このタイトルだと、音楽のことかな?

レミオロメンのことかな?と思う人もいるかもしれない。


残念です。


全く違います。


我が家の一日のことです。


興味のない方は退散願います。




     怒涛のような3月9日だった。


私用で一日中旭川の市内にいた。

そして、珍しく電話もなる。

なんだかお仕事人間になったような感じだった。

「イヤイヤイヤ、サラリーマンの方々はもっと働いてますから!」そう、言われると愚の音も出ない。

でも、私なりに忙しい日だったのは間違いない。

夕方に家に帰ると、泰地君も家に帰ってきたばかりだった。


    今年の3月は例年よりも暖かい。

2月が終わり3月を通りこして、4月になってしまった感じがする。

もう、冬が終わり春になった。


冬を楽しめなかった私は、不完全燃焼である。


では、春スキーを楽しめば?


今年の融雪は近年の融雪の早さを更に加速している。


個人的に忙しいので、今年は何かを楽しむことは難しいだろうな。


それよりも、この気温の上昇が恐ろしい。


今年の夏はどれだけ暑くなるのだろう?


間違いなく暑い日々が続くのだろうな。


旭川市内の雪解けのスピードを目にして、そんな事をボンヤリ考えていた。


   

     家の中でおやつを食べ終えた泰地君と、ダルメシアンのうたの散歩に出た。


私に何かを知らせようと走った泰地君が氷の地面で尻餅をついた。


左手も同時についたので、左腕が心配になった。


転んだと同時に泰地君は大泣きしている。


抱き起こし、左腕を触診する。


まだ腫れはないが、触診した感じでは骨折しているように感じた。


微妙に左前腕に違和感がある。


左腕が痛いという。


抱きかかえて家に入る。


ヒチャに病院の予約をしてもらい、泰地の左前腕を手当てする。


病院でも泣き続けている。


診察で、状況を医師に話をする。


「触診して左肩、肘の脱臼はありません。左前腕の骨折の疑いと思われるのですが。」と話すと、


ギッとした強い目つきで「なぜ、そうとわかるのですか?」と言われた。


あくまでも転んだ状況と触診した私の感覚である。


スキーパトロールや山小屋の管理人として、多くの傷病人に対応してきた。


一応、赤十字、消防、ウィダネスの資格もある。


その旨を伝えると、急に顔が優しくなり「なるほど。」と納得してくれたようだ。


レントゲンの結果、肩と肘の脱臼はなし、左前腕の骨折だった。


「流石ですね。」と医師に言われるが、そんなことよりも泰地君のことが心配だ。


明日、旭川の病院に行ってくださいという。


手術が必要という。


レントゲンをみると、複雑骨折ではない。


私には手術は必要ないと思ったが、「イヤ、必要です。」という。


それを聞いていた泰地君は、もうドーンと奈落の底に落ちたように暗く悲しい顔をしている。


鼻声で「泰地はもう病院に行かないから。手術はしないから。」と、とーちゃんにしがみついてくる。


もうこうなると、とーちゃんも困ってしまうんだよな。


変わってやりたいけど、変わってやれないんだよ。


「泰地、良いかい!病院は怪我や病気を治してくれるところなんだ。


とーちゃんなんか8回も骨折しているし、前十字靭帯断裂や半月板も損傷したんだから。


大丈夫!」


そう言うと、「そんなにやっているんですか❗️」と医師と看護師が笑っていた。


「ええ、まあ、」と濁すしかない。



       そして、今日、朝から泰地はヒチャに連れられて旭川の病院へ向かった。