2020・8
#獅子頭
#新町獅子保存会
獅子頭が繋いでくれたご縁。
なんだろう。
運命の時が来たのか？
私が産まれ
与えられていた使命が、何なのか
私は後世に何を残さなくてはならないのか
このループからの脱却が果たしてできるのか
もしかしたら
もしかしたら。
息子の運命の残り時間が近い。
毎日不安
命の残り火ではない
砂時計の砂が全て落ちたら
介護が始まるということ。
胎児の時
あらゆる検査をした。
産まれてからも
健常者であるために
他の方の何倍も努力を重ねている。
絶え間なく愛情を注ぎ
伝えなければならないことは
キチンと理解するまで伝えている。
疑問は疑いになり
いつしか不信感になりえるから。
医療では
わからない
この遺伝病との戦い。
原因不明の摩訶不思議な
この病気との
戦い。
兄の状況は刻々と悪化している。
老老介護よりもっと酷い
親が我が子の介護にあたる日々。
その様子を目の前に
わたしは
我が子の身体と立ち向かう。
科学的なものや
医療
食事療法に
アロマ
西洋医学に東洋医学
アーユルヴェーダに信仰。
全てそれには
全くと言って意味をなさない。
それをどれだけ頑張っても
無理なこと。
そこにこの獅子が
一つの光を持ってやってきた。
わたしは運が強いけど
息子はもっと何かを持っている。
息子が愛してやまない獅子。
その獅子から繋がる御縁があった。
私達親子が
何のためにこの世に生み落とされ
何を見つけ
何をしなければならないのか
もしかしたら
わかるかもしれない。
私達家族が子孫を残してはいけないという
何かの原因がもしかしたら
わかるかもしれない。
未来をどうするかではなく
過去を探る。
息子がこのまま健常者でありますように。
また、従姉妹がこれ以上
子宮を切り取らなくて良いように。
妹の笑顔が増えるように。
障害を抱える兄弟やそれを介護する両親にとっても
この遺伝病との戦いが
終わることを
ずっと祈ってる。
ようそこ我が家へ
獅子頭さん。
お母さん獅子がやってきた。
良き風が吹きますように。