【覚書】NICT情報-宇宙天気情報 5/17 15:00
Mクラスフレア発生 太陽活動は活発 太陽風磁場が強く南を向いた状態が続いたため、地磁気活動はやや活発でした。
大規模なプロトン現象が発生継続中
このプロトン現象に伴い、地上の宇宙線モニターのカウント増加観測



http://swc.nict.go.jp/contents/


2012/05/17 15:00 更新
活動領域1476でMクラスフレアが発生し、太陽活動は活発でした。
今後の太陽活動はやや活発な状態が予想されます。
太陽風速度は、通常速度の420km/s前後からやや低速な350km/s前後へ緩やかに下降しましたが、太陽風の磁場の南北成分が強く南を向いた状態が続いたため、地磁気活動はやや活発でした。
今後の地磁気活動は静穏な状態となるでしょう。
17日2時10分(UT)に大規模なプロトン現象が発生し、現在も継続中です。
このプロトン現象に伴い、地上の宇宙線モニターのカウント増加(GLE:Ground Level Event)が観測されました。

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宇宙天気情報

◇宇宙天気情報BOX
最新状況は、 5/14 10:51で止まったままなので省略。



【NICT 今日の宇宙天気情報(日報:2012年05月17日 15時00分 (JST))】

○概況・予報

活動領域1476でMクラスフレアが発生し、太陽活動は活発でした。
今後の太陽活動はやや活発な状態が予想されます。
太陽風速度は、通常速度の420km/s前後からやや低速な350km/s前後へ緩やかに下降しましたが、太陽風の磁場の南北成分が強く南を向いた状態が続いたため、地磁気活動はやや活発でした。
今後の地磁気活動は静穏な状態となるでしょう。
17日2時10分(UT)に大規模なプロトン現象が発生し、現在も継続中です。
このプロトン現象に伴い、地上の宇宙線モニターのカウント増加(GLE:Ground Level Event)が観測されました。


○太陽活動

太陽活動は活発でした。
活動領域1476で17日1時25分(UT)にM5.1/1Fフレアが発生しました。
その他に、活動領域1476でCクラスフレアが数回発生しました。

活動領域1476は、黒点数がやや減少しました。
活動領域1482、1484は面積と黒点数がやや増加しました。

STEREO衛星の極端紫外線の画像(EUVI)によると、北半球にあるやや明るい領域が太陽面の東端から回り込みつつあります。
この領域は、概ね静穏な状態にある模様です。

Mクラスフレアが発生した活動領域1476では、今後、Cクラスフレアが発生する可能性があります。
今後の太陽活動はやや活発な状態が予想されます。


○地磁気活動

地磁気活動はやや活発でした。
太陽風速度は、通常速度の420km/s前後からやや低速な350km/s前後へ緩やかに下降しました。
太陽風の磁場強度は、弱い2nT前後から強い10nT前後へ上昇し、磁場の南北成分が16日16時(UT)頃から、-5nT前後の強い南向きの状態が続いたため、地磁気がやや乱れました。

SDO衛星の極端紫外線の画像(AIA193)によると、現在、太陽面には今後の地磁気活動に影響を及ぼしそうなコロナホールはありません。

今後の地磁気活動は静穏な状態となるでしょう。

(参考データ)
ACE衛星による太陽風観測
http://www.swpc.noaa.gov/ace/MAG_SWEPAM_24h.html

27日の太陽周期プロット
http://swnews.jp/rt/27d_all_27.html

(注)ACE衛星の太陽風観測データと地磁気への影響
・ACE衛星は太陽と地球の引力がつりあうラグランジュ点(L1)の近くで、太陽風を観測します。
このラグランジュ点を通過した太陽風は約1時間後に地球に到来しますので、ACE衛星は太陽風の乱れを地球に到来する約1時間前に見つけることができます。
・太陽風の速度(黄色)及び磁場強度(白)が高い程、地磁気への影響が大きくなる。
・磁場の南北成分(赤色)が南寄り(-方向)となった際に、地磁気への影響が出やすい。
( )表示はACE衛星の太陽風観測データにおけるプロットの色


