【九つの、物語】
大学生のゆきなに突然現れた長年会っていないお兄ちゃん。
お兄ちゃんは死んだはずだよ?
でもお兄ちゃんは相変わらず料理もうまくて、女の子が好きで、小説が好きで。なんにも変らない。
どこにでもいそうな大学生の何にも変わらないはずの生活が、9つの物語を通して変わっていく。
生きることは苦しくて、感情なんて脆くて、コントロールなんてできなくて。
とっても丁寧で、優しい物語。
橋本紡さんの作品で、ジャケ買いだったんですけど読んでよかったです。
小説の内容を取り入れた小説で、ゆきなの生活と小説がリンクしていて面白かった!
本中に出てくる料理も本格的でおいしそうだったし、恋愛要素や家族愛要や主人公の心情やお兄ちゃんの謎。いろいろな面で楽しめました。
同じ小説でも読む人によってそのひとだけの新たな小説ができてしまう。
いつだって生きるのは難しくてでも、そんな些細なことがいつか愛おしく思える日がくるんだろうか。
そんなことを思いながら一気に読みました。
この本ともだちに貸したのですがまだ返してもらってません;;;;;;;;
貸して4年になります;;;;;;;;
もしこれ見てたらさっちゃん返して;;;;;;;;;;;;;;お願い;;;;;;;;;;;