【覚書】NICT情報-宇宙天気情報 6/17 15:00 Cクラスフレアが数回発生し、太陽活動はやや活発
衝撃波の到来により、太陽風速度は高速な500km/s前後、太陽風の磁場強度は非常に強い40nT前後へ上昇し、地磁気活動は活発でした。
16日18時45分(UT)にプロトン現象が発生し、23時(UT)頃に終了しました。





http://swc.nict.go.jp/contents/


2012/06/17 15:00 更新
活動領域1504などでCクラスフレアが数回発生し、太陽活動はやや活発でした。
今後とも太陽活動はやや活発な状態が予想されます。
衝撃波の到来により、太陽風速度は高速な500km/s前後、太陽風の磁場強度は非常に強い40nT前後へ上昇し、地磁気活動は活発でした。
今後とも地磁気活動は活発な状態が予想されます。
16日18時45分(UT)にプロトン現象が発生し、23時(UT)頃に終了しました。

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◇宇宙天気情報BOX より
最新状況 (17:32) 6/17
昨日、C2.5の小規模フレアが発生しています。
太陽風南向き磁場が非常に強まっています。
(赤色表示)
磁気嵐がやや発達しています。(黄緑色表示)
太陽放射線が強くなっています。放射線帯電子は静穏です。



太陽風 (ACE)

時刻
JST 速度
km/s 南北磁場
nT

17:27
426
-14.3 赤

-2 h
418
-16.3 赤

-4 h
420
-5.8

-6 h
456
+8.1

-8 h
506
+27.2

-10 h
512
+19.9

-12 h
450
+5.4



宇宙天気情報

【NICT 今日の宇宙天気情報(日報:2012年06月17日 15時00分 (JST))】

○概況・予報

活動領域1504などでCクラスフレアが数回発生し、太陽活動はやや活発でした。
今後とも太陽活動はやや活発な状態が予想されます。
衝撃波の到来により、太陽風速度は高速な500km/s前後、太陽風の磁場強度は非常に強い40nT前後へ上昇し、地磁気活動は活発でした。
今後とも地磁気活動は活発な状態が予想されます。
16日18時45分(UT)にプロトン現象が発生し、23時(UT)頃に終了しました。


○太陽活動

太陽活動はやや活発でした。
活動領域1504などでCクラスフレアが数回発生し、最大のものは、活動領域1504で16日14時44分(UT)に発生したC1.8/SFフレアでした。

活動領域1504は、面積がやや増加しました。
その他の活動領域には、目立った変化はありませんでした。

STEREO衛星の極端紫外線の画像(EUVI)によると、本日から明日頃にかけて、南半球にあるやや明るい領域が、太陽面の東端から新たに回り込んでくる見通しです。
この領域は、概ね静穏な状態にある模様です。

現在太陽面にある活動領域のうち、面積が大きく、磁場構造がやや複雑な形状をしている活動領域1504では、今後もCクラスフレアが発生する可能性があります。
今後とも太陽活動はやや活発な状態が予想されます。


○地磁気活動

地磁気活動は活発でした。
太陽風速度は低速な330km/s前後、太陽風の磁場強度は弱い3nT前後で推移していましたが、16日9時(UT)頃、19時30分(UT)頃、20時30分(UT)頃に衝撃波が到来し、太陽風速度は高速な500km/s前後、太陽風の磁場強度は非常に強い40nT前後へそれぞれ上昇しました。
2回目と3回目の衝撃波は、13日と14日に発生したCME(コロナ質量放出)に伴うものと考えられます。
また、16日9時56分(UT)と22時47分(UT)に、SI(地磁気水平成分の急増)が発生しました。

現在、太陽風速度は通常速度の400km/s前後へ下降していますが、太陽風の磁場強度は非常に強い30nT前後の状態が続いているため、今後も地磁気が乱れる可能性があります。
今後とも地磁気活動は活発な状態が予想されます。

