労働2日目を終えて家に帰ると、上川振興局から封書が届いていた。


すぐに中を確認する。


NPO法人の認証通知である。


ようやく認証された。


このために1年2ヶ月間黙々と書類を作成していたのだ。


認可がおりるまで、関係者以外の人には話さず、ブログにも書かずにいた。


だから、私のブログ自体が何を行っているのか意味不明なところが多々あったと思う。


ここで改めて、お伝えします。


 本日、2月9日(正確には7日)北海道よりNPO法人の認可を受けました。


この1年と少し、金にならない仕事と話していたのは、NPOの書類作りと手直しでした。


この1年、収入は大幅減少。


自分でもよくやったと思いますが、私以上にヒチャが立派でした。


彼女の平然とした態度と堂々とした振る舞いがあったので、頑張れたと思います。


そして彼女のパート収入ね。


書類提出後は、いつ手直しや指示が来るかわからない状態でした。


まともに働けず、手直し等がくると頭の中を整理して黙々と書類を作る。


そんな生活でした。


 NPOを立ち上げると決まった時は、行政書士の先生にお願いすれば良いと気楽に考えていた。


NPOの事を全く知らない私は、まずNPOサポートセンターの方に相談に行く。


「自分でできる。自分で書類提出作ったほうが理解できる。」と言われ、「なるほど。」と感心して自分で作り始めた。


ここからが茨の道が始まった。


書類を作り、NPOサポートセンターの方にチェックをしてもらいつつ半年かかって書類を作成。


その書類を北海道に提出すると、手直しの指示。


提出、手直しを延々と繰り返す。


もう俺には無理だと投げ出したくもなったな。


今、ようやくNPO法人を設立したが、これからが本番なのだ。


思い描いた活動ができるように動き始めなければならない。


その前に提出書類が山のようにある。


これをなんとかしなければ。


私にとって、ディスクワークほど苦手なものはない。


書類を見ただけで、脳が拒否反応を起こすのだ。


だから、読書は別として、書類と言われる字を見ただけで目を背けてしまう。


体を使うことや、モノを創ることは好きなのだが。


今回は、その拒否反応をぶち壊しつつ頑張ったが、この先は仲間に委託したい。



 NPOの役員、社員の方々に連絡した。


何故か、書類から逃げるように、納屋の屋根の雪下ろしを始めた。


屋根の雪をおろしつつ、夕暮れ前の風景が眺める。


風は切るように冷たい。


 そう言えば、本日の労働からの帰り道でノスリが飛んでいた。


その後、オオワシも飛んでいた。


もっと優雅に、そう思った。


君たちが生活できる森をつくりたい。


森は一本の木からはじまるのだ。


小さな森から大きな森へ。


樹海へ。


森で大地が埋め尽くされるように。


千年後の森を夢見て木が育つ手伝いをする。


 2月になり、晴れ間が増えた。


連日の晴れ間は、早い春の訪れを感じさせる。


先日の札幌は、快晴続きでもう春のような雪どけの季節だった。


昔から見ると一月半は早い。


上川の山の中は、まだ春の訪れはないが、気温が少し高くなってきた。


我が家の日々の最高気温がマイナス5℃程になってきた。


来週は春の陽気になるらしい。


 まだまだNPOが活動するのにやらなければならない仕事が山ほどある。


まだ暫く金にならない仕事が続く。


週明けから動きだすのだ。