毎朝の通勤路に朽ち果てたプロレスのポスターが壁に貼ってある。
そのポスターを見るたびに思い出す顔がある。
昔の職場でコンピュータのオペレーターリーダーをやっていたM氏のことを。
コンビニで新しい飴やガムが新発売されたら必ず購入し、職場でよく試食していた。
普通じゃ読まない、ナイナーな雑誌をビジネスカバンから出してブツブツ独り言を言いながら読んでいた。
そのナイナーな雑誌を読む前に必ずチェックする新聞があった。
その新聞は…
東スポ(九州では九スポなんですけどね)。
それも読む記事はエロ記事ではなく、プロレスネタ。
そう、M氏は熱狂的なプロレスファンだったのだ。
そんな彼と、昔の職場の先輩、先輩の友達と僕の四人で大仁田厚が所属していたFMWの試合を観に行った。
いつもはブツブツ言いながらそつなく仕事をこなし、見た目は大人しそうなM氏。
しかし、プロレス観戦の時は違っていた。
M氏「うぉぉぉぉ~、おぉおぉにぃたぁぁぁぁぁぁ~。みぃずぅをぉおれぇにぃかけてくれぇぇぇぇ~」などの奇声を試合中休むことなくあげ続けていた。
ぱげ衛門ココロの声『う、うそ。M氏ってこんなんだったの?』
試合終了後のM氏の一言
M氏「大仁田の聖水を浴びちゃった。ヘヘ…」
いきなりだが、ここでチョットだけ説明しよう。
ここで言う『聖水』とは大仁田が口に含んだ水を噴出したモノを言う。
ぱげ衛門「はぁ、そうですかぁ。よ、良かったですね。」
M氏「うん、すごくいい記念になったよ。」
あの後、M氏が顔を洗ったかどうかは定かではない。
そんなM氏は今どうしているのだろうか?と思い、近況を知っている友達に確認してみた。
すると、今はプロレスではなく、エロ本(それも金髪のねぇ~ちゃんと女子高生)の立ち読みにハマッテイルらしいとのこと。
もう昔に戻ることは出来ないのだろうかとボソッと呟いてしまったぱげ衛門なのであった。