○プロトン現象

静止軌道の10MeV以上のプロトン粒子フラックスは、17日2時(UT)頃から上昇をはじめ、2時10分(UT)に大規模なプロトン現象が発生しました。
その後、プロトン粒子フラックスは2時45分(UT)に100[個/cm^2/sec/sr]を超え、現在は200[個/cm^2/sec/sr]前後で推移しています。
また、100MeV以上のプロトン粒子フラックスは、17日2時30分(UT)に約20[個/cm^2/sec/sr]に達し、現在は下降中です。
この現象は、活動領域1476で17日1時25分(UT)に発生したM5.1/1Fフレアに伴い、発生したと考えられます。
このプロトン現象に伴い、地上の宇宙線モニターのカウント増加(GLE:Ground Level Event)が観測されました。

(参考データ)
GOES衛星 高エネルギー粒子
http://www.swpc.noaa.gov/rt_plots/pro_3d.html


○高エネルギー電子

静止軌道の2MeV以上の高エネルギー電子フラックスは、10000[個/cm^2/sec/sr]未満のやや高いレベルで推移しました。


○電離層

臨界周波数8MHzを超える強いスポラディックE層(注1)が確認された地域と時間帯を報告します。
※発生時刻は日本時間(UT+09時間)です。

国分寺(東京)
16日
 16:45から18:45
 19:45から20:30
 21:45から22:15
17日
 10:45から14:00

山川(鹿児島)
16日
 16:30から19:00
 19:45から20:15
 22:00
17日
 00:30

大宜味(沖縄)
16日
 17:45から19:30
 21:15から22:45
17日
 00:30から02:30

F層臨界周波数は、16日の夜遅くから17日の明け方にかけて、国分寺(東京)でやや高め、17日の明け方に大宜味(沖縄)でやや高めでした。
日本上空の全電子数(TEC)は、16日の昼過ぎから夕方にかけて中低緯度の地域でやや高め、夕方から17日の明け方にかけて低緯度の地域でやや高めでした。

17日1時25分(UT)に発生したM5.1/1Fフレアの影響により、17日の昼前に日本各地でデリンジャー現象の発生が確認されました。

※時間帯の記述は日本時間(UT+09時間)です。

(注1)スポラディックE層
・日本付近では夏期に突発的に高度100km付近に現れる電子密度の高い層。
・通常の電離層では反射されない高い周波数の電波を反射する。

(注2)F層臨界周波数の中央値
・過去40日間の同一時刻に観測された臨界周波数を大きさの順に並べたとき中央にくる値。
・中央値とほぼ同程度ならば電離圏は静穏な状態と考えられる。

デリンジャー現象及び短波伝搬状態の週間予報です。(発令日:5月15日)
<   日付   > 16 17 18 19 20 21 22
<デリンジャー現象>  0  0  0  0  0  0  0
< 短波伝搬状態 >  4  4  4  4  4  4  4

【解説】
・発令日翌日から7日間の予報です。それぞれ左から順に日付と対応した予報となっております。
・デリンジャー現象の予報
 0=ないでしょう・・・・・・30%未満
 1=ややあるでしょう・・・・・・30~50%未満
 2=かなりあるでしょう・・・・・・50%以上
・短波伝搬状態の予報
 5=極めて静穏
 4=概して静穏
 3=やや不安定
 2=不安定
 1=非常に不安定

(参考データ)
NICT 電波伝搬障害研究プロジェクト
(電離圏概況等のリアルタイム速報など)
http://wdc.nict.go.jp/IONO/index.html
※電離圏観測はシステムメンテナンス作業等に伴いデータ更新に不定期な遅延を生じる場合があります。


○活動度指数

活動度の指数です。
5月16日の太陽黒点相対数は、84、4月の月平均値は、55でした。
5月16日の太陽黒点総面積は、630でした。
5月16日のf10.7は、129でした。
5月16日の地磁気K指数合計は、17、最大のK指数は、4でした。
短波伝搬を予測するための、5月と、6月と、7月の太陽黒点数の予測値は、それぞれ75、78、81です。




宇宙天気情報より抜粋