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◇臨時情報

【臨時 NICT 宇宙天気に関する臨時情報(2011年11月04日 09時50分 (JST))】

11月3日20時16分(UT)に活動領域1339(N18E57)において、X1.9/2Bフレア(20時27分(UT)に最大)が発生しました。


◇宇宙天気情報BOX より
最新状況 (03:01)11/5

昨日、X2.0の大規模フレアが、一昨日もM4.3の中規模フレアが発生しています。(赤色表示)

太陽風南向き磁場がやや強くなっています。

磁気圏は静かです。

太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。




◇宇宙天気情報BOX より
最新状況 (03:11) 11/5

昨日、X2.0の大規模フレアが、一昨日もM4.3の中規模フレアが発生しています。(赤色表示)

太陽風南向き磁場がやや強くなっています。

磁気圏は静かです。

太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。


フレア (GOES)
発生日 JST 検出

11/ 5 --- ---

11/ 4 12:28 C8.6
09:41 C5.4
09:05 C3.9
08:26 M2.2 ◆
07:56 C9.3
07:12 C5.9
05:15 X2.0 ★
03:47 C4.5
00:06 C3.1

11/ 3 23:29 C3.8
19:59 M2.6 ◆
19:36 C3.6
19:03 C3.5
16:11 C3.2
12:18 C2.9
10:20 C3.4
09:05 C4.4
06:51 M4.3 ◆
02:07 C7.8
00:41 C3.4


◇日報 (今日の宇宙天気情報)

【NICT 今日の宇宙天気情報(日報:2011年11月04日 15時00分 (JST))】

○概況・予報

活動領域1339でXクラスフレアが発生し、太陽活動は非常に活発でした。
今後の太陽活動は活発な状態が予想されます。
太陽風速度はやや低速な360km/s前後で推移し、地磁気活動は静穏でした。
今後とも地磁気活動は静穏な状態が続くでしょう。

○太陽活動

太陽活動は非常に活発でした。
活動領域1339で、3日20時16分(UT)にX1.9/2Bフレアが発生しました。
その他に活動領域1339では、Mクラスフレアが2回発生しています。
また、活動領域1338、1339などで、Cクラスフレアが多数発生しました。

活動領域1330は、太陽面の裏側へ回り込みつつあります。
活動領域1338は、面積、黒点数ともに増加し、磁場構造は単純なβからやや複雑なβγへ変化しました。
活動領域1339は、面積、黒点数ともに増加し、磁場構造はやや複雑なβγから非常に複雑なβγδへ変化しました。

活動領域1339は面積が大きく、磁場構造は非常に複雑な形状をしているため、今後もMクラスフレアが発生する可能性があります。
今後の太陽活動は活発な状態が予想されます。


○地磁気活動

地磁気活動は静穏でした。
太陽風速度は、やや低速な360km/s前後で推移しました。
太陽風の磁場強度は弱い4nT前後で推移し、磁場の南北成分は時折-3nT前後の弱い南向きの状態となりました。

SOHO衛星とSTEREO衛星の太陽コロナ画像(LASCO、COR)によると、3日23時(UT)頃にCME(コロナ質量放出)が発生しました。
コロナガスは太陽裏側へ向かって放出されており、地磁気への影響はない見通しです。

SDO衛星の極端紫外線の画像(AIA193)によると、太陽面の西45度をコロナホールが通過中です。
また、西10度付近にコロナホールが位置していますが、いずれも小規模であるため、地磁気への影響は小さいと予想されます。
今後とも地磁気活動は静穏な状態が続くでしょう。


○高エネルギー電子

静止軌道付近の2MeV以上の高エネルギー電子フラックスは、400[個/cm^2/sec/sr]未満の静穏レベルで推移しました。

(参考データ)
GOES衛星 高エネルギー電子 
http://www.swpc.noaa.gov/rt_plots/elec_3d.html

○電離層

臨界周波数8MHzを超える強いスポラディックE層(注1)の発生は、確認されていません。

F層臨界周波数は、3日の夜に大宜味(沖縄)で高め、4日の昼前に大宜味(沖縄)でやや高めでした。
日本上空の全電子数(TEC)は、3日の昼過ぎに低緯度の地域でやや高めでした。
※時間帯の記述は日本時間(UT+09時間)です。

(注1)スポラディックE層
・日本付近では夏期に突発的に高度100km付近に現れる電子密度の高い層。
・通常の電離層では反射されない高い周波数の電波を反射する。

(注2)F層臨界周波数の中央値
・過去40日間の同一時刻に観測された臨界周波数を大きさの順に並べたとき中央にくる値。
・中央値とほぼ同程度ならば電離圏は静穏な状態と考えられる。


○活動度指数

活動度の指数です。
11月03日の太陽黒点相対数は、103、10月の月平均値は、88でした。
11月03日の太陽黒点総面積は、1985でした。
11月03日のf10.7は、139でした。
11月03日の地磁気K指数合計は、5、最大のK指数は、2でした。
短波伝搬を予測するための、11月と、12月と、1月の太陽黒点数の予測値は、それぞれ73、78、83です。



◇宇宙天気ニュースより
2011/11/ 4 10:19 更新
太陽の東端でX1.9の大規模フレアが発生しました。1339黒点群は活発にフレアを起こしています。


今日の早朝、4日5時(世界時3日20時)に、太陽の東端付近の1339黒点群で、
X1.9の大規模フレアが発生しました。
1339黒点群は活動度を増していて、
3日20時(世界時3日11時)にM2.5、
4日8時半(世界時3日23時半)にM2.2の中規模フレアや、
その他、Cクラスの小規模フレアを多数発生させています。

今日の1枚目に、GOES衛星のX線カメラによる動画を掲載します。
X1.9のフレアによって、一瞬、太陽の左上がまぶしく輝いています。

SOHO衛星LASCO C3カメラによると、CME(太陽ガスの噴出現象)が発生しています。
判別しずらいですが、太陽を包むように広がるCMEと、
左側に向かって噴き上がるCMEの2つが重なっているように見えます。

STEREOのCOR2を参照すると、
この時刻に太陽の裏側で爆発現象があり、CMEが発生しています。
SOHOの写真で太陽を包むように広がるCMEは、裏側の現象の様です。

すると、左側に向かって噴き出しているCMEがXフレアに関係する現象かもしれません。
まだ、データが整っていないため、これ以上はよく分かりません。
明日になると、もう少し詳しく見ることができるのではないかと思います。

いずれにしても、地球からはほとんど横方向で発生したフレアですので、
太陽風の乱れなどで、地球に大きな影響が及ぶことはないでしょう。

ただし、1339黒点群がこのまま活発な活動を続けた場合、
次第に太陽の中心に近づいて行くので、
地球へ影響が及ぶ可能性は高まって行きます。
今後の活動には注意が必要です。

太陽風は、速度がゆっくりと下がり、
昨日は390km/秒と平均的な速さでしたが、現在は340km/秒と低速になっています。
磁場強度は5nTと平均的な強さです。

磁気圏は静穏で、AE指数はほとんど変化していません。

今日はこのまま穏やかに過ぎ、
明日以降、太陽の南半球側のコロナホールの影響がやって来るかもしれません。
影響が見られても、変化は小規模に留まりそうです。





NICT情報より