連続3日以上の車中泊は危険 エコノミークラス症候群に注意
産経新聞 [3/21 21:11]
被災者の避難所暮らしの長期化が確実となる中、狭い場所での生活が続くことで血流が悪くなり、血の塊である血栓(けっせん)が肺の血管を詰まらせる肺塞栓(そくせん)症(通称エコノミークラス症候群)が起きる懸念が指摘されている。
公共施設などでの避難生活は、11日目を迎えた。被災地では、大勢の人が同一空間に寝泊まりする避難所を出て、自分の車の中などで夜を明かす人も少なくない。専門家は車中での連泊を避けるほか、水分補給や軽い運動を頻繁に取り入れて予防するよう呼びかけている。
「狭い場所で体を長時間動かさないまま過ごすと、エコノミークラス症候群になる可能性がある」と注意を促すのは新潟大大学院医歯学総合研究科助教の榛沢和彦医師(48)だ。
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平成16年の新潟県中越地震で被災者の健康状態を調査した榛沢医師によると、当時、一部地域で車に避難した被災者の約3割に血栓ができ、全員が3泊以上の「車中泊」体験者だった。榛沢医師の調査では、中越地震で計4人がこの症状で亡くなったという。
「エコノミークラス症候群」は1980年代からヨーロッパを中心に航空機内で患者が頻発したことからその名が付いた。下腿部の筋肉の間に走る深部静脈の血流が悪くなり、水分を取らずにいると、血液の粘度も増して深部静脈に血栓ができる。その血栓が心臓に流れていって肺動脈に入り、肺の入り口を詰まらせ、最悪のケースでは急死することもあるという。
対策として榛沢医師は「車中で3連泊以上しないことが重要」と強調する。
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連泊せざるをえない場合でも、1日は避難所など別の場所で宿泊することを勧めている。また、車中泊の際は、3~4時間おきに外出して数分歩くことも予防効果はある。水分補給をこまめにするほか、足のふくらはぎを中心に5分程度もむことも勧めている。
40歳以上の女性や高脂血症、肥満気味の人もリスクが高いとされ、避難所での乳幼児の夜泣きやプライバシーを気にして車中泊を選択する女性も注意が必要だ。
榛沢医師は足の静脈を締め付けない弾性ストッキングも勧めており、各繊維メーカーも被災地に弾性ストッキングを届ける準備をしているという。
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転載
産経新聞 [3/21 21:11]
被災者の避難所暮らしの長期化が確実となる中、狭い場所での生活が続くことで血流が悪くなり、血の塊である血栓(けっせん)が肺の血管を詰まらせる肺塞栓(そくせん)症(通称エコノミークラス症候群)が起きる懸念が指摘されている。
公共施設などでの避難生活は、11日目を迎えた。被災地では、大勢の人が同一空間に寝泊まりする避難所を出て、自分の車の中などで夜を明かす人も少なくない。専門家は車中での連泊を避けるほか、水分補給や軽い運動を頻繁に取り入れて予防するよう呼びかけている。
「狭い場所で体を長時間動かさないまま過ごすと、エコノミークラス症候群になる可能性がある」と注意を促すのは新潟大大学院医歯学総合研究科助教の榛沢和彦医師(48)だ。
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平成16年の新潟県中越地震で被災者の健康状態を調査した榛沢医師によると、当時、一部地域で車に避難した被災者の約3割に血栓ができ、全員が3泊以上の「車中泊」体験者だった。榛沢医師の調査では、中越地震で計4人がこの症状で亡くなったという。
「エコノミークラス症候群」は1980年代からヨーロッパを中心に航空機内で患者が頻発したことからその名が付いた。下腿部の筋肉の間に走る深部静脈の血流が悪くなり、水分を取らずにいると、血液の粘度も増して深部静脈に血栓ができる。その血栓が心臓に流れていって肺動脈に入り、肺の入り口を詰まらせ、最悪のケースでは急死することもあるという。
対策として榛沢医師は「車中で3連泊以上しないことが重要」と強調する。
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連泊せざるをえない場合でも、1日は避難所など別の場所で宿泊することを勧めている。また、車中泊の際は、3~4時間おきに外出して数分歩くことも予防効果はある。水分補給をこまめにするほか、足のふくらはぎを中心に5分程度もむことも勧めている。
40歳以上の女性や高脂血症、肥満気味の人もリスクが高いとされ、避難所での乳幼児の夜泣きやプライバシーを気にして車中泊を選択する女性も注意が必要だ。
榛沢医師は足の静脈を締め付けない弾性ストッキングも勧めており、各繊維メーカーも被災地に弾性ストッキングを届ける準備をしているという。
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