【覚書】NICT情報-宇宙天気ニュース 6/17 13:01
太陽風の乱れが到来 磁場強度が大きく強まっています。続いて、次の乱れが到来するでしょう。



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宇宙天気ニュース
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◇宇宙天気情報BOX より
最新状況 (17:21)
昨日、C2.5の小規模フレアが発生しています。
太陽風南向き磁場が非常に強まっています。(赤色表示)
磁気嵐がやや発達しています。(黄緑色表示)
太陽放射線が強くなっています。放射線帯電子は静穏です。



太陽風 (ACE)
時刻
JST 速度
km/s 南北磁場
nT
17:15 427 -15.0 赤
-2 h_ 417 -15.3 赤
-4 h_ 429 _-4.5 黄緑
-6 h_ 460 _+7.7
-8 h_ 510 _+28.5
-10 h 513 _+17.6
-12 h 442 _+6.8



2012/ 6/17 13:01 更新
太陽風の乱れが到来しました。磁場強度が大きく強まっています。続いて、次の乱れが到来するでしょう。


昨夜と今朝に、太陽風の乱れがやって来ました。
ひとつめは、昨夜、16日18時(世界時16日9時)に、ACE衛星で変化が観測されました。
太陽風の速度は400km/秒、
磁場強度はおよそ10nTに強まった様です(グラフが見にくくなっています)。
変化としては比較的小規模で、速度は平均レベルに上がった程度、
磁場は通常の2倍に高まったくらいでした。
昨日のニュースでは、13日夜に発生したCMEの到来について書いていましたが、
到来のタイミングと速度の変化から考えて、
この乱れはもう一日くらい早く太陽で発生した変動によるものでしょう。

ふたつめの変化は今朝、17日4時半から7時(世界時16日19時半から22時)にかけて、
3回に分かれてグラフのジャンプが発生しています。
最終的に、速度は500km/秒と高速状態に上がり、
磁場強度は40nTと非常に強まりました。
こちらの乱れが、13日夜のCMEによる変動だと思います。

磁場強度の強まりが大変高く、警戒される変化でしたが、
磁場の南北成分はほぼ北向きに推移したため、
地球の磁気圏への影響は限定的だったようです。

オーロラの活動度を示すAE指数のグラフは、
太陽風の乱れの第一波が来た後に多少乱れましたが(グラフの中頃)、
第二波が来た右端は、むしろ変化が小ぶりになっています。

一方、磁場の強まりによって磁気圏が押しつぶされた様子が記録されています。
静止軌道のGOES衛星の磁場データの北向き成分は(1枚目の図)、
第二波以降大きく強まり、磁気圏が強く圧縮を受けていたと考えられます。
特に青線のGOES15は、一時的にマイナス側に振れる変化をしています。
このときは、磁気圏が縮まり過ぎて、
衛星が磁気圏を飛び出したのではないかと思います
(この規模の擾乱時にはよく見られる現象です)。

太陽風は、速度は400km/秒に下がってきましたが、
磁場強度は依然40nTレベルにあります。
しかも、南北成分が次第に0nTに近づいていて、
今後マイナス側(南向き)に振れ始める可能性があります。
その場合は、磁気圏の活動が一気に強まり、
オーロラの激しい変動や磁気嵐をもたらす可能性があります。

また、これから14日夜のCMEによる太陽風の乱れが到来すると予想されます。
速度は500km/秒台くらいではないかと思いますが、
現在の乱れを巻き込んだ変化となる可能性があり、
太陽風磁場が再び大きく強まるかもしれません。

太陽は、C1~2の小さなCクラスフレアの発生は続いていますが、
黒点群は全体的に小さくなってきたように感じます。




宇宙天気ニュースより抜粋