こんにちはパクロス編集長の平野です。


『笑点』のみならず、
着信御礼!的な番組もあることで。
大喜利、これは、
文化のひとつのカタチとして広まっています。
ネット上にもそういうサイトが幾つか。


大喜利と呼べば日本風ですが、
要は、
笑いを求めるセンス。
日本に限らず世界中で大切な文化のようです。
ソ連時代のロシアで、
政治体制を皮肉るジョークがどっさり発達したのは、
よく知られている所です。
「赤の広場でブレジネフのアホーと叫び回った男、逮捕。国家機密漏洩罪で」
の類。
これをアネクドートと呼ぶ。


何かにつけて、
腹を立てたり嘆いたりするよりは、
笑ったほうが良いです。
そこで、
大喜利です。
大喜利をやると、
健康的なセンスが見事に育つと思う。
何らかの形で学校教育に取り入れてもいいんじゃないか、
と思うくらいです。
ところが、
平野はそれが苦手です。
いつだったか何かで挑戦したことあるから分かります。
だから、
大喜利が得意な人を尊敬します。
才能の違い・センスの違いが、
はっきり現れますよね笑いって…。


どんな方向で人を楽しませることが、
俺には可能か。
それを探求することも、
雑誌作りに取り組む編集者として、
大切な姿勢だと思うので、
例えばブログを更新したりします。
毎日の稽古みたいなものです。


ではパリンドロームです。


雑誌編集長の業界ウラ話オモテ話Ⅱ


旦那・友の意見、それさ…来い、上がれここ、トオル。


夏か…。いかがだい、サンタモニカ本部に慣れた?どう? 怖いし私ら、課題が“血の気”だい。マズイな、いささか…と、こんな話、はずまないがね。


およ、見て。


意図を力説してたり。「長葱、そこ!根こそぎね!」がなり立て叱責。


理を、説いてみよ。「お願いな。まずは、品は何個?」とか。些細な居住まいだけの違いだから。“慕わしい若人”たれ。なにぶん他にも、“短才だが快活なる男”…これが愛顧され、尊敬の元なんだ。


【 だんなとものいけんそれさこいあがれこことおるなつかいかがだいさんたもにかほんぶになれたどうこわいしわたしらかだいがちのけだいまずいないささかとこんなはなしはずまないがねおよみていとをりきせつしてたりながねぎそこねこそぎねがなりたてしつせきりをといてみよおねがいなまずはしなはなんことかささいないずまいだけのちがいだからしたわしいわこうどたれなにぶんほかにもたんさいだがかいかつなるおとここれがあいこされそんけいのもとなんだ 】


なんか、
うわあああっと気持ち悪い画像になってしまいました。
耳なし芳一っぽいですね。


211文字。


このパリンドローム期間中、
いっぺんは100文字超えをやっておきたかったので、
首尾よく出来てうれしいです。
今までの我が人生の中で作った最長の回文、
ということは確かです。


サンタモニカ本部に配属されたトオルに、
上司が説教してます。
上司本人は、
職場の旦那として、一人の友としての意見だと言ってますが、
そういうのを説教と呼ぶ。


サンタモニカ本部は、
があがあゴォゴォと怒号飛び交う、
血の気の多い、
男だらけの職場らしい。
上司もその同類であるがそれなりに気にしてはいて、
もっと柔らかくコミュニケーションし合うべきだ、
と思っているようです。
職場それぞれの、
気風ってものがありますね。
血の気の多い男どもが集まるという、
察するに、
ここはおそらく、
レストランへの食材卸の本部だろう。
料理人には荒っぽい人が多いですからね。
店舗から、
長葱とかの発注を受けるのです。
本部でそれを捌いて、
契約農家から納品された長葱とかを割り振っていくのです。


レストランの厨房の中は、
漢(おとこ)の世界。
そういう世界を垣間見た経験が個人的にありますが、
紛れもなく、
漢(おとこ)の世界でした。
簡単に言えば、戦場です。
があがあゴォゴォ。
怒号のみならず、
足蹴のひとつも飛んで来る。
一般的なイメージとしてもそんな感じですね。
嵐の誰か主演でドラマ化された漫画で、
その辺りを描いた作品がありました。


職人が大勢集まれば、
しかもズドドドと忙しいとなれば、
そうなって当たり前だろう。
そんな気もします。
職人の仕事には基本的に、
他人は、
ジャマ者です。
他人は自分の思い通りには決して動かないものだからで、
その他人が未熟なヤツならなおさら苛立ちも募るわけで。
厨房というトポスは、
殺伐ムードになってしまう要素を、
その本質に含んでいると言えます。
分身の術で、
自分を4人くらいに増やして仕事できりゃ、
それがベストなのになぁ。
料理人ならずとも、
職人気質な人は一度くらいは、
それを考えたことがあるんじゃないでしょうか。
「四身の拳」って何でしたっけ…。


しかし、
それはやっぱり狭量な姿勢だ、
と言わねばなりません。
自分の思い通りにならない他人だからこそ、
自分の思いもよらない斬新なことを思いついてくれることが、
あるのですね。
パクロス編集部でも。



雑誌編集長の業界ウラ話オモテ話Ⅱ