【覚書】NICT情報-宇宙天気情報 7/1 15:00 Mクラスフレアが2回発生 太陽活動活発 太陽風速度高速な650km/s前後へ上昇 今後、地磁気がやや乱れる可能性



http://swc.nict.go.jp/contents/


2012/07/01 15:00 更新
活動領域1513でMクラスフレアが2回発生し、太陽活動は活発でした。
今後とも太陽活動は活発な状態が予想されます。
太陽風速度は、やや高速な450km/s前後から高速な650km/s前後へ上昇しましたが、地磁気活動は静穏でした。
太陽風速度が高速な状態が続いているため、今後、地磁気がやや乱れる可能性があります。
今後の地磁気活動はやや活発な状態が予想されます。

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宇宙天気情報


【NICT 今日の宇宙天気情報(日報:2012年07月01日 15時00分 (JST))】

○概況・予報

活動領域1513でMクラスフレアが2回発生し、太陽活動は活発でした。
今後とも太陽活動は活発な状態が予想されます。
太陽風速度は、やや高速な450km/s前後から高速な650km/s前後へ上昇しましたが、地磁気活動は静穏でした。
太陽風速度が高速な状態が続いているため、今後、地磁気がやや乱れる可能性があります。
今後の地磁気活動はやや活発な状態が予想されます。


○太陽活動

太陽活動は活発でした。
活動領域1513で6月30日12時48分(UT)にM1.0/1Nフレア、18時26分(UT)にM1.6フレアが発生しました。
その他に、活動領域1513、1514などでCクラスフレアが多数発生しました。

活動領域1512は、面積・黒点数がともに減少しました。
活動領域1515は、面積がやや増加しました。

Mクラスフレアが発生した活動領域1513では、今後もMクラスフレアが発生する可能性があります。
今後とも太陽活動は活発な状態が予想されます。


○地磁気活動

地磁気活動は静穏でした。
太陽風速度は、やや高速な450km/s前後から高速な650km/s前後へ緩やかに上昇しました。
この間、太陽風の磁場強度は一時強い10~15nT前後で推移し、磁場の南北成分は時折-10nT前後のかなり強い南向きの状態となりましたが、地磁気に大きな乱れはありませんでした。
その後、太陽風の磁場強度はやや強い5nT前後へ緩やかに下降しました。

GOES衛星の太陽X線画像(SXI)によると、北半球の西30度付近にコロナホールがあります。
前述の太陽風速度の上昇は、このコロナホールの影響によるものと考えられます。
太陽風の磁場強度は既に下降していますが、太陽風速度は高速な状態が続いているため、今後、地磁気がやや乱れる可能性があります。
今後の地磁気活動はやや活発な状態が予想されます。

(参考データ)
ACE衛星による太陽風観測
http://www.swpc.noaa.gov/ace/MAG_SWEPAM_24h.html

27日の太陽周期プロット
http://swnews.jp/rt/27d_all_27.html

(注)ACE衛星の太陽風観測データと地磁気への影響
・ACE衛星は太陽と地球の引力がつりあうラグランジュ点(L1)の近くで、太陽風を観測します。
このラグランジュ点を通過した太陽風は約1時間後に地球に到来しますので、ACE衛星は太陽風の乱れを地球に到来する約1時間前に見つけることができます。
・太陽風の速度(黄色)及び磁場強度(白)が高い程、地磁気への影響が大きくなる。
・磁場の南北成分(赤色)が南寄り(-方向)となった際に、地磁気への影響が出やすい。
( )表示はACE衛星の太陽風観測データにおけるプロットの色


○プロトン現象

静止軌道の10MeV以上のプロトン粒子フラックスは、1[個/cm^2/sec/sr]未満の静穏レベルで推移しました。


○高エネルギー電子

静止軌道の2MeV以上の高エネルギー電子フラックスは、600[個/cm^2/sec/sr]未満の静穏レベルで推移しました。


○電離層

臨界周波数8MHzを超える強いスポラディックE層(注1)が確認された地域と時間帯を報告します。
※発生時刻は日本時間(UT+09時間)です。

稚内(北海道)
6月30日
 18:00から18:30
7月1日
 09:15から09:30
 14:15

国分寺(東京)
6月30日
 19:30
7月1日
 06:15から07:15
 13:15から13:30

山川(鹿児島)
7月1日
 10:30から12:15
 13:30

大宜味(沖縄)
6月30日
 17:15から17:30
 18:15から19:30
 21:45
7月1日
 14:00

F層臨界周波数は、7月1日の朝に国分寺(東京)でやや高めでした。
日本上空の全電子数(TEC)は、6月30日の昼過ぎから7月1日の昼前にかけて、日本各地でやや高めでした。
※時間帯の記述は日本時間(UT+09時間)です。

(注1)スポラディックE層
・日本付近では夏期に突発的に高度100km付近に現れる電子密度の高い層。
・通常の電離層では反射されない高い周波数の電波を反射する。

(注2)F層臨界周波数の中央値
・過去40日間の同一時刻に観測された臨界周波数を大きさの順に並べたとき中央にくる値。
・中央値とほぼ同程度ならば電離圏は静穏な状態と考えられる。

デリンジャー現象及び短波伝搬状態の週間予報です。(発令日:6月29日)
<   日付   > 30  1  2  3  4  5  6
<デリンジャー現象>  0  0  0  0  0  0  0
< 短波伝搬状態 >  4  4  4  4  4  4  4

【解説】
・発令日翌日から7日間の予報です。それぞれ左から順に日付と対応した予報となっております。
・デリンジャー現象の予報
 0=ないでしょう・・・・・・30%未満
 1=ややあるでしょう・・・・・・30~50%未満
 2=かなりあるでしょう・・・・・・50%以上
・短波伝搬状態の予報
 5=極めて静穏
 4=概して静穏
 3=やや不安定
 2=不安定
 1=非常に不安定

(参考データ)
NICT 電波伝搬障害研究プロジェクト
(電離圏概況等のリアルタイム速報など)
http://wdc.nict.go.jp/IONO/index.html
※電離圏観測はシステムメンテナンス作業等に伴いデータ更新に不定期な遅延を生じる場合があります。


○活動度指数

活動度の指数です。
6月30日の太陽黒点相対数は、62、5月の月平均値は、69でした。
6月30日の太陽黒点総面積は、810でした。
6月30日のf10.7は、122でした。
6月30日の地磁気K指数合計は、22、最大のK指数は、3でした。
短波伝搬を予測するための、6月と、7月と、8月の太陽黒点数の予測値は、それぞれ67、68、70です。



宇宙天気情報より抜粋