【覚書】NICT情報-宇宙天気情報 5/20 15:00 Cクラスフレアが発 太陽活動はやや活発 太陽風速度は、通常速度の400km/s前後で推移
20日2時(UT)頃に衝撃波が到来し、太陽風の磁場がやや強くなり、磁場の南北成分が強く南を向いた状態が続きました。



http://swc.nict.go.jp/contents/


過去の日報

【NICT 今日の宇宙天気情報(日報:2012年05月20日 15時00分 (JST))】

○概況・予報

活動領域1479でCクラスフレアが発生し、太陽活動はやや活発でした。
今後とも太陽活動はやや活発な状態が予想されます。
太陽風速度は、通常速度の400km/s前後で推移し、地磁気活動は静穏でした。
その後、20日2時(UT)頃に衝撃波が到来し、太陽風の磁場がやや強くなり、磁場の南北成分が強く南を向いた状態が続きました。
今後の地磁気活動はやや活発な状態が予想されます。


○太陽活動

太陽活動はやや活発でした。
活動領域1479で19日12時4分(UT)にC1.0/SFフレアが発生しました。

活動領域1483に、黒点群が再び出現しました。
活動領域1485は、衰退しました。

STEREO衛星の極端紫外線の画像(EUVI)によると、南半球にあるやや明るい領域が太陽面の東端から回り込みつつあります。
この領域は、概ね静穏な状態にある模様です。

面積がやや大きい活動領域1482、1484、1486では、今後、Cクラスフレアが発生する可能性があります。
今後とも太陽活動はやや活発な状態が予想されます。


○地磁気活動

地磁気活動は静穏でした。
太陽風速度は、通常速度の400km/s前後で推移しました。
太陽風の磁場強度は、やや強い5nT前後で推移し、磁場の南北成分は概ね北向きの状態が続いたため、地磁気に大きな乱れはありませんでした。
その後、20日2時(UT)頃に衝撃波が到来し、太陽風速度はやや高速な450km/s前後に、太陽風の磁場強度はやや強い8nT前後へそれぞれ上昇しました。
この衝撃波は、17日1時25分(UT)に発生したM5.1/1Fフレアに伴うCME(コロナ質量放出)の余波が到来したものと考えられます。

SDO衛星の極端紫外線の画像(AIA193)によると、西15度付近にコロナホールがありますが、小規模であるため、今後の地磁気への影響は小さいと予想されます。

太陽風の磁場強度がやや強い8nT前後で推移し、磁場の南北成分が-5nT前後の強い南向きとなる状態が続いたため、今後、地磁気がやや乱れる可能性があります。
今後の地磁気活動はやや活発な状態が予想されます。


○プロトン現象

静止軌道の10MeV以上のプロトン粒子フラックスは、5[個/cm^2/sec/sr]未満の静穏レベルで推移しました。


○高エネルギー電子

静止軌道の2MeV以上の高エネルギー電子フラックスは、700[個/cm^2/sec/sr]未満の静穏レベルで推移しました。


○電離層

臨界周波数8MHzを超える強いスポラディックE層(注1)が確認された地域と時間帯を報告します。
※発生時刻は日本時間(UT+09時間)です。

稚内(北海道)
19日
 15:15
 17:30

国分寺(東京)
20日
 07:45から08:00
 09:00から09:30
 12:15

山川(鹿児島)
19日
 18:00から18:30
 21:45から22:45
20日
 14:00から14:45

大宜味(沖縄)
19日
 22:45から23:00
20日
 00:15
 08:00から13:45

F層臨界周波数は、19日の夜のはじめ頃に大宜味(沖縄)でやや低めでした。
日本上空の全電子数(TEC)は、19日の昼過ぎと夜のはじめ頃から夜遅くにかけて、中高緯度の地域でやや低めでした。

※時間帯の記述は日本時間(UT+09時間)です。

(注1)スポラディックE層
・日本付近では夏期に突発的に高度100km付近に現れる電子密度の高い層。
・通常の電離層では反射されない高い周波数の電波を反射する。

(注2)F層臨界周波数の中央値
・過去40日間の同一時刻に観測された臨界周波数を大きさの順に並べたとき中央にくる値。
・中央値とほぼ同程度ならば電離圏は静穏な状態と考えられる。

デリンジャー現象及び短波伝搬状態の週間予報です。(発令日:5月18日)
<   日付   > 19 20 21 22 23 24 25
<デリンジャー現象>  0  0  0  0  0  0  0
< 短波伝搬状態 >  4  4  4  4  4  4  4

【解説】
・発令日翌日から7日間の予報です。それぞれ左から順に日付と対応した予報となっております。
・デリンジャー現象の予報
 0=ないでしょう・・・・・・30%未満
 1=ややあるでしょう・・・・・・30~50%未満
 2=かなりあるでしょう・・・・・・50%以上
・短波伝搬状態の予報
 5=極めて静穏
 4=概して静穏
 3=やや不安定
 2=不安定
 1=非常に不安定

(参考データ)
NICT 電波伝搬障害研究プロジェクト
(電離圏概況等のリアルタイム速報など)
http://wdc.nict.go.jp/IONO/index.html
※電離圏観測はシステムメンテナンス作業等に伴いデータ更新に不定期な遅延を生じる場合があります。


○活動度指数

活動度の指数です。
5月19日の太陽黒点相対数は、76、4月の月平均値は、55でした。
5月19日の太陽黒点総面積は、840でした。
5月19日のf10.7は、131でした。
5月19日の地磁気K指数合計は、6、最大のK指数は、1でした。
短波伝搬を予測するための、5月と、6月と、7月の太陽黒点数の予測値は、それぞれ75、78、81です。



宇宙天気情報より抜粋