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◇過去の日報 より
【NICT 今日の宇宙天気情報(日報:2011年11月07日 15時00分 (JST))】
○概況・予報
【概況】
活動領域1339でMクラスフレアが発生し、太陽活動は活発でした。
今後とも太陽活動は活発な状態が予想されます。
太陽風速度は低速な300km/s前後で推移し、地磁気活動は静穏でした。
今後とも地磁気活動は静穏な状態が続くでしょう。


○太陽活動

太陽活動は活発でした。
活動領域1339で6日6時14分(UT)にM1.4/SNフレアが発生しました。
その他に活動領域1338、1339などで、Cクラスフレアが数回発生しました。

活動領域1339は、黒点数が増加し、磁場構造は非常に複雑なβγδの形状です。
活動領域1337が衰退し、活動領域1343が新たに太陽面の東端から回り込んできました。

活動領域1339は面積が大きく、磁場構造は非常に複雑な形状をしているため、今後もMクラスフレアが発生する可能性があります。
今後とも太陽活動は活発な状態が予想されます。


○地磁気活動

地磁気活動は静穏でした。
太陽風速度は、低速な300km/s前後で推移しました。
太陽風の磁場強度はやや強い7nT前後で推移していましたが、6日21時(UT)頃に弱い3nT前後へと下降しました。
磁場の南北成分は時折-3nT前後の弱い南向きの状態となりましたが、地磁気に大きな乱れはありませんでした。

SDO衛星の極端紫外線の画像(AIA193)によると、太陽面の西45度付近をコロナホールが通過中です。
このコロナホールは小規模であるため、今後も地磁気への影響は小さいと予想されます。

今後とも地磁気活動は静穏な状態が続くでしょう。


○電離層

臨界周波数8MHzを超える強いスポラディックE層(注1)の発生は、確認されていません。

F層臨界周波数は、6日の夜のはじめ頃に稚内(北海道)でやや低め、大宜味(沖縄)で高めでした。
日本上空の全電子数(TEC)は、6日の夜のはじめ頃に低緯度の地域でやや高めでした。
※時間帯の記述は日本時間(UT+09時間)です。

(注1)スポラディックE層
・日本付近では夏期に突発的に高度100km付近に現れる電子密度の高い層。
・通常の電離層では反射されない高い周波数の電波を反射する。

(注2)F層臨界周波数の中央値
・過去40日間の同一時刻に観測された臨界周波数を大きさの順に並べたとき中央にくる値。
・中央値とほぼ同程度ならば電離圏は静穏な状態と考えられる。



◇宇宙天気ニュース(これは過去のニュースです)

◇宇宙天気概況 より
最新状況 (10:51)11/7
今日、C2.4の小規模フレアが発生しました。
また、M3.8の中規模フレアが一昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。


フレア (GOES)
発生日 JST 検出
11/ 7
09:13
C2.4
11/ 6
23:26
C5.4
18:52
C8.9
17:03
C2.4
15:31
M1.4
15:04
C5.2
09:41
M1.2
05:24
M1.8
00:11
C4.3
11/ 5
20:08
M1.1
19:34
C3.2
11:39
M3.8
07:25
C4.7
05:15
M1.0
04:24
C2.9

◇宇宙天気ニュースより
2011/11/ 7 10:51 更新
太陽のフレア活動は弱まっています。太陽風は低速で、磁気圏も静かです。


1339黒点群は、今日も大きな姿を見せています。

今日の鹿児島はよい天気なので、日食メガネをとり出して、
肉眼で太陽を観察してみました。
すると、左側に1339黒点群らしき黒い点が見えていました。
もし、日食用などの太陽観察専用眼鏡などをお持ちでしたら、
観察に挑戦してみてはいかがでしょうか。
(ただの黒いフィルムなどでは、赤外線は通り抜けていることがあります。
必ず専用品を使用して下さい)

その1339黒点群は、フレアの勢いが弱まってきました。
昨日の午後、6日15時(世界時6日6時)にM1.4を起こした後は、
C8.8、C5.3を起こした程度で、フレアの回数も強度もともに下がっています。
このまま弱まって行くのか、一休みして再び活動を強めるのか、
この後も注目してください。

一方、南半球側の1338黒点群が、C2.3、C2.0、C1.2、C1.7と、
Cクラスの小さめのフレアですが、次々起こすようになっています。
黒点の数も増えていて、更に発達するようであれば注意が必要でしょう。

太陽風は、速度が280km/秒から320km/秒に上がっていますが、
かなり遅い速度のままです。
磁場強度も5nTから現在は2nT近くに下がり、穏やかです。

磁場の南北成分も北寄りから、現在は0nT付近で変化していて、
磁気圏への影響はとても小さくなっています。
このため、オーロラの活動度を示すAE指数のグラフは全く変化していません。

太陽風は、このまま低速の穏やかな状態が続きそうです。

太陽放射線は順調に減少して、静穏な状態に戻りつつあります。