こんにちはパクロス編集長の平野です。
「遠」って何から遠いのかと言えば、
可視光線の範囲から遠いのです。
遠赤外線は目に見えない。
「遠」じゃなくてもそもそも、
「赤」の「外」の線という呼び名の通り、
赤外線って目に見えないのです。
ただ暖かさを感じるだけ。
でも、電気ストーブなんかでじんわり暖まりつつ、
赤~い光を眺めながら、
ああ遠赤外線だなぁ
と思ってしまったりするわけです。
こういう素朴で平和な感覚は、
目くじら立てて科学的に訂正しなくても良い、
って類のことかも知れません。
遠赤外線って…見てると癒されるよねぇ…
そんな平和な場面においおいとツッコミ入れて、
ぶち壊しにするのもどこか、
忍びないでしょう。
赤外線と言えば紫外線もすぐに連想されますが、
じゃあ「遠紫外線」もあるのかと言えば、
あるのでして、
例えばレントゲンに使うX線です。
遠紫外線って見てると癒されるよねぇ
そんなことを思う人がいるのかと言えば、
いるのでして(多分)、
えっと、
レントゲン写真に対して何かこうステキな思い出があるんですよきっとその人ほら大学病院でインターンをやってた頃の懐かしい青春の思い出が蘇るとか。
さて今日の句。
すぐ壊すんだから全く
筑波山の影も形もありゃしません。
えぇだって、
濃い泥と恋泥棒が似てるって気付いてしまったんだもの。
恋泥棒のためなら筑波山も消す。
こんな魅力的な単語は、
頭ん中に降って来たらその場ですぐ使うに限ります。
浪費癖の遊び人の如く、
手元に入って来たらもうパーッと使っちまう。
それは、言葉の贅沢。
それが言葉の遊び人の嗜みである、と主張しましょう。
ほら、ラストエリクサーって結局使わずに終わったりしますでしょう?
使いそうな状況は何度か生じたはずなのに、
何となくのケチ心で温存する。
もったいないなぁと思うわけです。
やっぱり何によらず、ケチっちゃいかんですよ。
さて今日の歌。
天皇の御歌の4首目。
百人一首の中でベスト3に入るくらい、
平野としては好きな歌です。
君が為 春の野に出でて 若菜摘む
我が衣手に 雪は降りつつ
きみがため はるののにいでて わかなつむ
わがころもでに ゆきはふりつつ
@@@光孝天皇(こうこうてんのう)
【大意】
貴女に贈ろうと思ってね、新春の原っぱに出掛けて若草を摘んで来たんだ。着物の袖に雪が降りかかって…ま、ちょっと寒かったけどな!
一瞬、春に雪?と思いますが、
「若菜」は今で言う所の、春の七草ですね。
だから新春、正月です。
この「君」が果たして女性なのかどうか根拠は無いようですが、
何を言う、
ここはどうしても女性じゃなくっちゃいけません。
上下関係だろうが、友人関係だろうが、BL関係だろうが、
男が男にこんな歌を捧げるものか。
春、若菜、雪、
これだけ揃えばイメージは充分。
みずみずしいでしょう?
若くて健康的なラヴの香りです。
その恋愛観、中学生レベル
誰ですかそんなこと言うのは。
春の野に出でて凍えちまうがいい。
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