この前、初めての体験をしました。
最初に言いますが、いいことではないです。
気分が良くなる話でもないので、読みたくないない人はここでストップしてくださいね。
この前の木曜日、バス停の前で死んでいる人を見ました。
目があいとって、瞳孔が開いとって、ハエがたかってました。
路上で動かずに寝とる人を見たら、「この人死んどんちゃん」とか思いよったけど、
死んどる人は、見たらすぐわかる。
寝とるだけの人と雰囲気やオーラが全然違う。
遠目から見ても、様子がおかしいのがわかった。
目にハエが止まっとんのに、まばたきせんのが見えて、確信した。
この人、死んどるって。
見た感じ、死後そんな時間はたってなさそうやった。
数時間前は生きとったかもしれん。
バス停の前よ。人めっちゃおるんよ。横には屋台もあるんよ。
この人が弱っとるときも、死ぬ直前も目の前には人がいっぱいおるんよ。
なのにその人たちは無視をする。
死にかけの人を無視して自分のバスを待ちよんよ。
なんて国なん?
実際、路上生活者をいちいち見よったり、相手しよったら、コルカタは到底歩けません。
私はそんなコルカタに、大勢の路上生活者がいるのに、いつの間にか慣れてしまっとった。
無意識のうちに、路上生活者は背景に回されとった。
もし私が、この人が生きとるときに前を通ったとしたら、他の人同様、無視してました。
ここに住んどる人たちは何の違和感もなく大勢の路上生活者を受け止めとる。
認めたくないけど、私もその感覚を持ち始めとる、そのうちの一人です。
その事実が、本当に怖い。
通行人の見慣れた冷たい視線送られながら、無視されながら、
今日はどのくらいの路上生活者が死んでいくんかな。
昨日、私が見て見ぬ振りをした路上生活者は、今日死んどるかもしれん。