http://swc.nict.go.jp/contents/


◇宇宙天気時報より

【NICT 今日の宇宙天気情報(日報:2011年11月06日 15時00分 (JST))】

○概況・予報

活動領域1339でMクラスフレアが発生し、太陽活動は活発でした。
今後とも太陽活動は活発な状態が予想されます。
太陽風速度はかなり低速な280km/s前後で推移し、地磁気活動は静穏でした。
今後とも地磁気活動は静穏な状態が続くでしょう。


○太陽活動

太陽活動は活発でした。
活動領域1339でMクラスフレアが数回発生し、最大のものは5日20時31分(UT)に発生したM1.8/1Nフレアでした。
その他に活動領域1339などで、Cクラスフレアが数回発生しました。

活動領域1339は、面積がやや減少しましたが、磁場構造は非常に複雑なβγδの形状です。
活動領域1340、1341、1342が、新たに太陽面の東端から回り込んできました。

活動領域1339は面積が大きく、磁場構造は非常に複雑な形状をしているため、今後もMクラスフレアが発生する可能性があります。
今後とも太陽活動は活発な状態が予想されます。


○地磁気活動

地磁気活動は静穏でした。
太陽風速度は、かなり低速な280km/s前後で推移しました。
太陽風の磁場強度はやや強い6nT前後で推移し、磁場の南北成分は時折-3nT前後の弱い南向きの状態となりましたが、地磁気に大きな乱れはありませんでした。

SDO衛星の極端紫外線の画像(AIA193)によると、太陽面の西35度付近にコロナホールが位置しています。
このコロナホールは小規模であるため、地磁気への影響は小さいと予想されます。

今後とも地磁気活動は静穏な状態が続くでしょう。

(参考データ)
ACE衛星による太陽風観測
http://www.swpc.noaa.gov/ace/MAG_SWEPAM_24h.html

27日の太陽周期プロット
http://swnews.jp/rt/27d_all_27.html

(注)ACE衛星の太陽風観測データと地磁気への影響
・ACE衛星は太陽と地球の引力がつりあうラグランジュ点(L1)の近くで、太陽風を観測します。
このラグランジュ点を通過した太陽風は約1時間後に地球に到来しますので、ACE衛星は太陽風の乱れを地球に到来する約1時間前に見つけることができます。
・太陽風の速度(黄色)及び磁場強度(白)が高い程、地磁気への影響が大きくなる。
・磁場の南北成分(赤色)が南寄り(-方向)となった際に、地磁気への影響が出やすい。
( )表示はACE衛星の太陽風観測データにおけるプロットの色


○電離層

臨界周波数8MHzを超える強いスポラディックE層(注1)の発生は、確認されていません。

F層臨界周波数は、概ね中央値(注2)付近で推移しました。
日本上空の全電子数(TEC)は、6日の朝から昼前にかけて中緯度の地域でやや低めでした。

6日0時46分(UT)に発生したM1.2/SFフレアの影響により、6日の昼前に稚内(北海道)と山川(鹿児島)でデリンジャー現象の発生が確認されました。
今後も、Mクラス以上のフレアに伴い、デリンジャー現象が発生する可能性があります。
※時間帯の記述は日本時間(UT+09時間)です。

(注1)スポラディックE層
・日本付近では夏期に突発的に高度100km付近に現れる電子密度の高い層。
・通常の電離層では反射されない高い周波数の電波を反射する。

(注2)F層臨界周波数の中央値
・過去40日間の同一時刻に観測された臨界周波数を大きさの順に並べたとき中央にくる値。
・中央値とほぼ同程度ならば電離圏は静穏な状態と考えられる。




◇宇宙天気ニュースより

2011/11/ 6 14:10 更新
1339黒点群では、Mクラスのフレアが繰り返し発生しています。磁気圏は静穏です。


昨日のニュース以降、1339黒点群で、
Mクラスの中規模フレアが繰り返し発生しています。
5日12時(世界時5日3時)にM3.7、
5日20時(世界時5日11時)にM1.1、
6日5時半(世界時5日20時半)にM1.8、
6日10時(世界時6日1時)にM1.2の4つです。

1339黒点群は、大きくて複雑な形を保っています(1枚目に掲載)。
今後もMクラスや、Xクラスなどの大きなフレアが発生する可能性があります。

また、南半球側の1338黒点群や、
東端の活動領域でもフレア活動が見られ、
太陽は様々な場所で活動が発生しています。

また、太陽から北寄りにCME(太陽ガスの放出現象)が噴き上がっています。
フィラメント噴出によるものの様です。
SOHO LASCO C3の動画(青)では、太陽の上側を囲む様に広がっています。
STEREO Aheadの動画(赤)では、ガスは左上に向かって噴き上がっています。
STEREO Aheadの写真では、地球は左の横方向にあるので、
CMEの濃い部分は地球とはやや外れた方向に向かっています。
噴出の速度も遅いので、4日後の9日くらいの太陽風に、
多少影響が見られるかもしれません。

太陽風は、速度は300km/秒を割り、かなり遅くなっています。
磁場強度は6nTと平均的な強さで安定しています。
コロナホールの影響は特になく、静かな太陽風が続いています。

磁気圏活動も静穏だと思われますが、AE指数のグラフは真っ白です。
データ処理過程のどこかが止まっている様です。

太陽風は、今後も穏やかな状態が続き、
磁気圏も静かでしょう。

また、太陽放射線は、ゆっくりと低下しています。


◇宇宙天気ニュース
◇宇宙天気情報BOX
最新状況 (03:51)11/7
昨日、M1.8の中規模フレアが、一昨日もM3.8の中規模フレアが発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出

11/ 7 --- ---

11/ 6 23:26 C5.4
----- 18:52 C8.9
----- 17:03 C2.4
----- 15:31 M1.4 - ◆
----- 15:04 C5.2
----- 09:41 M1.2 - ◆
----- 05:24 M1.8 - ◆
----- 00:11 C4.3

11/ 5 20:08 M1.1 - ◆
----- 19:34 C3.2
----- 11:39 M3.8 - ◆
----- 07:25 C4.7
----- 05:15 M1.0 - ◆
----- 04:24 C2.9

11/ 4 12:28 C8.6
----- 09:41 C5.4
----- 09:05 C3.9
----- 08:26 M2.2 - ◆
----- 07:56 C9.3
----- 07:12 C5.9
----- 05:15 X2.0 - ★
----- 03:47 C4.5
----- 00:06 C3.1


◇宇宙天気情報BOX より
最新状況 (01:11)11/6
今日、C4.3の小規模フレアが発生しました。
また、X2.0の大規模フレアが一昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
11/ 6 00:11 C4.3

11/ 5 20:08 M1.1 - ◆
----- 19:34 C3.2
----- 11:39 M3.8 - ◆
----- 07:25 C4.7
----- 05:15 M1.0 - ◆
----- 04:24 C2.9

11/ 4 12:28 C8.6
----- 09:41 C5.4
----- 09:05 C3.9
----- 08:26 M2.2 - ◆
----- 07:56 C9.3
----- 07:12 C5.9
----- 05:15 X2.0 - ★
----- 03:47 C4.5
----- 00:06 C3.1

11/ 3 23:29 C3.8
----- 19:59 M2.6 - ◆
----- 19:36 C3.6
----- 19:03 C3.5
----- 16:11 C3.2
----- 12:18 C2.9
----- 10:20 C3.4
----- 09:05 C4.4
----- 06:51 M4.3 - ◆
----- 02:07 C7.8
----- 00:41 C3.4



NICT 情報より