【覚書】NICT情報-宇宙天気情報 5/09 15:00 Mクラスフレア発生 太陽風速度は、高速な500km/s前後へ上昇



http://swc.nict.go.jp/contents/


2012/05/09 15:00 更新
活動領域1476でMクラスフレアが発生し、太陽活動は活発でした。
今後とも太陽活動は活発な状態が予想されます。
太陽風速度は、低速な300km/s前後から高速な500km/s前後へ上昇しましたが、地磁気活動は静穏でした。
今後とも地磁気活動は静穏な状態が続くでしょう。

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宇宙天気情報


◇宇宙天気情報BOX より
最新状況 (19:21) 5/09
今日、C1.5の小規模フレアが発生しました。
また、M1.9の中規模フレアが一昨日発生しています。(黄色表示)
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。



【NICT 今日の宇宙天気情報(日報:2012年05月09日 15時00分 (JST))】

○概況・予報

活動領域1476でMクラスフレアが発生し、太陽活動は活発でした。
今後とも太陽活動は活発な状態が予想されます。
太陽風速度は、低速な300km/s前後から高速な500km/s前後へ上昇しましたが、地磁気活動は静穏でした。
今後とも地磁気活動は静穏な状態が続くでしょう。


○太陽活動

太陽活動は活発でした。
活動領域1476で8日13時2分(UT)にM1.4/1Fフレアが発生しました。
その他に、活動領域1476などでCクラスフレアが数回発生しました。

活動領域1471は、面積・黒点数がともに減少しました。
活動領域1476は、面積・黒点数がともに増加し、磁場構造がやや複雑なβγから非常に複雑なβγδへ変化しました。
活動領域1477が、新たに太陽面の東端から回り込んできました。

Mクラスフレアが発生した活動領域1476は面積が大きく、磁場構造が非常に複雑な形状をしているため、今後もMクラスフレアが発生する可能性があります。
今後とも太陽活動は活発な状態が予想されます。


○地磁気活動

地磁気活動は静穏でした。
太陽風速度は、低速な300km/s前後から高速な500km/s前後へ緩やかに上昇しました。
この間、太陽風の磁場強度は、やや強い5nT前後から一時かなり強い18nT前後へ上昇しましたが、地磁気に大きな乱れはありませんでした。

SDO衛星の極端紫外線の画像(AIA193)によると、太陽面の西45度付近をコロナホールが通過中です。
前述の太陽風速度と太陽風の磁場強度の上昇は、このコロナホールの影響によるものと考えられます。
今後も太陽風速度が高速な状態が続く可能性がありますが、このコロナホールは南北に長い形状をしており、低緯度の部分は小さいため、今後の地磁気への影響は小さいと予想されます。

今後とも地磁気活動は静穏な状態が続くでしょう。


○プロトン現象

静止軌道の10MeV以上のプロトン粒子フラックスは、1[個/cm^2/sec/sr]未満の静穏レベルで推移しました。


○高エネルギー電子

静止軌道の2MeV以上の高エネルギー電子フラックスは、3000[個/cm^2/sec/sr]未満のやや高いレベルで推移しました。


○電離層

臨界周波数8MHzを超える強いスポラディックE層(注1)が確認された地域と時間帯を報告します。
※発生時刻は日本時間(UT+09時間)です。

国分寺(東京)
8日
 18:15から18:30
 19:30から19:45
 21:45
9日
 04:15

山川(鹿児島)
8日
 15:00から16:30
 17:00から17:45
 18:15から18:45
 22:45から23:00
 23:45

大宜味(沖縄)
8日
 18:00から18:15
 20:45から23:30
9日
 00:00から01:45
 02:45から03:00

F層臨界周波数は、8日の夕方に国分寺(東京)でやや低め、夕方から夜のはじめ頃にかけて大宜味(沖縄)でやや低めでした。
また、夜遅くから9日の未明にかけて国分寺(東京)でやや高め、9日の昼過ぎに大宜味(沖縄)でやや低めでした。
日本上空の全電子数(TEC)は、9日の朝から昼前にかけて中高緯度の地域でやや高めでした。
※時間帯の記述は日本時間(UT+09時間)です。

(注1)スポラディックE層
・日本付近では夏期に突発的に高度100km付近に現れる電子密度の高い層。
・通常の電離層では反射されない高い周波数の電波を反射する。

(注2)F層臨界周波数の中央値
・過去40日間の同一時刻に観測された臨界周波数を大きさの順に並べたとき中央にくる値。
・中央値とほぼ同程度ならば電離圏は静穏な状態と考えられる。

デリンジャー現象及び短波伝搬状態の週間予報です。(発令日:5月8日)
<   日付   >  9 10 11 12 13 14 15
<デリンジャー現象>  1  1  1  1  1  1  1
< 短波伝搬状態 >  4  4  4  4  4  4  4

【解説】
・発令日翌日から7日間の予報です。それぞれ左から順に日付と対応した予報となっております。
・デリンジャー現象の予報
 0=ないでしょう・・・・・・30%未満
 1=ややあるでしょう・・・・・・30~50%未満
 2=かなりあるでしょう・・・・・・50%以上
・短波伝搬状態の予報
 5=極めて静穏
 4=概して静穏
 3=やや不安定
 2=不安定
 1=非常に不安定

(参考データ)
NICT 電波伝搬障害研究プロジェクト
(電離圏概況等のリアルタイム速報など)
http://wdc.nict.go.jp/IONO/index.html
※電離圏観測はシステムメンテナンス作業等に伴いデータ更新に不定期な遅延を生じる場合があります。


○活動度指数

活動度の指数です。
5月08日の太陽黒点相対数は、62、4月の月平均値は、55でした。
5月08日の太陽黒点総面積は、1160でした。
5月08日のf10.7は、123でした。
5月08日の地磁気K指数合計は、16、最大のK指数は、3でした。
短波伝搬を予測するための、5月と、6月と、7月の太陽黒点数の予測値は、それぞれ75、78、81です。



宇宙天気情報より抜粋