場にて誉那は思ってもみないことを大王に進言する。

「お願い申し上げる!ご息女を…俺に!この俺にください!」

「誉那!」

「俺の刑期を延ばすというのなら上等です、100年でも1000年でも一億年でも受けて立ちます」

「でも俺は、絶対に消えずに彼女を愛し続ける自信があります」」

***

「………」

「これからも、もっともっと彼を褒めたいので…」

「ずっとずっと…――彼の傍にいたいと思います」

そうして閻魔宮を後にしたED前にて誉那は改めてとお礼を込めて一輪の青い薔薇を贈る。

「凛!これを受け取ってくれ!」

***

「好きです」

「……っ」

「改めて言わせてくれ。俺は凛のことが好きだ」

「この薔薇は…少し前に見つけて、いつかあんたに贈りたいなと思っていて」

「誉那…?」

「本とか、映画で…こういう時に男が紅い薔薇を贈るシーンがよくあるじゃないか。でも俺は…あんたがくれたあの海のお礼に、これを贈りたかった」

「俺のこと分かってないなんて言うけど、あんたは分かってると思うよ。」

「俺が欲しいものをくれる。いつも…いつも…」

「この薔薇…要らないか?」

***

思い出した生前に言われたらしき言葉を写楽から聞いたと誉那は言う。

「でも俺は絶対そんな思いさせないから」

「……!」

「閻魔宮でも言ったろ?この先ずっと、100年でも1000年でも愛す自信がある

「あんたも俺も一度死んでいて、もうあの川を背負って渡ってはやれないけど」

「代わりにこれからいつでも背負うよ」

「……っ」

そしてハッピーエンドでエピローグ。

バッド√では、山三郎の手によって間接的に凛は死に、そして誉那は山三郎を返り討ちに。激昂した阿国の手によって誉那も死に。

誉那は学生、凛は社会人として転生し浅草で巡り合い――、という二人が転生するエンドでめちゃくちゃ好みでした!

この二人は、たまに凛が先生みたいになるときがあってそれがすご~~~~く好みだなってなります。

ちょろくてかわいい二人だね……

それでは今回はこのあたりで!ホナ サイナラ(*´ ˘ `*)ノ