
幕上がりピアノの音に歓声をあげそうになる
舞台は大知くんのLullabyでスタート
客席を包み込むような優しい歌声
歌い終わりお辞儀をしてはけて行くんだけど
リズムのある動きがとても綺麗
原作は大津秀一さんの『死ぬときに後悔すること25』
末期患者と正面から向き合った終末期医療の専門家の話
事故で両親を亡くした女性
亡くなった母の夢を継いでダンサーになたんだけど
白血病になり余命三ヶ月の宣告を受ける
最期の最期まで踊りたいと願う彼女の心の中にあったのは
生きてるうちに両親の前で踊るとの強い思い
体力がどんどん落ちるなか両親のお墓参りに行き
動けないはずの彼女がお墓の前では一歩あるくことができた
その3日後、彼女の人生のピリオドがうたれる
小さい頃、両親に捨てられてしまった元ヤクザの男性
捨てるくらいならなぜ産んだんだと親を恨んで生きてきた
彼の夢は絵描きになることだったんだって
病気が進行し起き上がれなくなっても
彼は絵を描き続ける
彼の最後の一枚は仏様の絵
刑務所で絵を習っていたとき
何度描いても怒ってる仏様しか描けなかったって
でも最後に描いた仏様は笑ってた
やっと笑ってくれたと満足そうに話してた
死と直面し 絶望と恐怖の中
自分の道を精一杯歩いた二人
命の火が消える瞬間まできっと笑っていたに違いない
このふたつのエピソードに重ね
大知くんが歌ってくれたのは
オープニングの『Lullaby』のほか
『言葉にできない』
『明日があるさ』
『この道』の3曲
語りかけるような歌声に涙が溢れ出した
朗読劇だからこそ言葉の一つ一つと
ながれる音に真剣に耳を傾けて聴いた
して、後悔しないようどんな時も逃げ出したりせず
自分の心と向き合って生きなければと思った