【覚書】NICT情報-宇宙天気情報 7/9 15:00
Mクラスフレアが数回発生し、太陽活動は活発
太陽風速度は、通常速度前後で推移しましたが、太陽風の磁場強度が強まったため、地磁気活動はやや活発
9日1時20分(UT)にプロトン現象が発生しました。




http://swc.nict.go.jp/contents/

2012/07/09 15:00 更新
活動領域1515でMクラスフレアが数回発生し、太陽活動は活発でした。
今後とも太陽活動は活発な状態が予想されます。
太陽風速度は、通常速度の420km/s前後で推移しましたが、太陽風の磁場強度が強まったため、地磁気活動はやや活発でした。
今後とも地磁気活動はやや活発な状態が予想されます。
9日1時20分(UT)にプロトン現象が発生しました。

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宇宙天気情報

◇宇宙天気情報BOX より
最新状況 (13:51) 7/10
今日、M1.1の中規模フレアが発生しました。
また、M6.9の中規模フレアが昨日発生しています。
太陽風南向き磁場が大きくなっています。(オレンジ色表示)
磁気嵐が発達しています。(山吹色表示)
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線はやや強くなっています。(黄色表示)


宇宙天気情報

【NICT 今日の宇宙天気情報(日報:2012年07月09日 15時00分 (JST))】

○概況・予報

活動領域1515でMクラスフレアが数回発生し、太陽活動は活発でした。
今後とも太陽活動は活発な状態が予想されます。
太陽風速度は、通常速度の420km/s前後で推移しましたが、太陽風の磁場強度が強まったため、地磁気活動はやや活発でした。
今後とも地磁気活動はやや活発な状態が予想されます。
9日1時20分(UT)にプロトン現象が発生しました。


○太陽活動

太陽活動は活発でした。
活動領域1515でMクラスフレアが数回発生し、最大のものは、活動領域1515で8日16時23分(UT)に発生したM6.9/1Nフレアでした。
その他に、活動領域1515、1520などでCクラスフレアが多数発生しました。

活動領域1515は、面積・黒点数が減少しました。
活動領域1520は、面積・黒点数が増加しました。
活動領域1513は、本日から明日頃にかけて、太陽面の裏側へ回り込む見通しです。
活動領域1517が、衰退しました。

過去にMクラスフレアが発生した活動領域1520は、面積が大きく、磁場構造がやや複雑な形状をしているため、今後、Mクラスフレアが発生する可能性があります。
今後とも太陽活動は活発な状態が予想されます。


○地磁気活動

地磁気活動はやや活発でした。
太陽風速度は、通常速度の420km/s前後で推移しました。
太陽風の磁場強度は、やや強い5nT前後から強い12nT前後に上昇したため、地磁気がやや乱れました。
この太陽風の磁場強度の上昇は、4日17時(UT)頃に発生したCMEの影響である可能性があります。
また、太陽風の磁場の南北成分は、一時-10nT前後のかなり強い南向きの状態になりました。

SOHO衛星の太陽コロナ画像(LASCO)によると、8日にCME(コロナ質量放出)が数回発生しました。
いずれのCMEも、コロナガスは概ね地球方向をそれて放出されているため、地磁気への大きな影響はない見通しです。

太陽風の磁場強度は、現在も強い12nT前後で推移し、磁場の南北成分は強く南を向きつつあるため、地磁気がやや乱れる可能性があります。
今後とも地磁気活動はやや活発な状態が予想されます。

