
机上の空論、絵の中の餅、
論は論、実は実、
それがあれば飾り立て見栄を切り権勢をを張らずにすむ。
そんなものあると壁ばかり増え立ち往生。
人生は登山だと、話を聞いた。
富士山に登るのに五時間、うちから富士山の麓まで歩くのに五日、
誰しもなにかを目指すとき山をみて足元を見ず、遠いと嘆き、方法を考え足踏みする、
そして立ち止まる。
山は見えていて目の前にないから。
まずは麓へ行かなければ登り始めることすらままならない。
一生がそれが、五日と五時間、
登り始めるのはホントに最後の一瞬。
なのにいつでも頂上を目指し焦る。
『まだ登り始めたばかり』ではなく、
『今出発したばかり、山に向かって』
結局登頂などあるのかもわからないし、仮にしても下山、もしくはそこで何をするか、
目指すものは目指し、足元もみて歩こう。
百聞は一見にしかず。
では、また明日、雪だから遠くを見てると危ないよ。