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こんにちは。娘です。

たくさんの。いいね。コメントありがとうございます。

季節外れになりましたが・・。

クリスマスの、お話を書いてみました。

本当は、クリスマスに間に合うように書きたかったのですが・・

間に合いませんでした・・

後、書いていたら長文になりました・・。

お時間がある時にでも読んでくれると嬉しいです

宜しくお願いします。

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祐樹と住みだして初めて学校が、こんなに楽しいものとは思わなかった。
もともと友達が少なかった僕は、祐樹に“友達のつくり方”を教えてもらった。
「ちゃんと元気に挨拶をする。勇気がいるけど自ら話しかける。そうしたら、友達できるから試してごらん?」
そう言われて、次の日に勇気をだしてクラスに響く声で
「ぉおはよう!!」と言った。
そしたら、一瞬、皆の話声が止まったけど
皆に「おはよう!!」って返事をしてくれた。
そうすると、クラスの何人か来てくれて
「長谷川って意外と大きな声だせんだな」
「ぅうん。僕と友達になってください!」
僕は、勇気を振り絞って言ってみた。
「あぁ。いいぜ。ってか。もうオレ達、友達だろ」
予想外な事で僕はビックリして
「えっ。もう僕、友達?」
「なんだ、イヤなのかよ」
ニヤニヤ笑いながら言う、この男の子は俊というこのクラスのリーダー的存在。
「ううん!!全然!!ありがとう!!」
「最初は全然、喋ってくんねぇし、一人がいいのかな?って思ってたけど・・・」
「でも、もう皆、長谷川のダチだぜ」
僕は嬉しかった。初めて友達が出来た。
「俊くん・・でいいかな?僕と友達になってくれてありがとう」
「あぁ。礼ならいもうらないって!!

じゃあオレは美幸って呼ぶから。

オレのことも俊でいいからな。

あっ、ヤベ、先生が来ちゃうから席に着こうぜ」

そうして、僕は友達が出来た。しかもたくさん。
僕は、お喋りしながら、下校をした。
足取りは軽く鼻歌を歌いながらマンションに着いた。
元気よく「ただいま!!」というと
「おかえり。何かいいことあったの?」
「祐樹の言う通りにしたらいっぱい友達が出来たんだ!!」
「よかったね。俺も美幸の笑顔が見れて嬉しいよ」
「でね今日、学校でね・・」
僕は、今日あった事を全部、祐樹に話した。
祐樹は、ニコニコしながら僕の話を聞いてきれた。
「・・が、あったんだ!!」
「そうか、そうか。よかったね」
祐樹は、嬉しそうに話を聞いてくれた。
「そういや、美幸。いつから冬休みなの?」
僕は不思議に思い。
「え~と・・。確か21日からだけど・・なんで聞くの?」
「いやぁ~美幸はサンタさんに何をお願いをするのかなぁ~?
って。思ってね?」
「えっ!?サンタさん。って本当にいるの?」
「そうだよ。美幸は、サンタさんにプレゼントもらった事が無いの?」
「うん・・一回もないよ・・僕が悪い子だから・・」

保育園にいた頃、周りのお友達は、クリスマスになると
「僕(私)は、・・をサンタさんに、お願いしたんだ!!」
って、言っていたけど・・
僕のところには、一回も来てくれた事はなかった
絵本の中で、サンタさんは見たことはあるけど・・
保育園の先生は
「良い子にしていたら“サンタさんは来きます”だから、みんな良い子にしましょうね」
って。言っていたけど・・
みんなが羨ましかった。
だから、ママに一回だけ聞いたことがあった
「サンタさんは、何で僕の所には来てくれないの?」
「それは、アンタが悪い子だからじゃない」
「じゃあ僕、ママのお手伝いを、いっぱいしたらサンタさん来てくれるかな?」
「あぁーそうかもね。じゃあ、掃除しといて。あたしは外に用事があるから」
「あと、コレ、一週間分の、お金ね」
僕は、お風呂掃除と、トイレ掃除と家中を掃除した。
でも・・クリスマスにママは帰って来なかった。
サンタさんも来てくれな僕は“悪い子”だから・・って自分に言い聞かせていた。

「美幸は悪い子じゃ無いよ。お家のお手伝いをよくしてくれてるしね」
「でも・・」
「大丈夫。今年は、絶対にサンタさんは来てくれてくれるから」
「だから、何を、お願いしたいの?」
「もし、もしサンタさんがいるのなら・・妹か弟がほしいなぁ・・」
「ハハァ。流石ににそれは、サンタさんも困っちゃうなぁ~それ以外に欲しい物はないの?」
「う~ん・・それじゃあ、ゲームがほしいなぁ」
「友達は、みんな持っているんだ!」
「よし!じゃあサンタさんに手紙を出してみな。絶対にサンタさんは来てくれるから!」
「うん!・・でも、どう書いたらいいの?」
「普通に“サンタさんゲームが欲しいいです”でいいと思うよ」
「そうしたら、サンタさんが手紙を読んでプレゼントを運んでくれるよ」
「まっかなお鼻のトナカイさんに乗ってね」
「うん!分かった!」
僕は人生で初めてサンタさんに手紙を書いた。
祐樹はそれを24日の夜に枕元に置いたらいい。って教えてくれた。

そして時は過ぎ・・
冬休みになり。友達と遊べない寂しさもある中。
街の中は、ジングルベルの音楽と、イルミネーションが輝く頃。
24日のクリスマスイブの日の夜。
いよいよサンタさん、が来てくれる。
僕は、ワクワクしてベッドになかなか寝付けなかった。
でも、眠気には勝てなかった。
僕は、夢の中で絵本で見たサンタさんの夢をみた
サンタさんが、僕をみて
「今まで、良い子だったのにプレゼントあげれなくてごめんね」
って、寂しいい顔をしていた。
でも、サンタさんがニコニコした顔で言ってくれたんだ
「これからは、ちゃんと美幸君にプレゼント届けていくからね」
「真っ赤なお鼻のトナカイさんに乗ってね」
「メリークリスマス」
その“メリークリスマス”の声が聞き覚えがあるような気がしたきたけど・・
それは、夢を見ている僕には誰だか分からなかった。
でも、温かくて、優しい声だった。

次の日の朝。
枕元にプレゼントが置いてあった。
僕は喜んで、祐樹に見せにいった。
「サンタさんがきたよ!!ちゃんと、来てくれた!!」
「良かったね!美幸が良い子だからだよ。ホラ開けてみな」
「うん!」
箱を開けるとそこには、僕の欲しかったゲームが入ってた。
「やった~!!サンタさんありがとう!!」
祐樹は、ニコニコしながら、僕の様子をみていた。
「僕ね、昨日サンタさんの夢を見たんだ」
「これから、僕にプレゼント届けてくれる。って!!」
「よかったね。サンタさんは、ちゃんといたでしょ?」
「うん!!」
「じゃあ、早速サンタさんからプレゼントされたゲームで遊ぼうか!」
「うん!!」

こんな、最高で楽しいクリスマスは今までに無かった。
サンタさんありがとう!!
                   完