こんにちはパクロス編集長の平野です。


運送代を惜しむなら、
天下の「赤帽」さんだろう。
学生の引越しなどには大活躍。
正式名称は、
全国赤帽軽自動車運送協同組合連合会だそうです。
まあ長いわ。
そして、
意外にも、
企業体ではないことが分かりますね。
協同組合です。
別の言い方をすれば、
赤帽のトラックに乗って登場するおじさん一人一人が、
それぞれに企業体です。
利用者としては、
そんなことはどっちでも良くて、
安ければありがたい。


引越しとは、
無上のエンタテインメントである。
いきなり妙なことを言いますが、
個人的にはそう考えています。
学生時代を思い出しつつ書いていますが、
だってあれ楽しいじゃん。
何が楽しいと言って、
新しい環境に移るという、
そのこと自体が楽しいです。
ワクワクするじゃん。


一人暮らしの楽しみって何ですか?
引越しです。


そう答えたいほどです。
ただ難点は、
貧乏学生の身にあっては、
おいそれとは楽しめない所ですね。
いくら赤帽さんが安くても、
敷金礼金ウンヌン、
かなりのカネが掛かるので。
学費および引越し代を稼ぐためバイトに勤しむ大学生活、
というのも悪くなかろう。


ではパリンドロームです。


雑誌編集長の業界ウラ話オモテ話Ⅱ


悪あがき寸前まで来て無冠。天下無敵で漫然、隙があるわ


【 わるあがきすんぜんまできてむかんてんかむてきでまんぜんすきがあるわ 】


「無冠の帝王」という人がいます。
1回目で100点・2回目で20点、
という甲さん、
1回目で20点・2回目で100点、
という乙さん、
1回目で90点・2回目も90点、
という丙さん、
がいたとして、
実力は丙さんがナンバーワンですが、
賞は、
甲さん乙さんが獲得するからです。
天下無敵と言ってもいい実力を持ちながら、
なぜか、
受賞には縁が無い。
そんなことはよくある話…
だからね賞を取っただの逃しただの、
あんまり気にしても仕方無いのよ、
と言われる所ですね。
そんな、
賞なんてものが、欲しいの。
欲しいです。


欲しい人がほとんどだと思います。
何か受賞を拒むことはありますが、
それは、
特定の賞にまつわる何かが気に入らんのであって。
あるいは、
仰々しく褒められるのが心情的に折り合わないのであって。
高い評価を受けること自体、厭だ。
そういう人は少ないと思う。


受賞歴というものは、
「無いよりは、そりゃ、あったほうがいいよな」
という、
まあ、
カネに似たものだと考えることができます。
あれば何と便利だとか、
人間の恣意でどうにでもなるものだとか、
そんな辺りも似てますね。
芥川賞直木賞に対抗して、
三島賞山本賞が作られたり、
まさしく恣意的にどうにでもなってる。
どうにでもなりますが、
芥川賞のほうが三島賞より偉い、
という感じがするのは、
ドルのほうがウォンより通用力があるのと同じ構造。
歴史背景というか「状況」が、
通用力を左右する。
考えようによっては、
たかだかその程度のものだと言えますね。
そんな、
賞なんてものが、欲しいの。
欲しいです。


賞を取ったとして、
それを利用するかどうかが、
人それぞれなだけ、
と見えます。
商売をしたい人は、
さんざん利用しまくります。
利用できるものは何でも利用するのが商売だ。
スーパーの棚でも眺めてみれば、
何かの金賞を受賞したらしい醤油せんべいなどが並んでいます。
ちょっと面白い典型例は、
ラーメン店なんかでよくある、
「テレビで紹介されました!」ですね。
テレビで紹介されることが賞みたいになってる。
実際、
賞ってやつの目的が、
人々の注目を集めることにあるとしたら、
それで合ってるわけだ。
みんなが利用し過ぎたので、
「テレビで紹介されました!」の通用力は、
既に消滅している気もします。
気がするだけで、
まだまだ通用するという説もあります。



雑誌編集長の業界ウラ話オモテ話Ⅱ