5月2日。晴れ。

息子を公園に連れて行った。息子にとっては初めてのことだ、覚えていないだろうけど。ピクニックシートを持って、昼ごはんに弁当屋の明太唐揚げ弁当と月見味噌カツ丼を購入。自分が子どもの頃は味噌カツにはまったく馴染みがなかったけど、名古屋に遊びに行ったときに初めて食べて、美味しくてそれ以来ずっと好きで、今日もやっぱり美味しくて、自分は味噌カツが好きなんだと再確認した。まあそんなことはどうでもいい。

道中。通学用のヘルメットを被った女子中学生が警察に補導されていた。見るからに真面目そうな生徒で、わざわざ警察が車を停めてまで注意するようなことをしたとは思えない。仮に信号無視やにけつをしていたとしよう、それでも、車に付いた拡声器で一言注意すればいいだけのことだ、とそんな会話をする。他に捕まえやなあかん奴いっぱいおるやろ、とどちらかが言った矢先、目の前のバイカーがナンバープレートを折り曲げて後ろから見えなくしていた。捕まえるんやったらこっちや、とどちらかが言った。

公園には白い帽子をかぶった子ども達がたくさんいた。どこかの小学校の課外授業だろうか。みんなそれぞれ自由に遊んでいる。地面からピュッと出る噴水で遊んでいる子どもたちがびしょ濡れになって寒そうにしていた。楽しくなると後先なんか考えないんだろうな。自分の背丈と同じぐらいの大きさのリュックを背負った男の子がいて、あの子背のわりにリュックでかいな、とぼそっと呟くとよしみが吹き出すように笑った。楽しい一日だった。次はどこへ行こうか。