震度6弱の余震 茨城では5人けが 「1カ月も経つのに…また眠れない」
産経新聞 [4/11 19:04]
思い出したくもない、ちょうど1カ月前を思い起こさせるような大きな横揺れ-。茨城県内では、鉾田市で震度6弱を観測するなど各地で大きな揺れを観測、その後も1時間にわたって数回揺れが続いた。県消防防災課によると、坂東市で男性(28)が階段から転落するなど5人がけがをして搬送されたという。沿岸には津波警報が出され、大洗町など沿岸市町村は防災無線などを使って住民に注意を呼びかけたが、津波警報はその後、解除された。

34人が避難生活を送っている水戸市五軒町の五軒市民センターでは、いったんは屋外に駆け出した避難者らが情報を求めて1階ロビーのテレビ前に集まった。

同センターではトイレのタイルが崩れたといい、避難している同市の鈴木孝さん(77)は「近くの百貨店も大きく揺れていた。1カ月もたつのに、また眠れない夜になる」と疲れた様子で話した。

1カ月前の地震で家が損壊し住めなくなったという鉾田市の久保田二三男さん(36)は「本震で家が傾いているが、また鉾田市の震度が大きかったようだ。今後どうすればいいのか」と不安を口にした。

ひたちなか市から避難している男性(37)も「寝ていると揺すられるような感じがして目が覚めた。慌てて階段で駆けだした」。

福島県いわき市に隣接する北茨城市は震度5強を記録した。市は市内に広報車を巡回させ、市民に注意を呼びかけた。

北茨城市中郷町日棚の常磐道上り線中郷サービスエリア(SA)では、徐々に揺れが激しくなり、入り口のガラスが割れそうなほどうねっていた。

売店に陳列されていた土産物やたばこが床に落下。食事をしていた男性らが外に駆け出し、調理中だった食堂の店員らは「火を落とせ」と大きな声を上げ、店内は騒然となった。

売店に勤務する男性は「横揺れが続いたような気がする。9日の地震(震度4)の際は商品は落ちなかったが、今回はそれ以上だったみたいだ」と振り返った。その後も余震が続き、SA内では「怖かった」「電話がつながらない」と声が上がり、食堂内のテレビを食い入るように見つめていた。


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