ビル枝野長官会見(2)作業員28日退院「入院短いのは歓迎すべきだ」(27日午後)
産経新聞 [3/27 18:18]
--2号機のたまり水の影響で復旧作業は当面中断するのか

「作業員の安全を確保しつつ、大変高い放射性濃度を含んでいるわけだから、そこら辺にばらまくわけにいかないので、安全を確保しつつ別の場所に移すので一定の時間はかかる」

--20~30キロ圏内を避難指示区域とする考えはあるか

「当該地域にいる皆さん、そうした地域を抱えている自治体には不便と苦労をかけていて、申し訳なく思っている。それぞれの地域の自治体の皆さんとしっかりと連絡を取れる状況にある。

それぞれの地域の状況や実情、特に外部からの物流の状況や当該地域にいる皆さんの、人によって違うが、全体の状況をしっかりと対策本部の方で連携、連絡をとらせていただく」

「特に当該地域の皆さんに情報を提供すること、それから地域の実情に応じた対応を進めていくということ、もし自主避難を要望される方には国の方でしっかりと対応する姿勢を示している。きめ細かい対応で生活を支えたいという対応の準備を進めている。

そのうえで、指摘のようなあらゆる選択は現時点で否定しないが、そうした状況の中で、さらにこの2週間の間でも当該地域の実情は変化しているので、きめ細かく自治体の首長さんと連絡をとりながら、あらゆる選択肢を否定しない中で対応していきたい」

--放射性医学総合研究所の発表では、被曝(ひばく)した作業員2人が明日にも退院するが

「入院の期間が短く済むということは歓迎すべきことだと思っているが、当然、今後、影響が出ないのかどうかということは、放医研においてもしっかりと観察を続けていただけるだろうと思っている。それを期待している。

こうした事故を起こすことなく、原子力発電所の状況を改善していくというのは、なかなか現場においては、両立させることにはなかなか困難があるだろうと思っているが、しかし、その努力をしっかり進めてもらえるように繰り返しこれは求めて参りたいと思っている」

--今日初めてイスラエルから海外の医療チームが到着する予定だが、受け止めを。

海外からの医療チームの受け入れに時間がかかったが、なぜ、こんなに時間がかかったのか

「海外の医療チームが初めて、この間、震災では海外の医療チームの皆さんに加わってきていただいていると思っているし、それから、原子力関連ではアメリカ政府、米軍の医療関係の皆さんともさまざまなコミュニケーションをとらせていただいているが、どういう意味で初めてという意味なのか」

--医療チームとして、初めて…

「それが初めてということを含めて確認をさせていただきたい」

--共同通信の世論調査で政府の被災者支援を5割以上が評価しているが、原発対応は5割以上が評価していないが

「震災対応にしても、原子力発電所に対する対応にしても、政府としては全力を挙げて取り組んでい

るつもりだが、現実の被災者の皆さん、あるいは、原子力発電所周辺の皆さんには、大変なご苦労とご不便をおかけしていることは間違いないと思っている。従いまして、さまざまな、今後も、そういった数字が出てくるかもしれないが、こうしたご不便、ご迷惑をおかけしている皆さんに対する謙虚な姿勢で取り組んでいくということで一貫して参りたいと思っている」

--世論調査では、復興財源として、増税してもいいという人が7割近くいるが受け止めを。

復興財源はどうか

「震災の被害に遭われた皆さん、大変、厳しい中での避難生活を過ごされているということであるが、そうした皆さんに明日への希望を持っていただくためにも、復興に向けた方向性とか、考え方というものを徐々に固めて示していかなければならない段階に入っていると認識している。

まず、大事なことはどういった復興を目指していくのかという、こういったビジョンをしっかりと示していくことだと思っていて、当然、それには財源が必要なのは間違いがありませんが、この大震災からしっかりと東北地方を中心に立ち上がっていく、そこに向けたビジョンをしっかり示す、その上で、財源

について、しっかりと検討していく、こういうことが順番だと思っている」

--ビジョンを示さないといけないということだが、どういう形で検討するか

「これについては、もちろん大きな意味では、国会周辺にとどまらず、被災地の皆さん、あるいはさまざまな知見を持った日本の国内のさまざまな皆さん、本当に全国家的に知恵を集めて考えていくべきテーマだと思っている。

それをどういった場で集約をしていくのかについては、阪神淡路大震災の経験も参考にしながら、今、そのことも含めて検討に入っているところだ」


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