コロナ明けに氷瀑祭りの仕事を再開し、30日からずっと仕事をしている。
長々と休んだので働くことにした。
コロナ明けの体に真冬の水の被る外作業は、体力的に少しキツかった。
それで、書く気力がなかったのだ。
別に時間をかけて書いてはいない。
昼休みや、休憩時間でかける程度の文章でしかない。
気がつくと、もう、正月の2日である。
何だか、正月はとうの昔に過ぎ去ってしまったような感覚である。
前書きが長くなったが、やはり新年の挨拶だけはしておこう。
「明けましておめでとうございます‼️今年もえすきもーのブログを宜しくお願いします‼️
新年明けてのブログは、何故か年末のことを書きます。
新しい家に生活し始めて、ヒチャと札幌のイオンの中にある雑貨屋で表札を注文して買った。
佐藤国男さんと言う八雲町の有名木版画家で大工の方の手作り作品である。
私が、彼のことを初めて知ったのは今から30年前の函館の画廊である。
あの頃、私が知る限りでは函館には2軒の画廊があった。
函館駅近くと、五稜郭公園の近くだったと記憶する。
その頃、函館に住んでおり、趣味がスケッチだった私は自分の絵を額装するのに足繁く通っていた。
駅前の古い歴史を感じる画廊で初めて彼の作品を見た。
宮沢賢治の本の世界をモチーフとした作品だった。
彼のどこか懐かしいタッチに引き込まれた。
額まで手作りで、作品と一体となっているものもあった。
彼の作った額は、一枚板を使いその作品にあわせて額装してある。
さすが大工さんだけのことはある、と感心して見たいた。
ある作品は版画を飛び出し、額まで広がっているものもあった。
勿論、額に飛び出した絵は彫刻刀で削ってあった。
それが新鮮に感じた。
全ての作品が彼の作った額で額装されてはいない。
高いものが手作り額で額装されていた。
函館に2軒あった画廊で一軒しか彼の作品は、扱っていなかったと思う。
私は、その頃から金はなかったけど、どうしても欲しくて一枚買った。
当然、手作り額の木版画ではない。
それでも嬉しくて函館の部屋に私の下手な絵と共に飾っていた。
その後、旅人となり部屋を引き払った。
「旅人とは、定住してはいけない。
持てる荷物以外は、なるべく持たない。
旅は自力で行う。
だから、動力は使わない。(フェリー、国際線の飛行機は別です。)
住所不定、無職が好ましい。
海外で旅をしているときに、不法滞在となれば更に良し!
汚ければ汚いほど良し!
引き留める女性を振り切り、「決まった!」と自分に酔いたい。
これぞ、旅人❗️」
と、私は勝手に信じ込んでいた。
そんな中でも、自分で買った本と絵は手放すことなく札幌の実家に置いてあった。
数年ぶりにひょっこりと実家に戻ると、何と私の買った佐藤国男さんの版画が飾られていた。
もう、今さら返せとも言えず、実家の居間に飾られている。
その作品は「ポラーノの広場」だ。
それから、25年が経ち札幌のイオンの雑貨屋に彼の作品とカレンダー、はたまた手作り注文表札が飾られていた。
嬉しくなって、ヒチャに今書いた内容を話したと思う。
その時に、家を建てたら佐藤国男さんの表札にしよう!と二人で話していたのだ。
今回は家を建てたわけでも、中古物件を買ったわけでもないのだが、新しい家が嬉しくて「もう、表札を頼もう❗️」となったのだ。
ではでは、表札の説明です。
表札は、イチイ(オンコ)の木を使用し、ベースの色は変える事ができない。
表札の文字の色は白、字体は同じ。
注文できるものは、バックの絵柄だ。
それで、私は夜空を走る銀河鉄道と星と月を入れてもらい、表札の文字はあえてひらがなにした。
夜空を走る銀河鉄道だけでは寂しいのでは?と言われたので、作家さんにお任せすることにした。
銀河鉄道と月と星を描いた後に、一度見て空いたスペースに何を入れるか?を決めることができれば良いのだが、それができない。
銀河鉄道と月と星の絵の大きさと配置は一応伝えたが、確認してから他のスペースをどうデザインするか?なのだ。
確認できないなら、作家さんにお任せした方が良いと思った。
今考えると、森にすれば良かったかもしれないな。
ではでは、前置きはここまで。
これからが本題です。
その表札が家に届き、ヒチャが何処に表札を飾るか?と尋ねてきた。
玄関の向かって右が良いとヒチャは言う。
とりあえず、郵便ポストも作って欲しいと言われたので、一体型で作ることにした。
デザインも全て私任せである。
「こんな感じでどう?」とメモ紙に下手なイラストを描いた。
「あっ❗️それで良い❗️」と言われたので作り始める。
作り始めるが、仕事もあるし、我が家には3才の泰地君がいる。
「父ちゃん、一人で遊べない。」とくっついてこられると、「そうか、そうか。」と一緒に遊ぶ羽目となる。
それで、なかなか作業が進まなかった。
コロナで解熱後、隔離期間で何とか作り上げた。
泰地君の昼寝の時間と就寝後が作業時間となった。
新たに作った郵便ポストは、あえて一度塗装をした建材をサンダーで大まかに削り、違う色で再塗装した。
重厚感とアンティークな感じを出したかったのだ。
その郵便ポストに表札をつけることにした。
それを外ではなく、玄関フードの中に設置した。
表札が風雪にさらされるのが、勿体無くて。
貧乏性なのだ。
表札だけど、部屋の中に飾りたいくらいに思っている。
設定台も作りたかったけど、新年には間に合わせたかったので、前住人の庭の鳥の水浴び桶の台を使うことにした。
出来上がった表札付き郵便ポストは、「イラストよりもずっと良いよ!」とヒチャに褒められた、
飯を食いながら描いたイラストである。
下手なイラストは更に下手となる。
それよりも、銀河鉄道の絵柄なら、表札だけは泰地が引き継いで使ってくれるかもしれないと言う父ちゃんの淡い期待を込めているんだが。
ここまで書いて写真がないのに気がついた。
久しぶりに写真をのせます。