【覚書】NICT情報-宇宙天気情報 6/14 15:00 Mクラスフレア発生 太陽活動は活発



http://swc.nict.go.jp/contents/

2012/06/14 15:00 更新
活動領域1504でMクラスフレアが発生し、太陽活動は活発でした。
今後とも太陽活動は活発な状態が予想されます。
太陽風速度は、通常速度の380km/s前後で推移し、地磁気活動は静穏でした。
今後とも地磁気活動は静穏な状態が続くでしょう。

>> つづき↓↓


宇宙天気情報

◇宇宙天気情報BOX より
最新状況 (18:52) 6/14今日、C6.8の小規模フレアが発生しました。
また、M1.2の中規模フレアが昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。



フレア (GOES)
発生日 JST 検出
6/14 16:23 C2.0
__ 04:17 C6.8 *
__ 03:47 C2.8
__ 00:24 C6.2 *

6/13 21:34 M1.2 **
__ 18:12 C2.7
__ 12:13 C2.2
__ 09:26 C1.9

6/12 15:37 C2.0
__ 12:11 C2.2



【NICT 今日の宇宙天気情報(日報:2012年06月14日 15時00分 (JST))】


○概況・予報

活動領域1504でMクラスフレアが発生し、太陽活動は活発でした。
今後とも太陽活動は活発な状態が予想されます。
太陽風速度は、通常速度の380km/s前後で推移し、地磁気活動は静穏でした。
今後とも地磁気活動は静穏な状態が続くでしょう。


○太陽活動

太陽活動は活発でした。
活動領域1504で13日11時29分(UT)にM1.2/1NのLDEフレア(継続時間の長いX線フレア)が発生しました。
その他に、活動領域1504、1507などで、Cクラスフレアが多数発生しました。

活動領域1504は、面積が増加し、磁場構造は単純なβから非常に複雑なβγδへ変化しました。
活動領域1505、1506は、黒点数がやや減少しました。
昨日まで活動領域1507として採番されていた領域が、活動領域1507、1508の2つの領域として採番しなおされました。
活動領域1494が太陽面の裏側へ回り込み、活動領域1499は衰退しました。

現在太陽面にある活動領域のうち、Mクラスフレアが発生した活動領域1504と、Cクラスフレアが発生した活動領域1507は、やや活動的な状態にあります。
また、活動領域1504は成長する傾向にあるため、今後、Mクラスフレアが発生する可能性があります。
今後とも太陽活動は活発な状態が予想されます。


○地磁気活動

地磁気活動は静穏でした。
太陽風速度は、通常速度の380km/s前後で推移しました。
太陽風の磁場強度は弱い4nT前後で推移し、磁場の南北成分は時折-3nT前後の弱い南向きの状態となりましたが、地磁気に大きな乱れはありませんでした。

SOHO衛星の太陽コロナ画像(LASCO)によると、13日14時(UT)頃にCME(コロナ質量放出)が発生しました。
17日頃に影響が到来する可能性がありますが、STEREO衛星の太陽コロナ画像(COR)によると、コロナガスは南東へ向かって放出されており、地球方向を概ねそれているため、地磁気への影響は小さいと予想されます。
このCMEは、活動領域1504で13日11時29分(UT)に発生したM1.2/1NのLDEフレア(継続時間の長いX線フレア)に伴う現象と考えられます。

SDO衛星の極端紫外線の画像(AIA193)によると、現在、太陽面には今後の地磁気に影響を与えそうなコロナホールはありません。

今後とも地磁気活動は静穏な状態が続くでしょう。

(参考データ)
ACE衛星による太陽風観測
http://www.swpc.noaa.gov/ace/MAG_SWEPAM_24h.html

27日の太陽周期プロット
http://swnews.jp/rt/27d_all_27.html

(注)ACE衛星の太陽風観測データと地磁気への影響
・ACE衛星は太陽と地球の引力がつりあうラグランジュ点(L1)の近くで、太陽風を観測します。
このラグランジュ点を通過した太陽風は約1時間後に地球に到来しますので、ACE衛星は太陽風の乱れを地球に到来する約1時間前に見つけることができます。
・太陽風の速度(黄色)及び磁場強度(白)が高い程、地磁気への影響が大きくなる。
・磁場の南北成分(赤色)が南寄り(-方向)となった際に、地磁気への影響が出やすい。
( )表示はACE衛星の太陽風観測データにおけるプロットの色


○プロトン現象

静止軌道の10MeV以上のプロトン粒子フラックスは、1[個/cm^2/sec/sr]未満の静穏レベルで推移しました。


○高エネルギー電子

静止軌道の2MeV以上の高エネルギー電子フラックスは、2000[個/cm^2/sec/sr]未満のやや高いレベルで推移しました。


○電離層

臨界周波数8MHzを超える強いスポラディックE層(注1)が確認された地域と時間帯を報告します。
※発生時刻は日本時間(UT+09時間)です。

稚内(北海道)
13日
 16:15から17:45
 19:00から20:45
 22:30から23:45
14日
 06:15
 07:00

国分寺(東京)
13日
 19:15
 20:00から20:15
14日
 09:45から11:15
 12:00から12:15

山川(鹿児島)
13日
 18:30

大宜味(沖縄)
14日
 12:15から14:00

F層臨界周波数は、13日の夕方と14日の昼過ぎに国分寺(東京)と大宜味(沖縄)でやや低めでした。
日本上空の全電子数(TEC)は、13日の夜のはじめ頃に低緯度の地域でやや低めでした。
※時間帯の記述は日本時間(UT+09時間)です。
※データ処理上の問題により、日本上空の全電子数(TEC)は一部異常な値が出力されています。

(注1)スポラディックE層
・日本付近では夏期に突発的に高度100km付近に現れる電子密度の高い層。
・通常の電離層では反射されない高い周波数の電波を反射する。

(注2)F層臨界周波数の中央値
・過去40日間の同一時刻に観測された臨界周波数を大きさの順に並べたとき中央にくる値。
・中央値とほぼ同程度ならば電離圏は静穏な状態と考えられる。

デリンジャー現象及び短波伝搬状態の週間予報です。(発令日:6月12日)
<   日付   > 13 14 15 16 17 18 19
<デリンジャー現象>  0  0  0  0  0  0  0
< 短波伝搬状態 >  4  4  4  4  4  4  4

【解説】
・発令日翌日から7日間の予報です。それぞれ左から順に日付と対応した予報となっております。
・デリンジャー現象の予報
 0=ないでしょう・・・・・・30%未満
 1=ややあるでしょう・・・・・・30~50%未満
 2=かなりあるでしょう・・・・・・50%以上
・短波伝搬状態の予報
 5=極めて静穏
 4=概して静穏
 3=やや不安定
 2=不安定
 1=非常に不安定

(参考データ)
NICT 電波伝搬障害研究プロジェクト
(電離圏概況等のリアルタイム速報など)
http://wdc.nict.go.jp/IONO/index.html
※電離圏観測はシステムメンテナンス作業等に伴いデータ更新に不定期な遅延を生じる場合があります。


○活動度指数

活動度の指数です。
6月13日の太陽黒点相対数は、100、5月の月平均値は、69でした。
6月13日の太陽黒点総面積は、880でした。
6月13日のf10.7は、138でした。
6月13日の地磁気K指数合計は、9、最大のK指数は、3でした。
短波伝搬を予測するための、6月と、7月と、8月の太陽黒点数の予測値は、それぞれ67、68、70です。


宇宙天気情報より抜粋