太宰治 『津軽』 | ワンコたちと政治と経済のご紹介ブログ

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愛犬ルーク(17才)クリス(6才)の日常。
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津軽
太宰治の『津軽』
「ね、なぜ旅に出るの?」
「苦しいからさ。」
言ってみたいですね^^
我が家だと、「ちょっと旅に出る」「アホか!何言うとるねん。」で終わりますね。
1948年に山崎富栄と共に玉川上水で入水自殺した太宰治
東京三鷹の自宅から旅に出たのは、1944年の5月12日。
旅って不思議なもので、行く時は心躍りますが、帰る時は「あーこのままずっと旅に出ていたい」と寂しい気持ちになります。
太宰が旅に行ったのは、故郷の津軽。
父は大地主で絶縁状態だったようですが、自分を分かってくれていると信じる人、子守のたけさんと30年ぶりに再会するのですが、その時の言葉が、
「私はこの時、生まれてはじめて心の平和を体験したと言ってもよい。」と。
なんか切ないですね。
昨日、何年かぶりに、紀伊國屋書店へ行きましたが、店内にある本の山に呆然となりました。
この中で、どれだけの本と残りの人生ともに過ごすのかなぁ~と。
太宰の本を探すだけで大変です^^;
旅に出ようかな…。

古井由吉
こちらは、
古井由吉(76歳)の半自叙伝
幼少期東京と疎開先の岐阜で2度空襲にあったようです。
恐怖と屈辱に似た感情を持たれたようで「7歳のにしてものが見えてしまった。この頃が一番老成していたんじゃないかな」と。
大学の教職を経て専業作家になった時「単行本はいまだなし、商業誌に載ったのが二作、予定が一作、次のテーマは五里霧中、32歳、二女の父、無職…ようやるよ」と。
高度成長期の勢いは「空襲のすごさに似ていた」。バブル期には人々の「疲れ」を感じ、震災後「世界は限界期に近づいている」と見定める。けれど悲嘆はない。
ほんまかな…
「追い詰められていく時に芸術が花開くということ、ありませんか。文学は起死回生の技なんです」と。
確かに…。
にしても、戦争を経験し、今当たり前のようにある物が無い時代を生きてきた人の言葉は重いですね^^;

さて、昨日の大阪は昼間雨が降ったりで、ややこしい一日でしたが今日は晴れ。
すごし易い一日になりそうです。



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