【明日に向けて6月8日】震災から89日。津波で店舗を失った岩手県陸前高田市のラーメン店が、市内の飲食店として初めて、仮設ではなく通常の店舗で営業を再開しました。大震災をめぐるさまざまな「今日」をツイートします。

【明日に向けて・1】今回の大震災では地震直後の大津波警報で予想された津波の高さが、実際の津波より低かったことが課題になりました。きょう開かれた気象庁の勉強会では「大規模な地震の場合は大津波が来ることを重点的に伝え、高さなどは後で伝えるべきだ」といった議論が交わされました(6/8)

【明日に向けて・2】停止中の福島第二原子発について東電は、津波で大量の海水がたまり機器が腐食するおそれがあるとして、放射性物質を取り除いた上で海に放出することを検討しています。これに対し水産庁は「放出は漁業者や消費者の不安を助長し、今の段階では容認できない」と反対です(6/8)

【明日に向けて・3】湿度や放射性物質の濃度が高く作業が難しくなっている2号機の原子炉建屋について東京電力は、1号機と同じように放射性物質で汚染された空気を浄化した上で、今月14日以降に建屋の扉を開放して湿度を下げ、作業環境の改善を図る方針を明らかにしました。(6/8)

【明日に向けて・4】定期検査などで停止したままの各地の原発は今回の原発事故後、運転再開の予定がたたない状態が続き、1年ほど後には国内の全原発が停止する見通しです。原発を抱える14道県でつくる協議会では運転再開の是非を判断するために国が安全基準などを示すよう要請しました(6/8)

【明日に向けて・5】介護が必要な高齢者たちが入居する「福祉仮設住宅」の建設が仙台市で始まりました。用地の確保が難しいために遅れ、今回の震災では初めてです。浴室や台所などもあり、ホームの施設長は「窮屈な生活を強いられている福祉施設が多いので建設を急いでほしい」と話しました(6/8)

きょうはここまでです。東北地方の物流の拠点、宮城県の仙台塩釜港から、震災のあと初めて、被災地で生産された荷物を積み込んだコンテナ船が出港しました。
2011/06/08 23:13
NHK科学文化部より転載