
米国の市郡単位の警察におかれた特殊兵器戦術部隊SWATは市街戦やCQBで高い作戦遂行能力をもつことで知られ、特にロサンゼルス市のSWAT(LAPT)は精強を持って知られる。彼らは常に命がけのミッションをこなさなければならないので、サイドウエポンとしてのハンドガンにも妥協のない45オートのM1911カスタムガンを使用しているが、職人により1丁ずつセットアップされるカスタムガンは製作に手間も時間もコストも多くかかり、性能にもばらつきがあることが問題であった。そこでLAPDの要求を満たす量産型カスタムのトライアルが実施され、制式採用されたのがキンバー社のLAPD SWATカスタムであった。このモデルは量産品でありながら、高価なワンオフカスタムに匹敵する運用実績を持ち、隊員の評価も高く、実戦的な45オートカスタムとして広く知られたものとなった。シンプルでありながら実戦にプルーフされたスペックは操作性に優れ、プロの道具としてのすごみを持った45オートと言えるだろう。このSCRのLAPD SWAT CUSTM2はフレーム・スライドの素材に市場の評価が高い、カーボンブラックが採用されサイドがポリッシュされ、またチャンバー部分にメタルパーツを用いて外観のグレードアップがされている。この金属光沢をもったずっしりと重いLAPDカスタムはエンジンにマグナブローバック・ハイスペックV3、固定ホップ、トランスファーハンV3マーシステム、新型シアー採用で一層俊敏な動きと切れの良い操作性が実現されている。キンバー刻印の入った独特の形状を再現したスライドはもちろん、5mm軸タイプの片側セフティやリアルサイズトリガー、ラバーコーティング・ダイキャストグリップも搭載され実戦的なコンバット45カスタムオートを美しく再現している。全長221mm、重量1050g、装弾数23+1発、精密固定ホップバレル搭載、メーカー希望小売価格31500円、販売価格28350円、販売予定日8月中旬。