【明日に向けて8月11日】震災から5か月がたちました。きょうも猛暑の被災地、岩手、宮城、福島のあわせて10か所で、犠牲者への追悼と復興への願いをこめて一斉に花火が打ち上げられました。大震災を巡る様々な今日をツイートします。

【明日に向けて・1】大震災による死者と行方不明者はあわせて2万425人。津波で入所者と職員あわせて60人以上が犠牲になった宮城県東松島市の特別養護老人ホームでは、残された職員がきょうも土砂やがれきを取り除く作業を続けました。カレンダーの日付はあの日のままです。(8/11)

【明日に向けて・2】原発事故で立ち入り禁止の警戒区域にある福島県南相馬市の寺は、亡くなった人の霊を慰める「新盆」の供養を警戒区域外の葬儀場で行いました。津波で亡くなった檀家は60人以上。位はいがない人がほとんどだったため、祭壇には紙で作った位はいが並べられました。(8/11)

【明日に向けて・3】避難生活で体調を悪化させて亡くなった人などが「震災関連死」に認定されると、遺族に災害弔慰金が支払われるなど地震や津波で亡くなった人と同じ扱いになります。しかし自治体の認定作業に遅れが目立ち、宮城県では関連死の認定は申請の14%にとどまっています(8/11)

【明日に向けて・4】復興に向けた動きは進みます。東北新幹線は来月23日から震災前のダイヤに戻ることになりました。岩手県大槌町では仮設住宅の整備が進み、きょうで避難所がすべて閉鎖されました。大震災と原発事故では、いまも9万人近い人が避難生活を続けています。(8/11)

【明日に向けて・5】仮設住宅は必要とされる5万戸余りの90%近くが完成。しかし平地の多くが浸水したため市街地から遠くに建てられた仮設住宅は空き家になっている所もあります。入居者からは生活環境の改善を求める意見が出ており、政府は来月改善策をまとめることにしています。(8/11)

【明日に向けて・6】宮城、岩手、福島の3県でこれまでに仕事を失ったり、休業したりした人は14万人あまりにのぼる一方で、ハローワークに寄せられた求人はおよそ8万6千人分にとどまっています。3県では震災の影響であわせて723世帯が生活保護の受給を開始しています。(8/11)

【明日に向けて・7】宮城、岩手、福島の住宅周辺のがれきは福島県の警戒区域を除くすべてで今月末までに撤去できる見込みです。しかし仮置き場まで運ばれたのは岩手県が68%、宮城県が43%、福島県が39%にとどまり、撤去のスピードアップが課題です(8/11)

阪神・淡路大震災からの復興への願いを込めて神戸市にともされ続けている「希望の灯り」が岩手県宮古市の寺に届けられ、今夜開かれた犠牲者の追悼行事で灯ろうにともされました。5か月を経て明日に向けて、明日もよろしくお願いします。
2011/08/11 22:54
NHK科学文化部より転載