東京証券取引所のコンピュータシステムで再びエラーが発生した。

みずほ証券によるジェイコム株誤発注問題は、東京証券取引所のコンピュータシステムの問題となりそうである。

しかし、この問題が明らかになっても、東京証券取引所の株式売買数は、過去最高を更新している。

といも脆弱な基盤の上で踊る危険性などお構い無しの様相である。


この問題、耐震データを偽造し、それを放置し続けた問題と根本は同一の問題を内包している。


そして、インフラの脆弱さは、本質的な意味でのこの国の脆弱さを表すことになる。


インフラ、あるいは社会資本

この言葉を用いると、道路や上下水道などハード設備をイメージする事が多いと思う。

しかし、ここではもっと広義でインフラを捉えている。


東京証券取引所のシステムがエラーなく作動する事もインフラであるし、

建築確認を行う会社の能力や圧力を受けない独立性もインフラである。


そのようなインフラに対する信頼性が高いからこそ、人々の「安心」が生まれ、社会は発展していくのであろう・・・


根がしっかりしていなければ、巨木は倒れる。


立て続けに発生した、東京証券取引所のシステムエラーや耐震データ偽造問題は、この国の根が、浅くそして脆い事を図らずも露呈してしまった・・・


これらを個別問題として捉えることは、インフラ整備を更に遅らせる効果しか無い。

問題の根深さを考える時にきているのであろう・・・


追記・・・

東京証券取引所の株式売買数が過去最高を更新しているのは、機関投資家よりも個人投資家のデイトレードの影響が大きい。

そして個人投資家は、システムの不完全さを問題にするよりも、目先の売買に注目していることが明らかになった。

もちろん、個人の問題ではあるが、東京証券取引所のシステムに問題があったと伝えられた日に売買数が過去最高を記録するのは、この国の抱える問題の根深さを象徴しているような気がしてならない・・・。


そして、行政はこの社会資本の強化にこそ、税金を投入すべきであるが・・・




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