(参考データ)
ACE衛星による太陽風観測
http://www.swpc.noaa.gov/ace/MAG_SWEPAM_24h.html

27日の太陽周期プロット
http://swnews.jp/rt/27d_all_27.html

(注)ACE衛星の太陽風観測データと地磁気への影響
・ACE衛星は太陽と地球の引力がつりあうラグランジュ点(L1)の近くで、太陽風を観測します。
このラグランジュ点を通過した太陽風は約1時間後に地球に到来しますので、ACE衛星は太陽風の乱れを地球に到来する約1時間前に見つけることができます。
・太陽風の速度(黄色)及び磁場強度(白)が高い程、地磁気への影響が大きくなる。
・磁場の南北成分(赤色)が南寄り(-方向)となった際に、地磁気への影響が出やすい。
( )表示はACE衛星の太陽風観測データにおけるプロットの色


○プロトン現象

静止軌道の10MeV以上のプロトン粒子フラックスは、8日17時(UT)頃から上昇を始め、9日1時20分(UT)に10[個/cm^2/sec/sr]に達し、プロトン現象が発生しました。
プロトン粒子フラックスは、現在10[個/cm^2/sec/sr]前後で推移しています。
この現象は、活動領域1515(S17W74)で8日16時23分(UT)に発生したM6.9/1Nフレアに伴い、発生した可能性があります。

(参考データ)
GOES衛星 高エネルギー粒子
http://www.swpc.noaa.gov/rt_plots/pro_3d.html


○高エネルギー電子

静止軌道の2MeV以上の高エネルギー電子フラックスは、3000[個/cm^2/sec/sr]未満のやや高いレベルで推移しました。


○電離層

臨界周波数8MHzを超える強いスポラディックE層(注1)が確認された地域と時間帯を報告します。
※発生時刻は日本時間(UT+09時間)です。

稚内(北海道)
8日
 21:45から22:00

国分寺(東京)
8日
 22:30から22:45
9日
 13:00から14:45

山川(鹿児島)
8日
 23:30
9日
 00:45
 13:45

大宜味(沖縄)
8日
 15:15から15:45
9日
 07:30
 09:45
 11:15から13:45

F層臨界周波数は、9日の未明に大宜味(沖縄)でやや低めでした。
日本上空の全電子数(TEC)は、9日の昼前に日本各地でやや高めでした。
※時間帯の記述は日本時間(UT+09時間)です。

(注1)スポラディックE層
・日本付近では夏期に突発的に高度100km付近に現れる電子密度の高い層。
・通常の電離層では反射されない高い周波数の電波を反射する。

(注2)F層臨界周波数の中央値
・過去40日間の同一時刻に観測された臨界周波数を大きさの順に並べたとき中央にくる値。
・中央値とほぼ同程度ならば電離圏は静穏な状態と考えられる。

デリンジャー現象及び短波伝搬状態の週間予報です。(発令日:7月6日)
<   日付   >  7  8  9 10 11 12 13
<デリンジャー現象>  2  2  2  2  2  1  1
< 短波伝搬状態 >  4  4  4  4  4  4  4

【解説】
・発令日翌日から7日間の予報です。それぞれ左から順に日付と対応した予報となっております。
・デリンジャー現象の予報
 0=ないでしょう・・・・・・30%未満
 1=ややあるでしょう・・・・・・30~50%未満
 2=かなりあるでしょう・・・・・・50%以上
・短波伝搬状態の予報
 5=極めて静穏
 4=概して静穏
 3=やや不安定
 2=不安定
 1=非常に不安定

(参考データ)
NICT 電波伝搬障害研究プロジェクト
(電離圏概況等のリアルタイム速報など)
http://wdc.nict.go.jp/IONO/index.html
※電離圏観測はシステムメンテナンス作業等に伴いデータ更新に不定期な遅延を生じる場合があります。


○活動度指数

活動度の指数です。
7月08日の太陽黒点相対数は、77、6月の月平均値は、65でした。
7月08日の太陽黒点総面積は、1910でした。
7月08日のf10.7は、158でした。
7月08日の地磁気K指数合計は、19、最大のK指数は、4でした。
短波伝搬を予測するための、7月と、8月と、9月の太陽黒点数の予測値は、それぞれ62、64、65です。

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宇宙天気情報より抜粋