【明日に向けて6月10日】震災から91日。あすで震災から3か月を前に、岩手県陸前高田市の仮設住宅に届けられた米やパン、缶詰などの支援物資は、商店の営業が再開したり義援金の振り込みが始まったりしたため、きょうで最後です。大震災をめぐるさまざまな「今日」をまとめてツイートします。

【明日に向けて・1】東日本大震災からあすで3か月。NHKの被災者へのアンケート調査では家族と離れて生活している人が全体の1/3以上で、特に原発事故があった福島では半数近くにのぼります。また全体で30代以下の4人に1人が将来の生活基盤を別の市町村に置きたいと答えました(6/10)

【明日に向けて・2】福島第一原発では2人の運転員が緊急時の限度の倍以上の被ばくとわかったほか新たに1人で限度超えの疑いが判明。長期化に向け放射線の厳格な管理が課題です。原発3号機では地下に新たに大量の汚染水が発見。期待される浄化装置の試運転は漏水が見つかり遅れています(6/10)

【明日に向けて・3】福島市の渡利小学校では放射線量を抑えるために校庭の表面の土を取り除く作業が終わり、きょうから休み時間に限って校庭での活動が再開。チャイムが鳴ると子どもたちが校庭に飛び出して来ました。屋外での活動はマスクと帽子を身につけることが条件です。(6/10)

【明日に向けて・4】およそ2000棟の住宅に液状化の被害が出た茨城県潮来市ではいまも多くの住宅が傾いたり地面に沈み込んだりしたままです。国は震災後、被害基準を緩和して支援金の対象を広げましたが、市の推計では被害を受けた4人に3人が支援対象から外れるということです(6/10)

【明日に向けて・5】福島県南相馬市で震災後閉鎖されていた老人ホームが、介護に必要な物資が確保できるようになり、近くの病院も診療を始めたことからきょう再開して、県外に避難していたお年寄りたちが戻りました。まだ再開できていないほかのホームのお年寄りも受け入れます(6/10)

【明日に向けて・6】震災では今も避難所で勉強せざるをえない子どもたちが多くいます。宮城県名取市の閖上地区では集中して勉強できる環境をつくろうとNPOが仮設住宅の一角を借りて、宿題や受験勉強を手伝う「寺子屋」を始めました。小学生や中学生30人が熱心に机に向かっています(6/10)

【明日に向けて・7】震災で休刊した岩手県釜石市の唯一の地元新聞の記者ら11人が、市の広報を請け負うかたちで新たな会社を立ち上げ、あす「復興・釜石新聞」という名前で新聞を創刊します。記者達は「人と人とをつなぐ役割が果たしたい」と紙面レイアウトの最終チェックをしていました(6/10)

きょうはここまでです。梅の名所、水戸市の偕楽園は震災でいまも敷地の3分の1は立ち入り禁止ですが、梅の木には被害が無く、来年多くの花を咲かせるためにきょうから梅の実を落とす作業が始まりました。

2011/06/10 23:08
NHK科学文化部より転載