(参考データ)
ACE衛星による太陽風観測
http://www.swpc.noaa.gov/ace/MAG_SWEPAM_24h.html

27日の太陽周期プロット
http://swnews.jp/rt/27d_all_27.html

(注)ACE衛星の太陽風観測データと地磁気への影響
・ACE衛星は太陽と地球の引力がつりあうラグランジュ点(L1)の近くで、太陽風を観測します。
このラグランジュ点を通過した太陽風は約1時間後に地球に到来しますので、ACE衛星は太陽風の乱れを地球に到来する約1時間前に見つけることができます。
・太陽風の速度(黄色)及び磁場強度(白)が高い程、地磁気への影響が大きくなる。
・磁場の南北成分(赤色)が南寄り(-方向)となった際に、地磁気への影響が出やすい。
( )表示はACE衛星の太陽風観測データにおけるプロットの色


○プロトン現象

静止軌道の10MeV以上のプロトン粒子フラックスは上昇し、16日18時45分(UT)にプロトン現象が発生しました。
プロトン粒子フラックスは22時30分(UT)に最大約14[個/cm^2/sec/sr]に達した後は下降し、23時(UT)頃にプロトン現象は終了しました。
現在、プロトン粒子フラックスは2[個/cm^2/sec/sr]前後の静穏レベルで推移しています。
このプロトン粒子フラックスの上昇は、13日と14日に発生したCME(コロナ質量放出)に伴う衝撃波の到来により、発生したものと考えられます。


○高エネルギー電子

静止軌道の2MeV以上の高エネルギー電子フラックスは、2000[個/cm^2/sec/sr]未満のやや高いレベルで推移しました。
その後、太陽風の乱れによって16日20時(UT)頃に1000[個/cm^2/sec/sr]未満の静穏レベルまで下降しました。


○電離層

臨界周波数8MHzを超える強いスポラディックE層(注1)が確認された地域と時間帯を報告します。
※発生時刻は日本時間(UT+09時間)です。

大宜味(沖縄)
17日
 02:00
 12:45から14:30

F層臨界周波数は、現在、最新のデータが確認できない状態となっています。
日本上空の全電子数(TEC)は、16日の夕方に低緯度の地域でやや高めでした。
また、17日の明け方から朝にかけて、日本各地でやや低めでした。
※時間帯の記述は日本時間(UT+09時間)です。

(注1)スポラディックE層
・日本付近では夏期に突発的に高度100km付近に現れる電子密度の高い層。
・通常の電離層では反射されない高い周波数の電波を反射する。

(注2)F層臨界周波数の中央値
・過去40日間の同一時刻に観測された臨界周波数を大きさの順に並べたとき中央にくる値。
・中央値とほぼ同程度ならば電離圏は静穏な状態と考えられる。

デリンジャー現象及び短波伝搬状態の週間予報です。(発令日:6月15日)
<   日付   > 16 17 18 19 20 21 22
<デリンジャー現象>  0  0  0  0  0  0  0
< 短波伝搬状態 >  4  4  4  4  4  4  4

【解説】
・発令日翌日から7日間の予報です。それぞれ左から順に日付と対応した予報となっております。
・デリンジャー現象の予報
 0=ないでしょう・・・・・・30%未満
 1=ややあるでしょう・・・・・・30~50%未満
 2=かなりあるでしょう・・・・・・50%以上
・短波伝搬状態の予報
 5=極めて静穏
 4=概して静穏
 3=やや不安定
 2=不安定
 1=非常に不安定

(参考データ)
NICT 電波伝搬障害研究プロジェクト
(電離圏概況等のリアルタイム速報など)
http://wdc.nict.go.jp/IONO/index.html
※電離圏観測はシステムメンテナンス作業等に伴いデータ更新に不定期な遅延を生じる場合があります。


○活動度指数

活動度の指数です。
6月16日の太陽黒点相対数は、76、5月の月平均値は、69でした。
6月16日の太陽黒点総面積は、1070でした。
6月16日のf10.7は、137でした。
6月16日の地磁気K指数合計は、18、最大のK指数は、5でした。
短波伝搬を予測するための、6月と、7月と、8月の太陽黒点数の予測値は、それぞれ67、68、70です。


宇宙天気情報より抜粋