【覚書】NICT情報-宇宙天気情報 5/7 15:00 Mクラスフレア発生 太陽活動は活発 コロナホールの影響が9日頃に到来し、地磁気がやや乱れる可能性


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過去の日報

【NICT 今日の宇宙天気情報(日報:2012年05月07日 15時00分 (JST))】

○概況・予報

活動領域1476でMクラスフレアが発生し、太陽活動は活発でした。
今後とも太陽活動は活発な状態が予想されます。
太陽風速度は、低速な300km/sから通常速度の380km/sの間で推移し、地磁気活動は静穏でした。
コロナホールの影響が9日頃に到来し、地磁気がやや乱れる可能性があります。
今後とも8日頃まで地磁気活動は静穏な状態が続くでしょう。


○太陽活動

太陽活動は活発でした。
活動領域1476で6日17時41分(UT)にM1.3/1Nフレアが発生しました。

活動領域1469は、太陽面の裏側へ回り込みつつあります。
活動領域1473は、太陽面の裏側へ回り込みました。
活動領域1476は面積・黒点数ともに増加し、磁場構造が単純なβからやや複雑なβγの形状に変化しました。

STEREO衛星の極端紫外線の画像(EUVI)によると、南半球にあるやや明るい領域が太陽面の東端から回り込みつつありますが、この領域は概ね静穏な状態にある模様です。

Mクラスフレアが発生した活動領域1476は、面積が大きく、磁場構造がやや複雑なβγの形状をしており、今後もMクラスフレアが発生する可能性があります。
今後とも太陽活動は活発な状態が予想されます。


○地磁気活動

地磁気活動は静穏でした。
太陽風速度は、低速な300km/sから通常速度の380km/sの間で推移しました。
この間、太陽風の磁場強度は、やや強い5nTから10nTの間で推移し、磁場の南北成分は、一時-5nT前後の強い南向きの状態になりましたが、地磁気に大きな乱れはありませんでした。

SDO衛星の極端紫外線の画像(AIA193)によると、太陽面の西15度付近にコロナホールが位置しています。
9日頃にこのコロナホールの影響が到来し、地磁気がやや乱れる可能性があります。

今後とも8日頃まで地磁気活動は静穏な状態が続くでしょう。


○プロトン現象

静止軌道の10MeV以上のプロトン粒子フラックスは、1[個/cm^2/sec/sr]未満の静穏レベルで推移しました。


○高エネルギー電子

静止軌道の2MeV以上の高エネルギー電子フラックスは、2000[個/cm^2/sec/sr]未満のやや高いレベルで推移しました。


○電離層

臨界周波数8MHzを超える強いスポラディックE層(注1)が確認された地域と時間帯を報告します。
※発生時刻は日本時間(UT+09時間)です。

山川(鹿児島)
6日
 16:15から17:45

大宜味(沖縄)
6日
 17:15から19:30

F層臨界周波数は、7日の朝から昼過ぎにかけて国分寺(東京)でやや低めでした。
日本上空の全電子数(TEC)は、7日の朝から昼前にかけて中高緯度の地域でやや低めでした。
※時間帯の記述は日本時間(UT+09時間)です。

(注1)スポラディックE層
・日本付近では夏期に突発的に高度100km付近に現れる電子密度の高い層。
・通常の電離層では反射されない高い周波数の電波を反射する。

(注2)F層臨界周波数の中央値
・過去40日間の同一時刻に観測された臨界周波数を大きさの順に並べたとき中央にくる値。
・中央値とほぼ同程度ならば電離圏は静穏な状態と考えられる。

デリンジャー現象及び短波伝搬状態の週間予報です。(発令日:5月4日)
<   日付   >  5  6  7  8  9 10 11
<デリンジャー現象>  0  0  0  0  0  0  0
< 短波伝搬状態 >  4  4  4  4  4  4  4

【解説】
・発令日翌日から7日間の予報です。それぞれ左から順に日付と対応した予報となっております。
・デリンジャー現象の予報
 0=ないでしょう・・・・・・30%未満
 1=ややあるでしょう・・・・・・30~50%未満
 2=かなりあるでしょう・・・・・・50%以上
・短波伝搬状態の予報
 5=極めて静穏
 4=概して静穏
 3=やや不安定
 2=不安定
 1=非常に不安定

(参考データ)
NICT 電波伝搬障害研究プロジェクト
(電離圏概況等のリアルタイム速報など)
http://wdc.nict.go.jp/IONO/index.html
※電離圏観測はシステムメンテナンス作業等に伴いデータ更新に不定期な遅延を生じる場合があります。


○活動度指数

活動度の指数です。
5月06日の太陽黒点相対数は、72、4月の月平均値は、55でした。
5月06日の太陽黒点総面積は、1055でした。
5月06日のf10.7は、117でした。
5月06日の地磁気K指数合計は、8、最大のK指数は、2でした。
短波伝搬を予測するための、5月と、6月と、7月の太陽黒点数の予測値は、それぞれ75、78、81です。



宇宙天気情報より抜粋