【覚書】NICT情報-宇宙天気情報 7/12 15:00
Cクラスフレアが数回発生し、太陽活動はやや活発
太陽風速度は、高速な500km/s前後で推移しましたが、地磁気活動は静穏



http://swc.nict.go.jp/contents/

2012/07/12 15:00 更新
活動領域1520、1521などでCクラスフレアが数回発生し、太陽活動はやや活発でした。
今後の太陽活動は活発な状態が予想されます。
太陽風速度は、高速な500km/s前後で推移しましたが、地磁気活動は静穏でした。
今後とも地磁気活動は静穏な状態が続くでしょう。

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宇宙天気情報

【NICT 今日の宇宙天気情報(日報:2012年07月12日 15時00分 (JST))】

○概況・予報

活動領域1520、1521などでCクラスフレアが数回発生し、太陽活動はやや活発でした。
今後の太陽活動は活発な状態が予想されます。
太陽風速度は、高速な500km/s前後で推移しましたが、地磁気活動は静穏でした。
今後とも地磁気活動は静穏な状態が続くでしょう。


○太陽活動

太陽活動はやや活発でした。
活動領域1520、1521などでCクラスフレアが数回発生し、最大のものは、活動領域1521で11日8時24分(UT)に発生したC9.9/1Nフレアでした。

活動領域1520は、黒点数がやや減少しました。
活動領域1521は、面積がやや減少し、磁場構造が単純なβからやや複雑なβγに変化しました。
活動領域1518は、衰退しました。

Cクラスフレアが発生した活動領域のうち、面積が大きく、磁場構造が非常に複雑な形状をしている活動領域1520や、磁場構造がやや複雑な形状に変化した活動領域1521では、今後、Mクラスフレアが発生する可能性があります。
今後の太陽活動は活発な状態が予想されます。



○地磁気活動

地磁気活動は静穏でした。
太陽風速度は、高速な500km/s前後で推移しました。
この間、太陽風の磁場強度は、やや強い6nT前後で推移し、磁場の南北成分は、一時-6nT前後の強い南向きの状態となりましたが、地磁気に大きな乱れはありませんでした。

SOHO衛星の太陽コロナ画像(LASCO)によると、11日11時(UT)頃にCME(コロナ質量放出)が発生しました。
STEREO衛星の太陽コロナ画像(COR)によると、コロナガスは、ほぼ真北へ向かって放出されているため、地磁気への影響はないでしょう。

SDO衛星の極端紫外線の画像(AIA193)によると、現在、太陽面には今後の地磁気活動に影響を与えそうなコロナホールはありません。
今後とも地磁気活動は静穏な状態が続くでしょう。

(参考データ)
ACE衛星による太陽風観測
http://www.swpc.noaa.gov/ace/MAG_SWEPAM_24h.html

27日の太陽周期プロット
http://swnews.jp/rt/27d_all_27.html

(注)ACE衛星の太陽風観測データと地磁気への影響
・ACE衛星は太陽と地球の引力がつりあうラグランジュ点(L1)の近くで、太陽風を観測します。
このラグランジュ点を通過した太陽風は約1時間後に地球に到来しますので、ACE衛星は太陽風の乱れを地球に到来する約1時間前に見つけることができます。
・太陽風の速度(黄色)及び磁場強度(白)が高い程、地磁気への影響が大きくなる。
・磁場の南北成分(赤色)が南寄り(-方向)となった際に、地磁気への影響が出やすい。
( )表示はACE衛星の太陽風観測データにおけるプロットの色


○プロトン現象

静止軌道の10MeV以上のプロトン粒子フラックスは、1[個/cm^2/sec/sr]未満の静穏レベルで推移しました。


○高エネルギー電子

静止軌道の2MeV以上の高エネルギー電子フラックスは、8000[個/cm^2/sec/sr]未満のやや高いレベルで推移しました。

(参考データ)
GOES衛星 高エネルギー電子
http://www.swpc.noaa.gov/rt_plots/elec_3d.html

○電離層

臨界周波数8MHzを超える強いスポラディックE層(注1)が確認された地域と時間帯を報告します。
※発生時刻は日本時間(UT+09時間)です。

稚内(北海道)
11日
 17:15
 22:00から22:15
12日
 10:00

国分寺(東京)
11日
 19:00
 22:15から22:45
12日
 08:00から08:30
 09:15から10:45

山川(鹿児島)
12日
 11:00から11:30

大宜味(沖縄)
11日
 15:00
 17:30
12日
 10:00から11:30
 12:30から13:45
 14:30

F層臨界周波数は、国分寺(東京)で11日の夜遅くから12日の未明にかけてやや低めでした。
また、大宜味(沖縄)で11日の夕方から夜のはじめ頃にかけてやや高め、12日の未明にやや低めでした。
日本上空の全電子数(TEC)は、中高緯度の地域でほぼ1日を通してやや低めでした。
また、低緯度の地域で11日の昼過ぎにやや低め、夕方にやや高め、夜遅くから12日の昼前にかけてやや低めでした。
※時間帯の記述は日本時間(UT+09時間)です。

(注1)スポラディックE層
・日本付近では夏期に突発的に高度100km付近に現れる電子密度の高い層。
・通常の電離層では反射されない高い周波数の電波を反射する。

(注2)F層臨界周波数の中央値
・過去40日間の同一時刻に観測された臨界周波数を大きさの順に並べたとき中央にくる値。
・中央値とほぼ同程度ならば電離圏は静穏な状態と考えられる。

デリンジャー現象及び短波伝搬状態の週間予報です。(発令日:7月10日)
<   日付   > 11 12 13 14 15 16 17
<デリンジャー現象>  1  1  1  1  1  1  1
< 短波伝搬状態 >  3  4  4  4  4  4  4

【解説】
・発令日翌日から7日間の予報です。それぞれ左から順に日付と対応した予報となっております。
・デリンジャー現象の予報
 0=ないでしょう・・・・・・30%未満
 1=ややあるでしょう・・・・・・30~50%未満
 2=かなりあるでしょう・・・・・・50%以上
・短波伝搬状態の予報
 5=極めて静穏
 4=概して静穏
 3=やや不安定
 2=不安定
 1=非常に不安定

(参考データ)
NICT 電波伝搬障害研究プロジェクト
(電離圏概況等のリアルタイム速報など)
http://wdc.nict.go.jp/IONO/index.html
※電離圏観測はシステムメンテナンス作業等に伴いデータ更新に不定期な遅延を生じる場合があります。


○活動度指数

活動度の指数です。
7月11日の太陽黒点相対数は、65、6月の月平均値は、65でした。
7月11日の太陽黒点総面積は、1510でした。
7月11日のf10.7は、164でした。
7月11日の地磁気K指数合計は、17、最大のK指数は、3でした。
短波伝搬を予測するための、7月と、8月と、9月の太陽黒点数の予測値は、それぞれ62、64、65です。



宇宙天気情報より抜粋