石室オープン準備をしつつ、荷揚げをする。
荷揚げは人がいるし、例年よりも少なめなので、私は1日一回程度に行った。
壊れた窓の材が来るまでビニールで補修する。
その他に壊れた椅子やテーブルの補修、水タンクの清掃など細々した作業を行っていた。
初日からしばらくの間快晴が続き、石室の周辺の融雪は進んだ。
いやいや、Mmさんが毎日雪割りをしていたので石室オープンの日には殆どの雪は溶けてしまった。
売店はMmさんに全て任せて他の作業に専念できた。
売店は、陳列、ポップ作り全て元スーパーの店長だったMmさんがセンス良くやってくれる。
毎日快晴だったので、朝や夕方に石室周辺を歩いた。
歩いたといっても、雲の平を展望台辺りまでだ。
今年はフィルムカメラを引っ張り出して何度か撮影した。
一眼レフのデジカメが壊れたのもあるが、フィルムカメラに変えると気分まで変わった。
シャッターをきるのが楽しい。
無駄に撮らない。
写真何てものは、数打ちゃ当たる!ってものではない。
数打ちゃ当たる!ってのは、そこそこ良い写真で終わる。
魂を込めた一枚は、やはりフィルムだなと私は勝手に思っている。
例年よりも雪の少ない登山道だが、雲の平はまだまだ雪渓が続く。
雪解けが早いのもあり、早々とヒグマが闊歩している。
遠くの雪渓を歩くヒグマ、登山道に残された足跡。
ヒグマにとっては、登山者が押し寄せるまでの束の間の安楽の地である。
人を恐れるヒグマは、大雪山の山の上でも肩身が狭いのだ。
散歩中にスマホで撮った写真を載せようと思う。
結構デカイ!ヒグマの足跡。
1日1日この山の風景は色も全て変わって行く。