ラジオから、「今年の冬は雪が多くて大変でした。」と言う声が流れた。
北海道の地方民間ラジオ局だ。
暦はまだ2月末。
私が「もう春?」と白々しく言って外を眺めた。
当然、冬景色の雪の降っているスキーゲレンデが広がる。
Okさんが、「もう過去形になっちゃってるね。
まだ冬なのにね。
それとも、札幌はもう雪ないのかね?」と言って笑っている。
「マスコミはな、もう雪とか冬を悪いものって感じで話しているよね。
冬を生業にしている人たちがいるのにね。」と独り言のように更に話を続ける。
「彼らは、無責任なところがあるからな。」
そう言ってスマホをいじっている。
「ニュースは、もう少し楽しいニュースがあっても良いですよね。」と私が言うと、Okさんは、「?」と言う顔をしてこちらを見る。
「例えばですよ。屋根のペンキを塗って降りられなくなって消防を呼んだとか、間寛平のカイーノを扉でやってお尻が挟まって抜けなくなった人がいるとか。子供のためにサンタクロースになって集合煙突に挟まって抜け出せない男性とか。」
そういうと、「笑えるけど、ニュースにはならない。」と笑っている。
「そうかな?それを敢えてニュースで放映して欲しいんですよね。
ニュースって、聴いていたり見ていて悲しいか、嫌な思いをするものばかりだから。
殺人事件なんて、知らなくて良いニュースもあるし。
コロナの累計人数や死亡累計人数なんて必要ないと思うのは俺だけかな。
コロナは、もう皆麻痺してますよね。」と私が言う。
「あーっ、コロナはもう麻痺してるね。いつ感染してもおかしくないしね。
それよりも、スキー場で人と会って直ぐにゴーグルをとる女の人は、顔に自信のある人なんだって。ゴーグルとってフェイスマスクとったら、もう完璧!
顔に自信がある人らしいよ。」とスマホを見ながらOkさんが笑顔で話している。
「ああ、その話は以前ニセコヒラフのパトロールでも話題になりましたね。
自信のある女性は直ぐにゴーグルをとるって。
じゃあ、ずーっとゴーグルしている人はどうなんだろうって話になりますよね。
外すのは、ゴーグルが曇るって言う女性もいるだろうし。」
こんな会話事態どうなのだろう?
それはもう女性蔑視しています!と言われるかもしれないな。
そもそも、男なんていうお馬鹿な生き物は、女性がいないとこんな会話をして喜んでいるのだ。
女性がいなければ、どんな話をしても問題はない。
問題は、「そう!えすきもーさん❗️あなたです❗️」と言われそうだ。
こんな会話をブログに書く心理が理解出来ません❗️なんて言われるのだろうな。
そうかもしれない。
しかし、異性の心理はなかなか理解出来ないだろうから、男同士の中身のない会話もたまには良いのではないだろうか。
「そう言えば、キロロの春のシーズンパス売り出しましたかね?」と私が思いつきで話を変えた。
スマホをいじりながら「3月半ばの〇〇日からの売り出しだね。使えるのは3月末〇〇日からだね。買うの?」とOkさんが言う。
「買おうかと思ってますね。」
「俺は毎年買っているよ。ここ(朝里川温泉スキー場)は、4月初めの週末で終わるから、丁度良いんだよね。
ここの仕事(スキーパトロール)終わったら、毎日キロロだな。椅子持っていってさ、クレストの前で日なたぼっこしてさ。
ナガミネでコブまわしてるんだ。」とOkさんが楽しそうに話をする。
「俺もここが終わったら、時折キロロに通おうと思ってますね。午前中だけだけど。」
ここ朝里川温泉スキー場は、今年は4月3日で終了となる。
まだまだ滑りたい我々スキーバカは、もうここが終った後のスキーの事を考えているのだ。
男の頭の中なんて所詮この程度のものである。