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脳腫瘍の母を支える

2018年9月。母が突然脳腫瘍に。(グリオーマ/grade3)
混乱と不安の中、情報を求めて。

現状です。

母は右半身が動かせなくなりました。

1ヶ月前までは歩いていましたが

もう歩くことはできません。

右目も見えていない様です。


私は妊娠中のため父から運転を禁じられショック

コロナ予防のため電車も禁じられています。

(これに関してはかなりもめました。

産院でも運転は禁じられていないのにと。

この状況で会いに行けないなんて

のちの後悔を生む事になると、、、)


父は自分が決めた事は絶対の頑固タイプで

「自分で運転してくるなら面会はさせない」と。

お腹の孫をおもってくれているのは

分かるんですけどね。

もっと言い方は無いものかと思います。


そんなこんなで病院までの足がなく

今は夫の仕事の合間や休日に車で

送ってもらい週2〜3日でお見舞いしています。


そして、会う度に悪くなっています。

本当は毎日でも会いにいきたいです。





そんな中でも些細な嬉しい事があったり。

そういう事を備忘録としてまとめます。





▼9月17日

この日は午前中にお風呂に入ったとの事。

自分の体をごしごしと洗っていた様です。


ただ疲れていたのか終始眠っているような感じで

こちらから話しかけても

殆ど反応がありませんでした。

目も開いたり開かなかったり、、、

一度かすかに私の名前を呼んでくれた様な気がしました。


リハビリの方とお話ししましたが

ゼリーやヨーグルトを食べると

「おいしい」って言っていた様です。


3年前初めての手術後にゼリーを差し入れたら

ものすごいスピードで完食してくれた事を

思い出しました。

「お母さんめちゃ食べるの早いやん!」

って2人でよく笑った、良い思い出です。




▼9月18日

鼻のチューブを抜くのを防止するためのグローブを外していた所

鼻のチューブを抜こうと必死で、、、

また鼻の中の不快感が気になってる様子。

看護師さんにグローブを再度つけてもらうと

グローブを眺めて、嫌そうにしていました。


唇の乾燥も気になる様でした。

リップを塗ってあげると満足そうでした。




▼9月21日

プリンやゼリー、ハンバーグを差し入れ。

リハビリの方が少しずつ食べさせて

くださるとの事でした。


この日は許可を得てフェイスケアをしてみました。

(母は元々フェイスケアをしっかりするタイプニコ)

顔の産毛を電動シェーバーで処理して

拭き取り化粧水、化粧水、乳液を塗り塗り。

最後にリップで仕上げると喜んでくれている様に見えました。

グローブをつけられた手ではありますが

髪の毛をはらってくれて、つけやすい様にしてくれました。

首に化粧水を伸ばす時は顔を上げてくれました。


私がした事に反応してくれたのが

本当に本当に嬉しくて。

涙が出るぐらい嬉しかったです。

帰る時も私の顔をじーっと見ていて。

帰るのが本当に名残惜しかったです。




▼9月23日

体を動かせなくなってきているため

床ずれ防止のためか、右半身を下にした体勢でした。

右側の麻痺が進んで動かせなくなったためか

もう右手にはグローブもしていませんでした。

それがなんとも切なく。

進行を感じて辛かったです。


今回も前回同様フェイスケアを。

「お母さんお肌綺麗だね」というと

「肌綺麗?」とうっすら返事してくれた様に感じました。

「気持ちいい?」「私のことわかる?」と

聞いたら「うん」と頷いてくれた様に思います。


最後に「明後日も来るから待っててね」といったら

はっきりと「はい」と返事をしてくれました。

久しぶりに声を聞けて嬉しかったです。


次回はドライジャンプーが出来たらなと思っています。

少しでも不快感を減らしてあげたいな。





こんな感じで、、、少しずつ反応があったり

嬉しいこともある日々ですが

会う度に進行を感じてしまいます。


祖母とは、もうお母さんといられる時間は

長くないのかもしれないね

という話をしました。

思っていてもお互い口に出さなかった事。


行く度に身体が動かせなくなってたり

話せなくなっていってたり。

急速に進行しているのを目の当たりにして

祖母も私も心の準備をしなければ、と

そんな思いが一致したように思います。





ちょっと前までは歩けていたのに。

食べられていたのに。

話せていたのに。

私の事も分かっていたのに。


脳腫瘍は本当に怖い病気です。

今ある時間を大切にしたいと思います。