ハートフォードのニューモデルアーミーリボルバー発火モデルガンのアップグレードモデルで、今回は50丁のみの限定生産、5/13発売予定、メーカー希望小売価格34,440円。ほぼ一年ぶりにニューモデルアーミー完成品が再販さされる。HWSのニューモデルアーミーはピースメーカーと並びウェスタン・モデルガンとして数多くのファンから支持されているモデルだが、前回パターソンで好評だったアップグレード・バージョンカスタムとして50台限定で再販されることとなった。以下が今回のアップグレードの詳細・・・ガンをよりリアルにと考え出されたオリジナル塗装システム「オールド・アイアン・フィニッシュ」を採用。高比重樹脂「ヘビィウェイト」は重量を再現するには適しているがメッキをして金属感をより強調することが出来なかった。「オールド・アイアン・フィニッシュ」は塗料メーカーに協力を得て何種類かの塗料サンプルを製作その中から金属感が特に充分感じられるものを選び、製作された。このアップグレード・バージョンは、オールドガンの魅力が冷たく光る鉄の輝きとそれを和らげる木の暖かさ、そして銃を際立たせる色と模様のケースハードンにあることから、その魅力に存分に持ったものとして「オールド・アイアン・フィニッシュ」を施したNMAアップグレードとして企画された。仕様;HWS製ニューモデルアーミー・モデルガンベース。木製グリップ付き、ローディングレーバー・ケースハードン仕上げ。・・・さて、アメリカ開拓時代の代表的な銃といえばコルトSAAやウインチェスターM73を誰しも思い浮かべるが、それらメタルカートリッジ式の銃の以前パーカッションピストルが一般的であった。これは黒色火薬を回転シリンダーの穴につめ、その上に金属球を置いてローディングレバーで突き固める作業と共に装弾する、古き時代の武器であり現代の殺しの道具とは一線を画す物といえよう。このパーカッション方式の代表的な銃の一つがレミントン社の"ニューモデルアーミー"と呼ばれるリボルバーであり、1863年-1875年の間に132,000挺という総生産数を記録した。当時の仕様は8インチのオクタゴン・バレルであり、パーカッション・シリンダーのニップル間にセフティ・ノッチが有り、このセフティが有る事で6発フルに装填しても安全に銃を持ち運びする事が出来た。同時にこのモデルは南北戦争で使用された事でも有名であり、また「COLT 1860 アーミー」とはライバル関係にあった。対抗馬の「COLT 1860 アーミー」はオープントップであったが、"レミントン ニューモデル アーミー"はソリッドフレームであった為、その頑丈さは「COLT 1860 アーミー」とは一線を画していた。西部劇映画の「ペイル・ライダー」でも主人公が素早くシリンダーを交換するシーンが印象的であるが、これもソリッドフレームならではの特徴と言える。アメリカ開拓時代のロマン香る美しいパーカッションピストルだ。黒色火薬を詰める拳銃なんて、なにかとてもロマンを感じるではないか。このアップグレードモデルはその魅力を存分に発揮できる素晴らしいコレクションになるだろう。予約価格29980円。